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堀込泰三堀込泰三  - ,,,  10:00 PM

「実は私、そんなに忙しくありません」あるスタートアップ起業家が週35時間しか働かない理由

「実は私、そんなに忙しくありません」あるスタートアップ起業家が週35時間しか働かない理由

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Buffer open:最近、忙しくない人っているんでしょうか?

見渡す限り、誰もが次の予定のために走り回っている印象です。子どもたちですら。

次の会議までにメールをチェックして、FacebookやInstagram、Snapchatで世界に発信して、さらにあれを...。おっと、また新しいメールが来た。

やることだらけで、時間はほとんどありません。


労働時間は伸びても、私たちのエネルギーは増えない


米国では、仕事上の課題を解決する方法は、ハードワークと考えられています。ギャラップ社の調査によると、週40時間のはずの労働時間は、正確には47時間にまで長くなっているのです。

長く働けば、多くをこなせる。一見するとこれは妥当のような気もしますが、歴史がそうでないことを教えてくれます。

フォード社を立ち上げたヘンリー・フォード氏が考えた、ビジネス最適化について紹介しましょう。

偉大なる実業家のフォード氏は、1926年に、「長期的な生産性を保つには、休みなく働き続けるよりも、週40時間労働がいい」ことを発見したのです。

ダニエル・クック氏の生産性に関する電子書籍に、これをよく示した図(英語)があるのでご覧ください。


スターバイオリニストとエネルギーマネジメント


工場での肉体的労働に関しては週40時間がスイートスポットだということはわかりました。では、クリエイターやホワイトカラー、そしてオフィスワーカーにとって、そのようなコンスタントな働き方は効果的なのでしょうか?

ドイツのエリートバイオリニストを対象とした研究では、答えはNoでした。エリートな成功者と平均的な演奏者の1週間を比較したところ、大きな違いが2つ見つかったのです。

  1. スマートな働き方:2人のバイオリニストの1週間の練習時間は同じでした。しかし、エリート演奏者は、同じ時間を戦略的に使っていました。自分の弱点に、重点的に取り組んでいたのです(計画的訓練と呼ばれる方法です)。言い換えると、スマートに働いていました。
  2. 余暇と睡眠:エリートバイオリニストは午前と午後の2回、明確な「全力疾走」の時間を設けていました。平均的な演奏者は、細切れの練習を1日中やっていました。

この結果は、見た目以上に重要です。エリートな成功者は慢性的に忙しいというイメージを持っている人が多いかもしれませんが、実際はその逆のことの方が多いのです。

筆者が個人的に会ったことがある真の成功者たちは、ゲームの頂点にいるだけでなく、いつも幸せで満たされているように見える人ばかりです。彼らは、詰まりすぎのスケジュールやきりがない会議に追われて生きていません。

彼らはいつでも穏やかで、考える時間を持ち、手を広げすぎることがありません。バイオリニストのケースでも同じです。エリート演奏者は、余暇を楽しみ、平均的な音楽家よりも毎晩1時間長く寝ていました。


忙しくなくなるには


私はこの12カ月の経験から「成功とは忙しくないことの結果なのだ」と思うようになりました。

まだ目指すレベルの成功には達していませんが、決して悪い1年ではありませんでした。私の会社「Saent」は驚くほどのスピードで成長しました。個人的にも、自分史上最高にハッピーでヘルシー、そしてリラックスした1年を過ごすことができました。

それだけでなく、過去に例を見ないほど、忙しくない1年だったのです。


忙しくないってどういうこと?

  • 30分以内で歩ける距離はいつでも歩くことにしています。その結果、1日平均1時間は歩いています。
  • 3時間以上続けて働くことはありません。50分ごとに短い休憩と、3時間ごとに長めの休憩(1時間以上)を取っています。
  • たくさんの本を読んでいます(ノンフィクションに関しては要約もしています)。1週間に約1冊のペースです。最近では、毎日30分は読書に充てています。いつかウォーレン・バフェットのレベルに到達すべく、もっと読書の時間を増やしていきたいです。
  • 電車や地下鉄に乗り遅れそうでも走りません。次を待ちます。クレイジーに聞こえるかもしれませんが、そうすることで乗車中の気持ちが穏やかになります(いえ、ひょっとしたら本当にクレイジーなのかもしれません)。
  • ほぼ毎日チェスをします。
  • 定期的に瞑想をしています(週に数回)。また、午後にはときどき、昼寝をします。
  • 週に1回、30分から60分間にわたり、座って音楽を聴いています。その間、聴く以外のことは何もしません。

このような忙しくないライフスタイルをしていると、仕事に費やす時間が減ってしまいます。実際、そのせいで週に平均35時間しか働ける時間がありません。

「Saent」を起業する前は何年もずっと、週に45から50時間ぐらい働いていました。

それでも、この12カ月を上回るほどに仕事が進んだことはなかったと思います。ここで、エリートバイオリニストの話を思い出してください。現在の私のリズムは、彼らのリズムと同じなのです。中途半端な気持ちで1日中働くのではなく、1日数回の集中した時間に、多くのエネルギーと集中力をつぎ込んでいます

こうすることで、次に取り組むことを入念に考えてから仕事の席につくことができるので、本当に大事なことを追及できるのです。

時とともに、この計画性と心の平静が、強固な基盤になります。常にやるべきことに取り組んでいるので、仕事の質も向上します。


本質主義で野望を変える


もっとも大きな変化は、自分の野望について現実的になることでした。

多くの人が、フルタイムで仕事をこなし、子どもを持って(またはロックスターのようにパーティをして)、スポーツやトレーニングをして、アクティブなソーシャルライフを送り、最新のテレビをチェックして、本を読み、勉強もして、サイドビジネスを立ち上げ、瞑想して、昇進して、もちろんFacebookやLinkedIn、さらにはInstagramなんかもうまくこなさなければならないと思っています。それだけじゃなく、山のようなメールと、WhatsAppのメッセージも。これはたいへん!

誤解しないでください。私は、人間がそういう努力を厭わないことは、とても称賛すべきことだと思います。でも、成功するかどうかは別としても、その状況を楽しめている人はどれくらいいるでしょうか?

知り合いを見回すと、すべてをこなせないことに罪悪感を感じている人がほとんどです。そして、その解決策は、もっとハードに働くこと。早く起きること。遅くまで働くこと。週末も働くこと。クリスマスでも働くこと。

私は、違う解決策を見出しました。こんなパラドックスに頼ることにしたのです。「仕事の時間が十分に取れなければ、何をするか(そして何をしないか)をうまく選択しなければならない」と。子を持ったばかりの親なら、きっとその意味がわかるでしょう。

つまり、本質主義者のように考えることが必要です。本当に大事なことだけに取り組み、その他のことは切り捨てる。

「Cal Newport」では、バイオリニストの研究から、このようにアドバイスをしています。

忙しさと疲れは、あなたの敵でなければなりません。慢性的にストレスにさらされ、遅くまで働いているようであれば、あなたのやっていることは間違っています。やることを減らしましょう。でも、やると決めたことには、完全に集中してください。そして、やることが済んだら、あとはその日を楽しめばいいのです。


真の解決策:何を追及するかを積極的に選択する


忙しくない状況を作るためには、Noをたくさん言わなければなりません。多方面に手を出し過ぎると、何ひとつ集中できずに、すべての仕事の質を落とすだけです。

大事なことは、難しい選択を行うこと。自分に制限をかけ、すべてをこなすことはできない(し、それでいいんだ!)と理解することです。

そのためにはまず、本当に大事なことを決めなければなりません。お金、健康、他人からの評価、そして楽しむこと。それぞれに、どれだけの価値を置くのか。

あなたの選択に間違いはありません。でも、すべてを追及するのは災難のもと。多くの人が、その罠にはまっています。

大事なことに集中して、その他をすべてブロックすれば、自分のエネルギーに集中できます。

それは、簡単なことではありません。Noと言うのは、勇気がいります。でも、どうしようもない忙しさに追われている現在の状況は、リクエストを断りきれないことがそもそもの原因のひとつではないでしょうか。

この記事を読んで、忙しくないライフスタイルに挑戦してみたいと思ったなら、次のヒントを参考にしてみてください。

  • グレッグ・マキューン著『エッセンシャル思考』を読む。後悔はしないでしょう。
  • ウォーレン・バフェットによる優先順位決定の5つのステップを実践する。
  • アンソニー・ロビンズ著『あなたはいまの自分と握手できるか』第11章を読み、エクササイズを実行する。
  • 散歩、読書、電車に駆け込まないなど、忙しくないライフスタイルを反映する活動を優先する。表面的な行動のように思えますが、リラックスしたマインドセットが得られるので、いずれはそれが生活の隅々にまで行きわたるでしょう。


A Startup Founder's Secret Confession: I'm Not So Busy | Buffer open

Tim Metz(訳:堀込泰三)
Photo by Shutterstock.

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