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ライフハッカー編集部  - ,,  11:00 AM

IoTに必要なのは好奇心。世界を変える「デジタル・トランスフォーメーション」人材とは?

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IoTに必要なのは好奇心。世界を変える「デジタル・トランスフォーメーション」人材とは?

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IoT全盛の昨今。すべてがインターネットにつながっていることを踏まえれば、これからのビジネスパーソンにますます求められる要素は、顧客のニーズや市場と、テクノロジーをリンクして見渡すことのできる"デジタル・トランスフォーメーション"の能力でしょう。

では、このデジタル・トランスフォーメーションとはどのような概念なのか? 改革の最前線で活躍する、アビームコンサルティングの渡辺巌氏、高松和正氏に話を聞きました。


モノ、ヒト、コトのすべてがつながる次なる世界にシフトチェンジを


160225_abeam_iotstaff2.jpgIoTセクター長を務める渡辺巌氏(左)と、マネージャーの高松和正氏(右)

――日進月歩で移り変わる最新情報、最新技術。刻々と変化する状況において、いまビジネスに求められるのはどのような発想、どのような心構えなのでしょうか。

渡辺氏:ビジネスのデジタル化の観点で見た場合、ここ数年の社会や企業の変化は凄まじいものがあります。コンピュータ活用とインターネット化を経て、社会や企業活動のすべてがデジタル化していく様子は第4次産業革命と言えます。とりわけIoTにおいては、店頭での接客でのやりとりと工場での生産機器をつないだ新たな顧客サービスが実現されるなど、ビジネスも大きく変わってきました。また、デジタルだけでビジネスを実現している企業の成長も著しく、製造や流通、商社、そして公共分野の企業までもが、デジタル、IoTを活用してどう変わっていくべきかを模索しています。

私共でもそうしたニーズの高まりを受けて、昨年9月から「ABeam Digital」として新たな取り組みをスタートしました。あらゆる企業が、デジタルを活用してビジネスを変革することが今後の成否を分ける、ということに気づいています

これは単純に現状のシステム化や機器をセンサーでつなぐだけのデジタル化という意味ではありません。ヒト、モノのすべてがつながる中で新しいコトや新サービス、業務の大幅改善を提供していくためのビジネス変革を指しています。

たとえば計測機器業界でいえば、これまでのようなハードウェアを売る、すなわち「モノ売り」のビジネスから、計測する、すなわち機器をインターネットでつないで計測し分析や計測設備の運用を行う「コト売り」ビジネスへの転換を狙っています。ビルの空調設備はオフィスの温度管理へ、自動車はレンタカーや自動運転による移動するコトの提供へ、また、つながる機器で監視しメンテナンスをリモートで行い壊れない製品へ...これらIoTを活用したビジネスの変革は急務です。引き続きメーカー側は商品づくりに励んでいますが、次なる世界へと事業スタイルをシフトしていく必要に駆られているわけです。


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――IoTは実際、産業界にどのような影響を与えているのでしょうか。

渡辺氏:IoTへの取り組みは、ドイツのIndustrie 4.0、アメリカのIIC(Industrial Internet Consortium)が先行し、標準化や政府方針の発表を進めています。日本は昨年2015年にRRI(ロボット革命イニシアティブ評議会)IVI(インダストリアル・バリューチェーン・イニシアチブ)などの取り組みで追従しています。

これらの活動では日本企業の技術力の新たな組み合わせや、弱みとされるオープン性の改善などで巻き返しを狙っており、すでにアビームでもこれらの活動に参画し、その実現に協力しています。私共のプロジェクトでもIoTを活用したグローバル生産革新や、コト売り実現の新たなサービスモデルなど多くの事例が進んでおり、製造業における革新はさらに加速度的に広がると思っています。

一方、サービスそのものをネット上で新たに生み出すモデルの面はこれからです。アメリカでもっとも有名な事例は、タクシー配車サービスの『Uber』でしょう。『Uber』はユーザーとドライバーをつなげることで手軽にタクシーを手配できるサービスを浸透させましたが、実際には1台もタクシーを所有していません。これはデジタル時代ならではの業態です。日本企業もこれらの革新を実現する発想の重要性に着目しており、新規ビジネスの創出や実現のプロセス、システム作りのために、私共のようなコンサルティングファームの出番があるわけです。

高松氏:私共の製造業の顧客を訪問してみると、2020年めどでこれまでのハードウェア単独技術を背景とした現行の事業継続が厳しくなる、いち早く新たな事業や製品・サービスを生み出し、次なる成長の機会を作る必要がある、との声を多く聞きます。その機会の中心となるのが、デジタル、IoTを活用したビジネス変革や業務プロセス改革です。一方で、既存の組織やビジネスにとらわれ新しい取り組みが頓挫したり、組織横断のプロジェクト推進に不慣れだったり、IoTの「進め方」に悩みを抱えたりするケースや、新しいプロセスやシステム作りに苦労することが少なくありません。そこで、その舵取りを支援することが、私たちの目下の役割でもあります。

たとえば、私共の顧客である、エプソン販売株式会社様の事例もそのひとつです。同社はプリンタ機器の販売を中心としている企業ですが、「プリンタ+消耗品を売る」ビジネスから、「印刷する」というサービスを売るビジネスへの転換を進めています。具体的には、「エプソンのスマートチャージ」という新たな課金ビジネスの導入で、BtoBマーケットでのビジネス拡大を進めています。

――つまりはデジタルの活用により、各ユーザーに設置された機器と企業がつながった状態、すなわちIoT化を実現したことで、新たな市場を開いたケースですね。こうした新たな"インフラ"を、いかに活用するかがビジネスの成否を分けると言えますね。

高松氏:モノ同士がつながるということを、どう捉えるかはIoTの大きな論点です。たとえば一般家庭で洗濯機が不調をきたした場合、電気屋さんに修理を依頼する。これが従来のスタイルでした。しかし、家電がインターネットにつながるようになれば、不調箇所の情報をあらかじめメーカー側で把握して必要部品を準備できますし、あるいはその前に"そろそろ買い替え時ですよ"とお知らせすることで、商機を生み出すことも可能になるでしょう。


デジタル・トランスフォーメーションに長けた人材はどう作られる?


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――こうした時代に対応し、ビジネスを最適化できる人材は、学習や研修によって生まれるものではないはず。IoTを武器にできる人材とは、どのような人材でしょうか。

高松氏:どのような業種・案件であっても、ビジネスを「仕組み」として読み取れることは、重要な能力でしょう。そのうえで、新しいことに触れる・チャレンジする、という好奇心は大切だと思っています。IoTによってヒトやモノが当たり前のようにつながり合っている状況を、いかに俯瞰して見られるか。プロセス毎の個別最適でなく、バリューチェーン全体を通して情報や組織、システムをつなぎ新しい仕組みを全体最適として創り上げなければ、機能的な動きは望めません。

すべてに万能である必要はありません。むしろ、自分ならではの強みは、どんどん生かすべきでしょう。ただ、個々の特技に加えて、新しい技術や情報に対する好奇心は持っておくべき。私たちのようなコンサルティングファームでは、新しいテクノロジーでもすぐにキャッチアップし、クライアントの事業や業務に活かす瞬発力が求められますから。

渡辺氏:たとえば、国内外のベンチャーから新たな技術が登場したなら、すぐに自分でそれを試してみようと思える人材は、やはり魅力的です。そして同時に、それをビジネス化できる能力こそが重要で、どれだけ変わった発想ができる人材であっても、それを実現させられなければ意味はありません。

――ビジネス化する力。これはデジタル・トランスフォーメーション能力とともに、実践的かつ必要不可欠な能力であると感じます。具体的にはどのようなスキルでしょうか。

渡辺氏:前出の『Uber』のような、既成概念にとらわれずにビジネスのフレームを作れる能力と、現場の機器から得られるデータから効果を導き出せる能力でしょうね。そして、それを実際に成果として実現する行動力も必須。最初から実現しきる必要はなく、具体的に動かし、検証し、効果をつかんだら、そこで初めてビジネスに活用する方法を考えればいい。トライ&エラーでいいんです。それがビジネス化する力なのだと思います。

高松氏:また、弊社では「リアルパートナー」という言葉で表現していますが、"お客様の一員"であるかのような意識が大切なんです。コンサルティングは机上の仕事と思われがちですが、実際にはRaspberry Piのような基盤をハンダ付けし、クラウドにつなげることなどを自分でやったりもしています。なぜなら、やってみなければ何が実現できるのか、何が必要な業務なのかが確認できないからです。お客様の悩みを自分たちの悩みにする。そこで初めて、課題のあり方が実感できるわけです。

とくに私の場合、前職が商社であったため、お金の流れでビジネスを見る癖がついていました。これはコンサルタントとしての強みと考えていまして、IoTもマネタイズできなければビジネスになりようがありません。情報を集めたり、アプリを作ったりしても、それをどう運用していくか。このビジネス化の部分は、いま多くの企業が頭を悩ませているポイントですね。単純にモノを売るだけの時代ではないですから。

――コンサルタント目線から見た現代の最新人材論、大変興味深いです。デジタル化によって多様化したニーズに対応するために、個性と好奇心を兼ね備えた人材にこそ、活躍の場は開かれていると言えそうですね


経験者採用 | アビームコンサルティング

(聞き手/友清哲、写真/木原基行)

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