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堀込泰三堀込泰三  - ,,,  10:00 PM

光陰矢の如し。でも、ちょっと待ってほしいあなたに。

光陰矢の如し。でも、ちょっと待ってほしいあなたに。

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大人になったら、時間は飛ぶように過ぎていくよ。


そんな風に言われて育った人は多いでしょう。でも、経験してみるまで、その意味はわかりません。その一風変わったコンセプトに、あるいは面食らった人もいるかもしれません。

そのコンセプトを身近に感じられるようになった大人なあなたのために、時間を増やすことはできなくとも、過ぎゆく時を遅らせる方法をお教えします。


時の流れは「相対的」


年齢とともに時間の変化の感覚が変わる理由には、諸説あります。たとえば、時間の感覚は相対的という説。これは、5歳にとっての1時間と55歳にとっての1時間は違うことを意味します。

子どものころは、まだあまり生きていないため、人生全体に占める1年の意味合いが甚大です。しかし大人になると、すでに何十年もの人生経験があるため、1年をあっという間に感じるのです。

このコンセプトは、哲学者のポール・ジャネ氏が理論化しました。こちらのインタラクティブなタイムラインが、それを上手く表現しています。私たちは自分の人生全体と比較して時をとらえている、というのが基本的な考え方です。


新しい体験が減っていく


大きくなるにつれて、世界を知るようになり、ルーチンが増えます。日々は個性をなくし、私たちを置いて時間だけが過ぎていくように感じられます。

心理学者のウィリアム・ジェームズ氏は、著書『心理学原理』において、こう結論づけています。大人になると、記憶に残るような新しい体験が少なくなります。私たちは、「初めて」で時を測ります。初めての小学校、初めてのキス、初めてのマイホーム、初めての子...。「初めて」が尽きたとき、「1日や1週間が、意味をなさなくなります。やがて1年が空洞になり、崩壊にいたるのです」。

記憶が詳細になるほど、瞬間が長く続くように感じられます。神経科学者のデイヴィッド・イーグルマン氏は、「New Yorker」の記事でこう述べています。

「このことが、年をとると時が速く感じる理由なのです」と言いながら、イーグルマン氏は、少年時代は夏が永遠に続くかのように感じられたのに、大人になるとまどろんでいるうちに終わってしまう理由を説明してくれました。世界を知るほど、脳に書き込まれる情報量が減り、時の経過を速く感じるのです。「このように、時間とは不安定なもの。脳のリソースをフル稼働しているときは長く伸び、何もかも思った通りだと感じているときは短く縮みます」

ですから、恐怖の自動運転モードに入ってしまうと、周囲のリアルな詳細などまったく知らないまま、ただ1日を駆け抜けるしかありません。これは、長距離通勤のような感覚です。長時間運転したにもかかわらず、目的地までの景色などはまったく覚えていないことが、誰にでもきっとあるでしょう。


ストレスと「時間のプレッシャー」が時を加速させる


『Ammons Scientific』に掲載されたこちらの研究では、被験者に時が過ぎる速度をどう感じているかを、「非常に遅い」から「非常に速い」までの間で尋ねました。さらに、時の経過を説明するのに使われる表現の精度を評価させました。その結果、多くの被験者が、やることが多いのにすべてをやる時間が足りないため、時が速く過ぎていくと報告したそうです。

研究チームはこれを「時間のプレッシャー」と名付けました。これは、ストレスと密接に関係するものです。ほかの説を考慮するときにも、このコンセプトは理にかなっています。ストレスが高いと、私たちは今この瞬間に集中しにくくなります。それより、1日を速く切り抜けることに必死になってしまうのです。こうなってしまうと、もはや回りを見る時間はなく、詳細な記憶を構築することはできません。こうして、時が飛ぶように感じられるというわけです。


「マインドフルネス」に挑戦してみよう


これまでの全人生との比較で時間を感じているのなら、人生と今を比較するのを止めればいいという考えが浮かびます。

言い換えると、今この瞬間を生きればいいのです。現在に集中すれば、相対的でない、絶対的な価値で時間をとらえられるはず。そのための方法は、いくつかあります。

瞑想は、歩みを緩め、集中するのに役立ちます(ほかにも多数のメリットがあることが科学的に証明されています)。しかも、瞑想をするのにスピリチュアルや宗教は必要ありません。静かな場所を見つけ、10まで数えながら、自分の呼吸に集中します。筆者は、皿洗いをしながら「瞑想」しています。

今に集中すること、それはマインドフルな状態でいることを意味します。「マインドフルネス」という言葉が流行りましたが、今を大切にし、自分の思考や感覚、そして行動を知ることができる、とてもクールなアイデアです。米Lifehackerのライター、メラニー・ピノラは、瞑想以外でマインドフルネスを活かす方法をいくつか紹介しています。

まず手始めとして、どうしてもぼんやりしてしまう日でもすぐ我に返れるよう、あらかじめきっかけや手がかりを作っておくと良いでしょう。たとえば食事中であれば、フォークを置くたびに、「一噛み一噛み味わって食べる」という目標を思い出すようにしましょう。職場でなら、「1時間ごとの時報」などのリマインダーを設定して、ちょっと休憩をはさむと良いでしょう。

子どもの相手をする前にひと呼吸置けば(相手が大人でも同じことですが)、相手との関係について、もっとマインドフルでいられるでしょう。ほかの実践方法を見ても、感謝の心を持つ、物事をコントロールしようとしない、など、意外に簡単なものがあります。

多くの人と同じで、筆者も旅先では「今ここにいる」傾向が高まります。つまり、いつでも旅先にいる気持ちでここにいる感覚を高めることで、ストレスや不安を忘れ、冒険に満ちた人生をリラックスして楽しめるでしょう。毎日を旅のように感じるために、筆者は次のような習慣を実践しています。

  • スケジュールに余裕を:何年もの間、自分をオーバーブッキングして、広く浅くいろんなことにかかわるのが習慣になっていました。あるときからそれをやめて、自分のスケジュールにゆとりを持つことにしました。そうすることで、ストレスが軽減し、何もかもをやろうと焦らずに、集中して物事に取り組めるようになっています。
  • 朝のルーチンを:集中力を高め、今を生きるためにトライしている、もう1つの方法です。朝からいきなりその日の仕事に取りかかるのではなく、数分でもいいので、ゆっくりとその日1日を思い描く時間を取っています。ルーチンを持つというアイデアは、今この時を生きるというコンセプトに反するように思えますが、これに関しては、今を生きることに集中するための、あえてのルーチンと言えるでしょう。
  • 1日の終わりにアクティビティを入れる:1日の終わりに「あと5分」と言いながらダラダラと仕事を続けてしまうことが多いでしょう。でも、その5分はあっという間に1時間になり、知らぬ間に夜遅くまで働いていた...。なんてことになりかねません。そこで、勤務時間後に友人との予定を入れておけば、コンピュータの前を離れざるをえないでしょう。そうすることで、少し速度を緩めることができるのです。

今この時に集中することで、絶対的な価値で時間をとらえられるはずです。


新しい体験を


コンフォートゾーンから飛び出すことも、大きな違いを生むでしょう。ジェームズ氏が言うように「初めて」が少ないと時間が速く過ぎるのなら、新しい何かを人生に取り入れればよさそうです。新しい人に会ったり、新しい場所を訪れたり、新しいことを始めたり。

今の人生に安心しすぎているあなたは、もっと頻繁に「Yes」を言うように心がけましょう。米Lifehackerのソリン・クロソウスキーが言うように、「注意を払うだけで、1日には新しい体験が驚くほどたくさんあふれています」

新しいレストランに入ってみたり、週末に行ったことのない市内の場所に行ってみたりといった、シンプルなことでかまいません。筆者は今年、自分のコンフォートゾーン外のことを毎週1つやると決めています。その結果、初めてのカンファレンスに参加したり、イベントでスピーチをしたり、書くのが怖かった話題についての記事を書いたりできるようになりました。どれも難しいことでしたが、新しいことでもありました。今振り返ると、長く密度の濃い1年だったと思えます。

自分に新しい記憶と体験を与えるというアイデアを持つことで、自動運転モードを脱し、時間に対する感じ方を変えることができます。筆者の経験上、これは自信を持ってオススメできる方法です。


学び続ける


新しい体験を大切にすると、自分のこと、周囲のことがわかってきます。それと同時に、あなたは進化します。時間の感じ方も、大きく変わるでしょう。5歳のころを思い出してください。10歳のころは? 21歳のころは? あなたの年齢にもよりますが、もうずいぶん昔のことのように感じられるのではないでしょうか。それだけあなたは成長し、多くを学んできたのです。

新しい分野の本を読んだり、新しいスキルにチャレンジしたり、新しい言語を練習したりと、常に学び続けることで、新しい体験ができます。その新しさが、時間の感覚を遅らせてくれるでしょう。

私たちの時間に対する感じ方は、不思議なものです。5歳のころと同じように時の流れを遅くすることはできなくとも、ここで示した方法を試してみることで、ある程度は食い止めることができるのです。


Kristin Wong(原文/訳:堀込泰三)
Illustration by Fruzsina Kuhári

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