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堀込泰三堀込泰三  - ,,,,,,  08:00 PM

悔いのない人生を送るには、とにかく始めること

悔いのない人生を送るには、とにかく始めること

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Crew Blog

もっと自分に正直に生きる勇気があったなら。

余命数週間の患者をケアする看護師だったボニー・ウェアさんによると、患者からよく聞く後悔のナンバー1は、夢を追わなかったことだそうです。

人生の終わりを実感し、明確に人生を振り返るとき、どれほど多くの夢が実現されなかったのかが見えてきます。ほとんどの人が、自分の夢の半分もかなえられずに死んでゆくのです。それが自分の判断でしたこと、あるいはしなかったことのせいであると知りながら。

私たちは日々、自分の持つほんのわずかな時間をどうやって過ごすか、選択をしながら生きています。

でも、頭の中では「信じる道を進むべき」と思いながら、先延ばし主義や始めることの恐怖の被害者になってしまうことが多いのではないでしょうか。

筆者のToDoリストは、未着手プロジェクトのリマインダーになっています。それらは、昔からやりたかったけれど「時間がない」からできない夢のプロジェクトたちです。じゃあ、時間があるときは何をしているかって? そんなときは、おなじみの友人(またの名を恐怖)がやってくるのです。

米国人の95%が、人生でやりたいことを持ちながら、先延ばし主義の犠牲になるか、あるいは完全に避けてしまうことがあるようです。そんな私たちには、「タイムマネジメント」という解決策しかありません。

でも、私たちはなぜ動き出せないのでしょうか? 理由に注目してみると、大きな感情的かつ心理学的な要因があることがわかってきました。


未来の自分を助ける


先延ばし主義とは、単に物事を後ろ倒しにすることではありません。未来に悪影響があると知りながら、意図的に重要な仕事に着手しないことを意味します。

つまり、忘れやすいとか無頓着というわけではないのです。長期的な犠牲を払いながら短期的な喜びに集中することで、意図的に自分を傷つけているのです。

先延ばしは、非常に高い確率で抑うつ、不安、幸福度の低下を招くことが、多くの研究で明らかになっています。

仕事でこれをやると、悲惨な結果が待っています。最近では働く時間や働き方を自分で選べるようになってきたので、あなたの発言は、そのままあなたの評判につながります。理由もなく締め切りを守らないなんて理由はないのです。

カルガリー大学で組織行動学を研究するPiers Steel教授は、モチベーションの公式をこう提案しています。

モチベーション = (期待×価値)÷(衝動性×遅延)

ここで、

  • 「モチベーション」とは、一連の行動をするための動機を意味します。経済学者が「効用」と呼ぶものです。
  • 「期待」とは、自分の選択によって成果が得られる確率です。
  • 「価値」とは、その成果がもたらす利益のことです。
  • 「衝動性」とは、遅延に対する感度(雑念への流されやすさ)を意味します。
  • 「遅延」とは、利益を得るまでに待たなければならない時間を意味します。

つまり、私たちの選択はすべて、「いい結果への期待」と「タスク完了にかかる時間」で決まっているのです。言い換えると、私たちはかけた努力に対する潜在的価値に重きを置いているというシンプルな図式です。

では、自分がやっていることの潜在的価値に対して、認識が歪んでしまうと何が起こるでしょうか?

シェフィールド大学で心理学を研究するFuschia Sirois教授は、慢性的な先延ばしに関する最近の研究において、「Temporal Myopia」(一時的な近視眼性)と呼ばれる現象を発見しました。

私たちは皆、心を未来に移動させる手段を持っています。それは、計画や目標を立てることだったり、ポジティブアファメーション(肯定的承認)だったり。

でも、先延ばし主義の人は、そのビジョンがぼやけています。抽象的で非個性的な未来しか描けず、今の自分と未来の自分の間に感情的なつながりを感じられないことが多いのです。

もう1つの障壁が、未来の利益よりも目先の利益を重んじる脳のくせ(行動経済学者が言うところの「時間非整合性」)です。

これらの影響で、そもそも私たちは決断を下すのが苦手な立場に立ってしまいます。新しいタスクに着手するモチベーションに、価値を見出せるかどうかにかかっているのに、未来が持つ価値よりも目先の価値を重視してしまい、現在の自分と未来の自分との間に感情的なつながりを持てず、先延ばしにするような決断を妥当だと思い込んでしまうのです。

変わることを約束して眠りについても、翌朝には以前と同じ習慣に戻ってしまうのはそのためです。

現在の自分は1で、未来の自分は0なのです。


キャンディストアでダイエット


モチベーション不足の原因は、内面的葛藤だけではありません。この世界は、モチベーションを阻害するものであふれています。

Steel教授は、私たちの日々の暮らしはキャンディストアでダイエットをするようなものだと述べています。ダイエットに挑戦しても、結局太って責められる。何度でも消費する場所に連れて行かれてしまうのです。

消費は、創造を妨げます。

毎日のように商品が作られ、私たちは強制的にそれを使わされています。「使うべきでない」と知りながらも使ってしまうような、衝動性につけ込む商品を作って繰り返し使用させる方法を書いたNir Eyal著『Hooked』が、ビジネスの世界では不可欠なものになっているのです。

ビジネスが生き残るためには、人々に戻ってきてもらわなければなりません。ですから、企業がこぞって「粘着質のある」ものを作ろうとするのは不思議ではありません。企業は顧客の注目を集める必要があり、その方法を知っています。

これは、何も新しいことではありません。

ソクラテスやアリストテレスなどの古代ギリシアの哲学者は、この種の行動を説明する言葉を作りました。それが、「akrasia」(意志薄弱)です。

Akrasia(意志薄弱):よりよい判断に反する行動をする状態

つまり意志薄弱とは、長期的な価値に目を向けられず、すぐに手に入る報酬に屈してしまうこと。重要なプロジェクトに取り組まずにテレビを見ることや、ヘルシーな食事を自炊せずに買って済ませてしまうことを意味します。

報酬を遅らせることができる人が成功を手にする確率が高いのはそのためです。

成功にはハードワークが必要です。報酬が得られる確約がなくても、長時間の集中をしなければなりません。それなのに私たちの脳は、手の届く範囲の果実に手を伸ばしてしまうのです。


とにかく始める習慣を


皮肉なことに、着手しないことによる罪悪感とフラストレーションは、実際に作業をすることの苦痛よりもひどい場合が多いようです。


作家であり理論家でもあるEliezer Yudkowsky氏は、このように述べています。

瞬間で考えると、作業を進めている最中は、先延ばしをしている最中よりも苦労が少ない。

「始めること」の憂鬱こそ、何よりも克服が難しいのです。でも、それを乗り越えてしまえば、勢いがつきます。現在している作業の結果に目が行くようになり、作業を止める方法ではなく、終わらせる方法を探すようになるでしょう。

着手済みの仕事を先延ばしにしない方法は、いくつも存在しています。たとえば、大きな目標を実行可能な短い項目に分ける(「火曜日にやる」ではなく「火曜日の11時に1時間やる」)、定期的に休憩を挟む、全体が終わったときだけでなく小目標を達成したときにも自分に報酬を与えるなどなど。では、着手の恐怖を克服する方法はどうでしょう。

先延ばし主義と戦ったり、その訪れを予想して軌道修正したりする方法はあるのでしょうか?


小さなことに取り組む


新しいプロジェクトへの着手を心に描くとき、たいてい頭の中にあるのは大きなマイルストーンです。その大きさに圧倒されると、行動しにくくなります。でも、その大きな目標は小さな側面の積み重ねであることを忘れていませんか?

朝早く起きて仕事をするはずが寝てしまった、すぐに雑念に邪魔されて中断してしまうなどの小さな損失を積み重ねると、それが習慣になってしまいます。

George Akerlof教授は、著書『Procrastination and Obedience』において、先延ばし主義とは、判断ミスの積み重ねを示す完ぺきな例だと述べています。


この場合、ひとつひとつの判断ミスが小さな損失をもたらします。それらが時間とともに蓄積して大きな損失となり、最終的には大きな後悔へとつながっていくのです。


ザイガニック効果と呼ばれる心理プロセスがあります。タスク終了間際に訪れ、あたかもゾンビに追われているかのように、ゴールラインを切るまでの推進力になります。完結するまでは立ち止まれないように感じてしまうのです。

この感覚は誰にでも訪れます。つまり、ある閾値を超えてしまえば、続けることはさほど難しくありません。

だったら、小さな損失のプロセスよりも、小さなゲインのプロセスに切り替えませんか?

ヘミングウェイは、その日の執筆をやめるとき、必ず文の途中で終わらせていたそうです。そうすることで、翌日仕事に戻ったとき、すぐに前日の作業を思い出し、「終わらせなきゃ」モードで始められるというのが理由です。


コミットメントデバイスを使う


着手することは、心の葛藤です。

それに打ち勝つには、時に乱暴な方法も必要です。

そのための1つの方法が、ネガティブな行動をほぼ不可能にする戦略である「コミットメントデバイス」を使うこと。

『The Hunchback of Notre Dame』の著者Victor Hugo氏は、衣服の入ったクローゼットに鍵をかけていたそうです。そうすることで、外出できないように自分を追いつめ、書かざるをえない状況を作ったのです。

『The Hitchhiker's Guide to the Galaxy』の著者Douglas Adams氏は、何週間もホテルに缶詰めになって執筆したそうです。


とにかく始めるための環境作り


Steel教授のモチベーションの式に戻りましょう。モチベーションを殺す要素の1つに、衝動性がありました。今あなたの周囲を見回してみて、手に届く範囲にいくつの雑念がありますか?

仕事場をできるだけ外界と断つことが、雑念に打ち勝つ方法です。私の父もよく「目に見えない、心にも入らない状態を」と言っていたものです。

作家でありアーティストでもあるAustin Kleon氏は、着手を促す、2つの独立した作業場を持っています。1つは紙と鉛筆、アート用品を備えたアナログデスク、もう1つはコンピュータ、MIDIコントローラ、タブレットを備えたデジタルデスクです。

あなたも、創造するためのシステムとプロセスを構築してください。

これは、仕事場を片づけることだったり、容易に達成可能な小さな目標を立てることだったりします(毎朝10分執筆するなど)。

どんな方法をとるにせよ、目標は常に「とにかく始める」モードに入ること。「終わらせなきゃ」モードに入る必要はありません。


完ぺき主義に陥らない


筆者は高校生時代、美術の授業を落としかけました。作品を提出しなかったからです。いえ、実質終わってはいたのですが、心の中でまだ完ぺきではなかったのです。

やがて、不完全な作品を提出することへの怒りと恐怖のせいで、着手すらしないようになりました。これはよくある現象です。私たちは未知のことを恐れるあまり、闇雲に突き進む代わりに、計画ばかりに時間を取られてしまうのです。

Betty Edwards氏は、著書『Drawing on the Right Side of the Brain』において、子どものころは自由に絵を描いたり物を創ったりしていたのに、思春期になると多くの人がやめてしまう現象について考察しています。

多くの場合、思春期が始まると、芸術的な発達が急激に止まります。彼らは芸術の危機に直面しています。世界に対する複雑な認識の芽生えと自分の芸術的スキルの間に、矛盾を感じてしまうのです。

このような危機は、子どもの芸術に限ったことではありません。大人でも、新しいタスクや目標に直面すると、現在のスキルレベルと目標達成に向けたビジョンが一致しないことは日常茶飯事でしょう。

たとえばウェブサイトを立ち上げる、あるいは本を書くとしましょう。そのタスクはあまりにも圧倒的で、あなたのアイデアを隠してしまいます。実験のワクワクよりも恐怖と自信喪失が勝り、最終目標の完ぺきなイメージが、私たちの創造を殺してしまうのです。

マーケティングで有名な作家Seth Godin氏はこのように説明しています。

カーネギーホールへの道のりは、練習に次ぐ練習で舗装されています。練習を別の言葉で言うと、準備です。これは用意周到という意味ではありません。準備と用意しておくことは違うのです。用意しておくことは、感情的な選択であり、何かを世に出すための決意を意味します。矛盾は明確です。アイデアが重要であるほど、用意ができない。だから私たちは、世界や市場が躍進のための用意ができていないと嘆きます。どこに行っても、現れるドアは閉まっていて、開いていることはないのです。


完ぺき主義という麻痺状態を克服すると、挑戦するチャンスが得られます。そうして初めて、心が制限をかけることなく、探求できるようになるのです。




始めることの恐怖は、作業中の苦労に比べたら大したことはありません。

ところが私たちの脳は、その逆を信じ込んでしまうことがあります。ひとたびそのような考えに陥ると、抜け出すことは困難です。

でも、始めないことには、偉大なる達成はありえません。

消費よりも創造を望むのであれば、毎日の習慣を確立する必要があるでしょう。

人生を振り返るとき、ずっとやりたかったけれどできなかったことを思い出すのか、挑戦して成し遂げたことを思い出すのか。

とにかく、毎日始めることです。

始めてはまた始めるの繰り返し。

恐怖を手放して、どうしても達成したい未来のビジョンを思い出してください。


The importance of just starting | Crew Blog

Jory Mackay(訳:堀込泰三)
Photo by PIXTA.

  • ,,,,,,,, - By 香川博人LIKE

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