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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,,  07:00 AM

「人の心を読む」人工知能で検索を。Googleの真の目的と野望とは?

「人の心を読む」人工知能で検索を。Googleの真の目的と野望とは?

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今回は、人口知能を開発し続けるGoogleの目的と野望について、以下、最新のデジタルマーケティング情報をいち早く伝えるDIGIDAY[日本版]のこちらの記事より転載します。


この記事は、ジャイロ(gyro)のニューヨークオフィスで、デジタルプロダクト部門の責任者、イーサン・ヘイズ氏からの寄稿です。


◆ ◆ ◆


Googleは、以前から人工知能(AI)企業だった。したがって、同社が自然言語のクエリを理解したり検索結果をランク付けしたりするために、「ランクブレイン(RankBrain)」と呼ばれるAIシステムを使用していると明かしたとき(2015年10月、Googleのシニア・リサーチ・サイエンティスト、グレッグ・コラード氏が数カ月前から「ランクブレイン」を実装していることと発言)、誰も驚かなかったはずだ。

話はGoogleの共同設立者ラリー・ペイジ氏がAIについて語った2002年に遡る。「ワイアード(WIRED)」記者のケビン・ケリー氏が「ウェブ検索、無料で? それであなたは何を目指しているのだろうか?」と尋ねると、ペイジ氏は「ああ、本当はAIを作っているんだよ」と、答えていたのだ。


Googleの知られざる野望


ほとんどの人は、AIという言葉を聞くと、何でも知っているコンピュータプログラムやロボットを思い浮かべる。人間のことを完全に理解し、我々がすぐに理解できるような話し方で、答えを返すようなプログラムやロボットだ。どうやら、Googleも以前から同じことを考えていたらしい。

2013年に開催された「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」で、Googleの検索責任者を務めるアミット・シンガル氏は、「検索の行く末は、『スター・トレック』のコンピュータになることであり、それこそ我々が作っているものだ」と語っていた。実際、シンガル氏は最近になって、音声で「Google Now」を操作できる、スター・トレックに出てくるピンパッジのようなシステムのデモを行っている

公式発表や試作品というものをそれほど真剣に受け止めない人も、Googleが投資している知的財産の開発分野を振り返るといいだろう。以下のグラフは、Googleが発表した研究論文の数だ。見てわかるとおり、「AIとマシン・ラーニング(AI & Machine Learning)」の論文の数は、「情報検索とウェブ(Information Retrieval & the Web)」のような従来の検索アプローチの核となっている分野より143%も多い。


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ソース:Google


その一方で、開発には慎重な姿勢


ただし、AIやマシンラーニングの分野でこれほど多くの研究を行っているにもかかわらず、Googleはその先に踏み出すことに極めて慎重な姿勢を取り続けている。

専門家らの指摘によれば、この慎重な態度には2つの要素が絡んでいるという。Googleは手作業で作り上げた方式を好んで使う傾向が強く、また致命的なエラーの発生を非常に恐れているのだと、『人工知能:モダンアプローチ(原題:Artificial Intelligence: A Modern Approach)』の著者であるピーター・ノービグ氏は述べている。

Googleで検索品質担当エンジニアを務めていたエドモンド・ラウ氏も、この2つの点がGoogleが慎重になる理由だと裏付ける発言をしている。

AIにチャンスが巡ってきたのは、2015年になってからだ。「ランクブレイン」がクエリの処理に活用されるという事は、GoogleとAIの技術を掛けあわせなければならない。大量のデータセットを扱うときにこそ、その知能を発揮するAIは、まったく新しいレベルに踏み出すことになるのだ。


「人の心を読む」ことが得意になるAI


「ランクブレイン」に要求されていることは、Googleが毎日のように出くわす、いままで見たこともない理解不能なあらゆるクエリの整理作業に過ぎない(「膝を反対方向に曲げたら椅子はどのように見えるのか」といったようなクエリを、人々は本当に入力しているのだ)。

ブルームバーグ(Bloomberg)」によれば、「ランクブレイン」は、これまでGoogleのシステムが見たこともないクエリの15%を1日に処理しているという。これは華やかな仕事ではないが、華やかである必要はない。AIが行うのは学ぶことであり、華やかさはどうでもいいことだからだ。

AIの仕事は、人々がでたらめなクエリや意味不明なクエリを入力したときに、彼らが本当は何を求めているのかを理解し、適切な結果を返すことである。「ランクブレイン」のこうした作業の賜物として、GoogleのAIは検索アルゴリズムによって、「人の心を読む」ことが得意になるという。


Googleは、いつそれを完成させるか?


2014年、Googleが4億ドル(約455億円)で買収した、ディープラーニングを手がけるディープマインド(DeepMind)のデミス・ハサビスCEOによれば、本当に強力なAIを開発する唯一の道は、非構造化情報、または「監督されていない学習」を利用することだという。「ただデータを与えるだけで、AIはそれをどう処理すべきか、その構造はどうなっているのか、そこから得られる知見は何なのかを自ら学習する。我々が関心をもっているのは、そのようなAIだけだ」と、ハサビス氏は述べている。

Googleは、AIの分野でほかにないほど強力なポジションにいる。彼らは膨大な量のデータと圧倒的なコンピューティング能力を保有しているのだ。これらを合わせれば、とても面白いことが起こる可能性がある。

「ランクブレイン」は、AIの氷山の一角に過ぎない。冒頭で述べたように、Googleは当初から自らをAI企業と考えているが、AIの利用には以前から慎重だ。また、我々が知っているように、Googleの野望は、はるかに強力で自律性のあるAIに向けられている。「ランクブレイン」がGoogleのランキングアルゴリズムに活用されるほど進化しているという事実は、大きな前進だが、ほんの始まりに過ぎないのだ。

検索フィールドにクエリを入力する時代から、なんでも知っているスター・トレック風のコンピュータに話しかけるだけで、そのコンピュータが我々の話したすべての言葉とそのコンテキストを理解してくれる時代を迎えるためには、大きな飛躍が必要だろう。しかし、実際は、我々が考えているよりはるかにその時代に近づいているようだ。


人工知能を「検索処理」に活用しはじめたGoogleの野望|DIGIDAY[日本版]

Ethan Hays(原文 / 訳:ガリレオ)
Asif Islam / Shutterstock.com

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