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印南敦史  - ,,,  11:30 AM

効率的な読書を実現する「フロー・リーディング」とは?

効率的な読書を実現する「フロー・リーディング」とは?

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本を読みたい、あるいは読む必要がある。けれど読むペースが遅くて、なかなか思うように進まない...。そんな悩みをお持ちの方は、決して少なくないはず。かくいう私もそのひとりで、「遅読」はずっと悩みの種でした。ところが書評家として月に約60本の書評を書き続けるうち、気づけば年間700冊以上の本を読めるようになっていたので、自分でも少し驚いています。

そこで、自分なりの読書術をまとめてみたのが、『遅読家のための読書術―――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(印南敦史著、ダイヤモンド社)。自分の本を取り上げるのは気恥ずかしくもありますが、「読書ストレス」を解消するためのお役に立てればと感じています。

お断りしておきますが、速読術の本を買い漁って読んだり、怪しげなセミナー・教材に手を出したりしたわけではありません(そういうのは苦手です)。
詳細は本文に譲りますが、ここであえてひと言にまとめるなら、「本を読むという行為」についての発想を転換させてみたのです。(中略)読書という行為を自分の中でどう位置づけ、どのように本と向き合っていくか次第で、読むスピードはいくらでもコントロールできるようになるのです。(「はじめに」より)

簡単にいえば、「考え方」さえ変えることができれば、どんな人にも1日1冊ペースで本を読むための素地はつくれるということ。では、そのためにはどうしたらいいのか? その点を解き明かすため、第1章「なぜ読むのが遅いのか? ――フロー・リーディングの考え方」を見てみましょう。


じっくり読み込んでも「忘れること」は忘れる


私は本が大好きで、外出時に本を忘れたりすると、なんだか落ち着けなくなってしまいます。ところが先に触れたとおり遅読家でもあり、つい同じ箇所を何度も読み返してしまったりするため、なかなか進まないという悩みを常に抱えてもいたのです。

本書の執筆時に「どのくらい遅いのだろう?」と思い、たまたま近くにあった翻訳もののビジネス書を読んで計測してみたところ、1ページ読むのに5分弱かかりました。もちろんスラスラと読みやすい本もありますし、そもそも、その本との相性も影響するとは思います。しかしいずれにせよ、読むのが遅いことは事実だったわけです。

いっぽう、毎日書評を書くようになってから気づいたこともありました。それは、「いくら熟読したところで、実際には忘れていることのほうが多い」という現実です。「きっちり読んで記憶しなければ」という強迫観念めいた思いがあるから同じ箇所を何度も読み返したりするわけですが、だからすべてを記憶できるかといったら、当然のことながらそんなことはあり得ないのです。

しかし、これは否定的な考え方ではありません。「頭に入っていないことのほうが多い」のだとすれば、それは「忘れていないものの中に、自分にとって大切な部分が凝縮されている」ということでもあるはずだから。(30ページより)


「その1冊」を読んだのは、「その1行」に出会うため


もし、「本の内容を自分の脳に忠実にコピーする」というような目的意識に縛られているとしたら、読書はいつまでたっても「本の内容を覚える行為」であり続けるだけ。しかしそんな状態だと快適な読書が実現するはずもなく、ストレスを感じながら、本の内容を頭の中に詰め込もうとがんばることしかできなくなるはず。

しかも、熟読して覚えた"つもり"になっていることの大半は、比較的短時間で記憶から消え去っていくものであったりもします。結局のところ、「すべてを頭に叩き込むことを前提とした読書」ほどムダなものはないということになるのです。

でも、ここで見方を変えれば本質的なことが浮かび上がってもきます。読書の本当の価値は、書かれていることの「100%を写しとる」ことではなく、価値を感じられるような「1%に出会う」ことにあるということ。これが本書の基本的な考え方であり、ここで私は、まず「熟読の呪縛」から抜け出すことを勧めています。

つまるところ、遅読家というのは能力の有無ではなく、読書のとらえ方に由来しているということ。「本を速く読める人」と「遅くしか読めない人」がいるのではなく、「熟読の呪縛から自由になれる人」と、「それにとらわれている人」がいるだけなのです。

その本を読んだ結果として、知識とか発見の「ひとかけら」が頭の中に残ることが大切。たとえそれが小さな断片だったとしても、なにか印象的なことが1つでも残ったなら、その読書は成功したと考えるべきなのです。「全部残さず取り込んでやろう」と意気込んだところで、結果はたかが知れています。それに経験的にいって、「ひとかけら」を得ることのできた本はずっと記憶に残るものです。

また、こういう考え方もできます。1冊の本を1週間かけて熟読しても、1カ月後には「1%」しか残らないのだとしましょう。だとしたら、同じ1週間で10冊の本をすばやく読み、1年後に「10%」を得たほうがいいという考え方。1冊を深く読むのではなく、たくさんの本のなかから小さなかけら」を集め、「大きなかたまり」をつくっていく。大切なのはそういうことで、遅読家にはその発想が欠けているということなのです。(32ページより)


「音楽を聴く」ように本を読む


なお、これは音楽を聴くときにもいえることだと思っています。音楽を聴くとき、「(よし、音楽を聴くぞ! まずはイントロ、次にAメロ!)」という具合に意気込んで聴く人は少ないのではないでしょうか? 多くの人はもっと自然に、音が自分のなかに入ってくるのを「待っている」のではないかと思います。ここが重要で、つまり本書は、同じように「音楽を聴くように本が読める」状態をつくっていくことをゴールにしているのです。

リラックスして音楽をBGM的に楽しんでいるときは、細かいフレーズや旋律などを大量に「聴き逃して」います。聴き慣れていたはずの曲に対して「あれ、ここってこんな音が入っていたっけ?」と気づいたりすることがありますが、それは当然の話。なぜなら、その曲のすべてを記憶しようとしたところで、そこには限界があるからです。

しかも、自分の中に入ってきた音を「知識としてため込もう」としたのでは、楽しむことができません。そうではなく、音が自分の中を通り抜けていくこと自体が快適なのであり、そこに重要なポイントがあります。たとえどんなに聴き流していたとしても、「残る音」は必ずあるということ。

音の配列をすべて記憶しているとか、楽器で完璧に再現できるとか、歌詞を暗記しているといったようなことは、音楽を聴くこと本来の目的ではないはずです。聴いた結果として自分の中に生まれたものが、その音楽の本質的な「価値」だということ。そしてまったく同じことが、読書にもいえるというわけです。


ため込まない、「フロー・リーディング」とは?


音楽はカジュアルに楽しめるのに、本を前にするとつい身がまえてしまう方もいらっしゃるかと思います。変に生真面目になってしまい、音楽を聴くときのように気軽に受け入れられなくなってしまうわけです。つまり遅読家とは、読書に対する「生真面目さ」を捨てきれない人のこと。しかし、なにかのきっかけでその呪縛から逃れられた人(または最初から縛られていない人)は、もっと不真面目に、自分に都合のいいように本を読んでいるもの。そのほうが効率的であるのは、いうまでもないことです。

そこで本書において私は、「フロー・リーディング」という読書法を提唱しています。いうまでもなく「フロー(flow)」とは、「流れる」という意味。つまりフロー・リーディングとは、「その本に書かれた内容が、自分の内部を"流れていく"ことに価値を見出す読書法」だということです。

ちなみに、その対極にあるのが「ストック」型の読書法。本に書かれていることを頭の中に「貯蔵」することに重きを置いた、従来型の読み方です。しかし、それが決して効率的でないことは、先に触れたとおりです。

対してフロー・リーディングは、膨大な情報が押し寄せてくる時代に最適化された「ため込もうとしない読書」。本書では、それを実践するための方法を、テクニック・習慣・環境づくりなどさまざまな角度から解説しているのです。詳しくは実際に読んでいただければと思いますが、そのなかから、すぐに実践できるメソッドをひとつだけ、簡単にご説明したいと思います。


読書スピードを高めるための4ステップ


ステップ1. 「はじめに・目次」をよく読む
ステップ2. 最初と最後の5行だけ読む
ステップ3. キーワードを決めて読む
ステップ4. 2つ以上の読書リズムで読む
(116ページより)

まず「はじめに」と「目次」ですが、この2箇所はその本の内容が凝縮された重要な部分。だからこそ、最初にこの数ページを読み込めば、おおよその内容を把握することが可能。また、自分にとって必要な箇所を見極めることもできます。

文章の各ユニットの「最初と最後の5行だけ読む」ことは、時間がないときに有効な方法。なにかを解説するコンテンツは多くの場合、

1.序盤 テーマや主張を提示
2.中盤 テーマを展開させる事例、主張を裏づける根拠
3.終盤 事例や根拠を踏まえて、再度、テーマ・主張を確認
(124ページより)

という構造になっているため、1.の最初の5行、そして3.の最後の5行程度を読めば、そのユニットに書かれていることは判断できるわけです。

「キーワードを決めて読む」というのは、自分が探したい単語を意識しながらページをめくっていく方法。たとえば「ライフスタイル」に関する情報を得たいなら、「ライフスタイル」という7文字を意識していれば、探したいページが無理なく見つけられるということです。

そして4つめのポイントは、2パターン以上の読書リズムを持つこと。じっくり読むときの「基本モード」1.5倍速の「中速モード」、2倍速の「高速モード」というように、自分が読み易いペースをいくつか用意しておき、本によって使い分けていくのです。(117ページより)




もちろんこれはほんの一部。他にも読書ペースを速めるための実践的な方法をご紹介しています。ちなみに本書をスラスラと読んでいただく必要がありますから、わかりやすく書いたつもりです。よろしければ、ぜひ読んでみてください。きっと、読書効率を上げるためお役に立てると思います。


(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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