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堀込泰三  - ,,,,  06:00 PM

プレーリーハタネズミがヒトと同じように共感を示すことが判明

プレーリーハタネズミがヒトと同じように共感を示すことが判明

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Popular Science:プレーリーハタネズミは厳しい生涯を送る。米国中部やカナダの乾燥した吹きっさらしの草原で彼らは権利を主張し、種や昆虫をくまなく探しながら、地下に彫られたトンネル網の中をナーバスに走り回る。寒い冬(冬眠はしない)と幅広い捕食者も、数多い彼らの死に方の1つだ。だが彼らは、その生涯にストレスと悲しみが満ちているにもかかわらず、友人からの助けを受けながら生きていることがわかった。エモリー大学の科学者グループが、プレーリーハタネズミが苦悩する仲間を慰めることを発見したのだ。これにより、助けを必要としている他者を認識し、手を差し伸べる種は、ヒトを初めとする、脳が大きい動物だけではないことが判明した。この研究結果は、1月22日付科学誌『Science』に掲載された。


実験は、エモリー大学ヤーキーズ霊長類研究所で行われた。プレーリーハタネズミに、不安を持つ別の個体を引き合わせたときの反応を見たのだ。プレーリーハタネズミは非常に社交的で、また生涯を通して一夫一妻制の動物であり、強固な家族の絆を築くことが知られている。そのため、この研究で用いたプレーリーハタネズミはすべて、関係の近い固体のみである。その結果、反応は常に同じだった。動揺したパートナーに触れ、毛づくろいをした(通常、慰めに関係する行動)だけでなく、当人まで不安と恐怖を感じ、眉毛を上げるなど不安を持つ相手と同じ物理的状態になった。このような行動は、共感のメカニズムが慰めの反応を引き起こしていることを示唆している。

研究チームはその後、小さなプレーリーハタネズミの脳内で、共感によって生じる行動が発生する場所を、正確に特定することに成功した。前帯状皮質(anterior cingulate cortex)、ヒトと同じだ。ヒトの母性の生育や社会的結合を促す脳内化学物質であるオキシトシンも犯人だった。オキシトシンの拮抗薬を注射されたプレーリーハタネズミは、不安を持つ仲間に接しても、共感的な身体的反応を示さなかったのだ。



慰めの行為はこれまで、比較的脳が大きい動物でしか観測されていなかった。サル、ゾウ、イヌ、大きな鳥などである。しかしこの研究で、げっ歯類のように小さな動物でも、子どもたちの生存を確保するためだけの行動を越えて、今助けを必要としている仲間を助けられることが初めてわかった。「慰めは、これまで考えられていたよりもずっと多くの種に存在するのかもしれません」と、同論文の筆頭著者であるエモリー大学の神経科学者ジェームズ・バーケット氏は述べた。

やはりエモリー大学の神経科学者である共著者のラリー・ヤング氏によると、究極的には、ヒトに固有だと思われていた行動の多くが、自然選択によって複雑な認知能力を持たない動物でも、判明するかもしれないらしい。「だからと言って、動物が私たちと同じように共感を体験しているとは限りません。それでも、共感と慰めの基礎は、かつて考えられていたよりも多くの種に存在する可能性があるようです」

しかし、一部の種でこのような行動がどのように進化し発展したのか、そしてほかの種ではなぜそうならなかったのかは、ほとんどわかっていない。プレーリーハタネズミと非常に近い親戚であるアメリカハタネズミは、一夫多妻制である。しかも、不安を持つ個体に対して優しさや慰めを見せることは一切ない。一方でプレーリーハタネズミは、一夫一妻制で生涯同じパートナーとつがい、子育ての責任をシェアする。さらに、親戚関係でない固体とすら、深い社会的絆を築く。緊密なグループでは、動揺した個体が1体いるだけで、グループ全体が機能障害に陥る(多くのヒトが、そのような個人的経験を持つだろう)。つまり、慰めという行為は、メリットがあるだけでなく、全員にとって必要なことなのだ。

小さなハタネズミがお互いを思いやる方法を知ることは、ヒトにとってもメリットがある。ほかの知性の高い動物では友人や家族を慰める姿が観測されてきたが、これを制御された実験室環境で詳細に調査したのはこれが初めてである。結果はシンプルながらも重要だ。研究チームは今や、脳が慰めの反応をもたらす方法を具体的に知っている。それは化学物質オキシトシンを用いるプロセスであり、人間と同じだと考えられている。「他者の不安を検知し反応する能力は、自閉症や精神病質などの精神疾患によって損なわれることがよくあります」とヤング氏。「私たちは、そのような疾患で起こっていることを理解するための手段と、その治療にオキシトシンを使える可能性を得たのです」。

ことによると、この小さな世話好きのげっ歯類は、助けを必要としている人類に対しても慰めを示してくれるのかもしれない。


PRAIRIE VOLES SHOW EMPATHY JUST LIKE HUMANS | Popular Science

Grennan Milliken(訳:堀込泰三)
Photo credit: theNerdPatrol via Visual Hunt / CC BY

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    香川博人

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