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itouitou  - ,  10:00 PM

なにもかもシンプルに。私がいまだにプレーンテキストを愛用している理由

なにもかもシンプルに。私がいまだにプレーンテキストを愛用している理由

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「プレーンテキスト」がいかに素晴らしいかについては、ライフハッカーでもことあるごとにお伝えしてきましたが、ほとんどの人は、プレーンテキストではなく、専用のToDoアプリやメモアプリ、文書作成アプリなどを使っているようです。

私はいまだにプレーンテキストで何でもやっているのですが、自分がなぜそうしているのか、とくに考えたことはありませんでした。今回あらためて振り返ってみると、携帯性や使いやすさの面で、プレーンテキストがいかに優れているかがよく理解できました。

プレーンテキストを使ったToDoリストがいかに便利かについてはこちらの記事でも紹介していますが、要点はシンプルです。「プレーンテキストならどんなコンピューターからでも読める」 A.txtなるファイルはどこへでも持ち運べて、専用ソフトがなくても読むことができます。また、うるさいアラームもなければ、細かい書式設定もありません。プレーンテキストはコンピューターが作成するファイルの中でも最も単純な部類に入り、どんなコンピューターでも読み込めないということはありません。私自身、ちょっとイジワルなToDoアプリから、巨大予算で開発されたメモアプリまで、さまざまな生産性アプリを試しましたが、いまだにプレーンテキストを超えるものは見つけられていません。


プレーンテキストのおかげで物事をシンプルにしておける


私はものを整理するのが大好きです。書式を整えるのも大好きです。要約を作るのも、見出しを作るのも、リストを作るのも大好きです。この性格が役に立つことも多いのですが、文章を書いたり、ToDoリストをつくったり、ノートをとるときには、むしろ邪魔をしたり、まったく役に立たなかったりします。

タグと色分け、階層構造が使えるToDoアプリを私に与えてくれれば、1時間かけて、買い物リストと同じぐらい見やすいToDoリストを作成してあげます。あるいは、メモ用のノートを何冊かくれれば、何日かかけて、完璧なメモリ管理システムを構築して差し上げましょう。

とはいえ、私自身はそうしたシステムを使いたいとは思いません。

私はたしかにものを整理するのが大好きですが、メモやToDoリストに関しては、そんなにたいそうなものは使いたくありません。シンプルであることのほうが重要です。アプリをパっと開いて、必要事項を書きつけたら、タグや書式をごちゃごちゃいじっていないで、さっさと閉じたいのです。真っさらなシートと、点滅するテキストアイコンがあれば十分です。

タグや書式を使わないでどうやって必要な情報を見つけるのかって? 思い出してください、これはプレーンなテキストなのです。「Control+F」を押して、アプリの検索バーかMacのSpotlightに検索語を入力すれば、必要な情報を一瞬で見つけられます。もちろん、まったく整理をしないわけではありません。ライフハッカーの執筆アイデアは、1つのファイルにまとめてあります。ToDoタスクはまた別のファイルにまとめています。小説のアイデアも別ファイルです。わかりますよね。シンプルだけど、少し混沌としている感じ、私はその感じが大好きなんです。


クリエイティブなアイデアを1つの場所に詰め込んでおける


プレーンテキストは本当に何にでも使えるんです。それが、私がプレーンテキストを手放せない最大の理由だと思います。おかげで、いろいろなアプリやサービスの使い方を覚えるために、脳のスペースを分割せずに済んでいます。プレーンテキストは、いわば、デジタル版のクリエイティブノートブックなんです。

また、『ToDo.txt』や『Sublime Text』『Simplenote』といったアプリを使ってプレーンテキストを管理したとしても、どこかカオスな部分が残るのもポイントです。どうがんばっても『Evernote』でできるような徹底した整理は不可能です。でも、そこが好きなんです。たとえば、今日のToDoリストのとなりに、映画のアイデアをまとめたファイルが置いてあります。机の作り方に関するメモのとなりに、恥ずかしい夢を羅列したファイルがあります。Lifehackerの執筆アイデアのとなりに、小説の構想ノートが置いてあります。

とんでもないもの、真面目なもの、クールなもの、狂ったもの、ありとあらゆるアイデアが1つのフォルダに混在しています。私は毎日、とくに必要がなくても、こうしたファイルを眺め、ああでもないこうでもないと考えを巡らせています。

私の頭のなかでは常に、良い悪いを問わず、さまざまなアイデアがぐるぐると回っています。途中で放棄されたアイデアとやり遂げたアイデアが1つの場所に同居しているのです。おかげで、うまくいっているアイデア、うまくいっていないアイデア、まだ試していないアイデアのすべてを見渡せます。ここがいいんです。ぶっ飛んだビデオゲームのアイデアが、買い物リストのとなりにあったりすると、どれもこれも実行可能なことに思えてきます。どんなアイデアにも検討される権利があります。最初はどう手をつけていいかわからないアイデアでも、繰り返し考えることで、糸口が見つかることもあります。

もちろん、そっくり私のまねをする必要はありません。ちょっとカオス過ぎると感じる人もいるでしょう。とはいえ、プレーンテキストの素晴らしい点は、どんなケースにも柔軟に対応してしまうところです。フォルダの数を増やしたり、タグ付けができるアプリを使えば、きっと自分好みの管理システムを構築できるはずです。


プレーンテキストは課金されたり、閉鎖されたりしない


プレーンテキストはユビキタスです。どんなオペレーティングシステム、モバイルデバイスでも扱うことができます。また、プレーンテキストを読み込めるアプリは星の数ほどあります。まったく問題なく、さまざまなアプリ間でファイルをやりとりできます。

これは重要なポイントです。テック業界では永続するものなどないからです。アプリが閉鎖されるなんて日常茶飯事です。使いたい機能がいつのまにか有料化されていたなんてこともザラにあります。本当に困りますよね。特定のアプリに依存していると、自分には必要ない機能追加のために、高いお金を払わされるはめにもなります。プレーンテキストならそんな問題は起こりません。プレーンテキストは、ご存知のように、特定のプラットフォームやアプリに制限されるものではないからです。

同じように、プレーンテキストは不変だというのも重要なポイントです。アプリは新機能が追加されたり、ユーザーインターフェースが変わったりしますが、プレーンテキストはいつまでたってもプレーンテキストです。アプリの新デザインにがっかりさせられることも、新しいユーザーエクスペリエンスを無理やり学ばされることもありません。もちろん、テキストエディタは変化しますが、いつでも代わりのものを見つけられるし、世の中のエディタが全部有料化されるなんてこともありません。これは私にとっては重要なことです。毎日の仕事にプレーンテキストを使っていますからね。急に使えなくなったりしたら大変です。


プレーンテキストを使わないケース


もちろん、Simplenoteなどの優秀なアプリを使ったとしても、完全にプレーンテキストだけで済ますのはさすがに難しいでしょう。私の場合、2つの用途に関しては、プレーンテキストよりも専用アプリを使うようにしています。

1つはレシピです。以前はテキストファイルに膨大なレシピを溜めこんでいたのですが、今ではレシピ管理アプリ『Paprika』を使っています。プレーンテキストでレシピを管理するのは少々退屈でしたが、Paprikaのおかげで楽しくなりました。

同じように、ちょっと公式な長い文章を書くときには、『Google Docs』や『Microsoft Word』、『Ulysses』などのアプリを使います。たいていは、プレーンテキストで書き始めて、書式設定や編集作業をする段階になったらアプリに移動します。このとき、Markdownなどの記法を使うと便利です。プレーンテキスト上で簡単な書式を設定したあと、HTMLやPDF、DOCといったリッチなファイル形式にエクスポートします。

また、ずっとプレーンテキストでやってきた作業が、アプリのおかげで必要なくなったケースもあります。『Spotify』の登場で、楽曲のレコメンデーションをテキストファイルに保存しておく必要がなくなりました。同じように、Amazonの「欲しいものリスト」のおかげで、本やコミック、ゲーム、映画などのレコメンデーションをプレーンテキストに保存しなくてよくなりました。

現在、ToDoリストを含め、あらゆるクリエイティブな作業にプレーンテキストを使っています。ほかの人が見たら、もっときちんと整理すればいいのに、と思うかもしれませんが、全部が一カ所に混在しているのがいいところなんです。こうなっていると、どんなクレイジーなアイデアでも実現可能に思えてくるから不思議なものです。


Thorin Klosowski(原文/訳:伊藤貴之)
Photo by Shutterstock.

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