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yamasakiyamasaki  - ,,,  07:00 PM

素直に「分からない」と言えない人ほどカモになる ~マネーハック心理学

素直に「分からない」と言えない人ほどカモになる ~マネーハック心理学

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投資詐欺、あるいは金融商品の詐欺事件は、毎年のように発生しています。そのたびに被害者の会の代表者がテレビの前で涙を流し、被害を訴えている姿が映されます。

似たような事件が何度も繰り返されているのに、なぜあの人たちはダマされたのだろうか」と不思議に思う人も多いと思います。しかし、その理由はちゃんとあるのです。あなたが同じ失敗に巻き込まれないよう、今回は「カモにされないヒント」を考えてみたいと思います。


心理的に「分からない」は言い出しにくい


大人になればなるほど、私たちは周囲から成長を求められ、「オトナ」として振る舞わなければならなくなります。人間的に成熟したからオトナの振る舞いをするのではなく、オトナの振る舞いを社会が要求しているから、私たちはそのように装うのです。

大人になってから子どものようなことを言ったりやったりはしていられないのは当然とはいえ、私たちは「知らない」「分からない」と口にしにくくなっていきます。

仮に銀行の窓口で投資信託を買うとき、行員が25歳の女の子で、あなたが55歳だったとして、あなたは「これが分からないから教えてくれ」と何度も正直に口に出せるでしょうか。これはとても勇気がいることです。

おそらく、適当なところで「だいたい分かったよ」と切り上げてしまったり、最初から知ったかぶりをして説明に頷くだけで終わらせてしまうのではないでしょうか。

しかし残念ながら、知ったかぶりをして得することはありません。知ったかぶりをして買ったあとの責任は自分ですべて負わなければならないのです。


「よく分からないけど、いいかも!」は「いいカモ」である


知ったかぶり問題は、適正に販売されている金融商品でも起こりえますが、むしろ詐欺的金融商品であっても同様に起こりうる注意点です。

明らかに詐欺、あるいは詐欺に近い販売方法でセールスされている金融商品については、相手はこの「知ったかぶり」を最大限に利用してきますから、私たちの危険度は倍増します。

あなたがもし「よく分からないけど、よさそうだな。これはいいかも」と思って、それ以上の追求をしなければ、それは相手にとっては絶好のカモです。

つまり「あなたの『いいかも』は、相手にとっては『いいカモ』」ということです。私は高齢者向けに金融商品詐欺についてセミナー講師をするときは、「いいかもと思ったらいいカモ!」と3回唱和してもらいますが、1回目は笑っていた受講者が、3回目にはこれは自分や家族に起こりうるリスクなのだと気を引き締めた表情に変わります。

「そこから生じる利益の源泉は何か」
「どの程度の利回りが期待できるのか」
「どのような手数料がどの時点でどの程度かかるか」
「リーマンショックのような時期にどれくらい値下がりする可能性があるか」

といった簡単な質問にも回答できないのであれば、あなたは「よく分からないけれどいいカモ」の部類です。

そしてこういった質問をくどいほど繰り返していると、金融詐欺の売り手はあなたから手を引く可能性が高くなります。ちゃんと説明できないことが多いからです。勢いだけで説明し「今買わないとチャンスはない」と逃げてきたら、これはもう詐欺だと断定してもいいでしょう。チャンスが今しかないのはあなたではなく、相手のほうなのです

よく分かったつもりになっていても、ダマされる可能性はゼロになりません。よく分からないものを買ってはいけないというというのは、当然のことです。


そもそもあなたにそんな条件が舞い降りてくるのか、冷静になってみるのもいい方法


個人を対象に「安全、確実、高利回り」といった触れ込みで金融商品のセールスが舞い込んできたとき、「あら、いい話を持ってきてくれてうれしいわ」と喜んでいるような人も、「いいカモ」のひとりです。

そもそも「安全確実かつ高利回り」はありえないのですが、本当に有利な条件の金融商品(そんなものがあったとして)を「電話営業」や「訪問営業」、ポスト投函の「DM」で案内してもらえると思うこと自体が心理的な間違いでもあります。ましてや、ネットのバナー広告に自分だけのお得案件があると思うのは、もってのほか。

そもそも、おいしい話が自分だけにやってくるはずがない、と冷静になってみましょう。だって、何千万円もポンと出せるわけのない普通の個人に、そんなうまい話をわざわざ提案してくれること自体があやしいのです。当たり前に思える話ですが、自分を冷静に客観視することは騙されないためには有効なことです。

「分からないことを恥ずかしいから言えない」という以前に、よく分からないのに「いいかも」という判断だけで購入をしているのであれば、これはまさに「いいカモ」です。金融商品の詐欺は、これからも絶対になくなりません。行政がどんなに監督しようと、全力でウソをついてくる相手を見分けることはとても難しいことですし、我々のリテラシーが未熟なままでは、いいカモは日本中にたくさん存在し続けるからです。

せめて、あなたは「いいカモ」にならないよう、「分からないことは素直に分からないと言う」ようにしてください。その素直さは、あなたの大切なお金を守ってくれることになるのです。


(山崎俊輔)
Photo by PIXTA.

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