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ライフハッカー編集部  - ,  07:00 PM

自分ができないことを人に求めるな

自分ができないことを人に求めるな

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相手と接する時に、「自分ができないことを人に言わない」というだけで「納得感のなさ」や「理不尽さ」を回避することができます。以下、サイボウズ株式会社のオウンドメディア「サイボウズ式」のこちらの記事より転載いたします。


俺が仕事をするうえで決めていることに「自分ができないことを人に言わない」というのがあります。後輩を持ったあたりで徹底するようになったことですが、意外にやっている人は少ないように思います。

自分が新人時代に「そういうあなたはどうなんだ?」と思ってしまうようなシチュエーションをよく見かけました。

具体的に書くと、他人のドキュメントに対して「何を言いたいのか分からない」と指摘をする人が、プレゼンしている資料を見ると「何を言いたいのか分からない」ものであったり。遅刻してきた新人に嫌味を言っていた人が、飲み会の次の日に遅刻してきたり。最近では会議中にスマホをいじるなと指摘した人が、会議中に居眠りをしていたり(笑)。


「納得感のなさ」と「理不尽さ」を回避するために


自分を棚上げして用いる言葉には「納得感のなさ」や「理不尽さ」がつきまとうように思います。

これを回避するには2つのアプローチがあります。①は「自分がすべてにおいてパーフェクトになること」です。全方位的に自分のスキルを磨き上げ、隙のない状態をつくり、そのうえで人に対して多くを求めるというスタンスです。ここまでできれば、「あの人に言われたらしょうがない」という気持ちになるし、ついていこうとも思います。

とはいえ、どんな優秀な人でも欠点はあるから現実的ではないし、何よりもそういった風に「全方位的に高みを求められる」のは息苦しいものだと思います。誰しもいまの自分よりも良くなりたいという成長意欲はあるものだと思いますが、どの程度の成長曲線を目指しているかは人それぞれですし、こういったスタンスに息苦しさを感じる人はそれなりにいる気がします。

そこで②「自分ができないことを人に言わない」です。これをしないだけで、先に挙げた「納得感のなさ」や「理不尽さ」を回避できることがすごく多いように思います。

前者に比べて消極的なスタンスのように思えますが、仕事の関係において致命的なのは「あなたにだけは言われたくない」と相手に思わせてしまうことじゃないでしょうか。すべてにおいて自分の言葉に聞く耳を持ってもらえなくなるのが最悪の状態です。

そういった意味でそれを回避することがまず最優先事項で、もし相手に求めるとするのであれば、自分が「きちんとできること」を増やしたうえで、そのあとに相手に求めるという手順を踏んだほうが間違いない気がします。


真面目な人ほど真に受けて苦しむ状況が多い


俺がなんだかなーと思ってしまう状況に、「自分を省みないで正論を言うタイプの人」がいます。そしてその言葉を「たしかにその通りだ」と受け取って、頑張ってしまうタイプ、自分を苦しめるタイプがいることなんですよ。

言ってしまえば「あなたが言うなよ」で切り捨てて、話を流せる人は良いんですよ。業務上で良くはないけど、そのタイプの人が苦しむことはない。

だけど、「あなたが言うなよ」とか「理不尽な奴だ」と思いながら、それでも「言っていることは正しいから...」と受け取って、歯を食いしばって必要以上に頑張ってしまう人がいることがけっこう辛いんですよね。真面目なだけに自分を追い込んでしまうタイプの人。

それに対してケアやフォローができる人が言う分にはそれで良いんだけど、だいたいは言いっぱなしの人が多い。だったら最初から言うなよ...というのが俺のスタンスなんですよね。そのかわり自分ができていることに対しては、全力で「モノの考え方」であったり「アプローチの仕方」を学んでほしいなと思っています。


自分にできないことをみんなでやるのがチームワーク


ただし、個人技とチームワークの違いは「一人ではできないことを、みんなの力でやる」ということです。つまり、自分にできないことを誰かがやってくれるから成立するものなんですよね。

俺はチームワークにおいて<お願いする力>がすごく大事だと思っています。

自分にできないことを他人がやってくれることによって、全体として機能する。そのために必要なのはお願いする力です。この前提になるのは「俺はできないけど、あなたはちゃんとやれよ」ではなく、「自分はできないから、手伝ってもらえますか?」というスタンスです。これは矛盾するものではないと思っています。

自分にできないことを他人に対して求めるのは人として間違った行為ですが、自分にできないことを(それができる)他人に協力してもらうことは、重要なことです。自分にできることだけを他人にやってもらうのであれば、チームである必要はないですからね。

根本的に言えば「自分にできるか否か」ではなく、「自分も他者もいかに気持ちよく機能できるか?」が仕事において重要なポイントなのではないでしょうか。そして、それに必要なのは自分がどのようにして他者に関わるか? というスタンスであるような気がします。


自分ができないことを人に求めない人材でありたい | サイボウズ式

(ファーレンハイト)
photo by PIXTA.

  • ,,,,, - By

    香川博人

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