• GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,  12:00 PM

「月の石」サンプルの分析は40年ぶり。中国「嫦娥3号」の成果が公開

「月の石」サンプルの分析は40年ぶり。中国「嫦娥3号」の成果が公開

160110moon1.jpg


2013年12月、中国の月探査機「嫦娥3号(Chang'e 3)」が、月探査車「玉兎号(Yutu)」を載せて月面に降り立ちました。それから2年、このほど玉兎号からの最初の科学的成果が公開されました。


さまざまな月探査ミッションが進行中


学術誌『Nature Communications』に発表された論文の中で、国際研究チームが、嫦娥3号ミッションで得られた最初の結果の一部を分析しています。

玉兎号が調査した月の岩石は、過去に行われたミッション(1970年代のアメリカの「アポロ計画」有人ミッションや、旧ソ連の「ルナ計画」無人ミッションなど)で分析された岩石と比べると、やや若いものでした。玉兎号が調査した岩石の年齢はまだ29億6000万歳で、対するアポロの一連のミッションでもたらされた岩石の年齢は30~40億歳でした。

玉兎号が調査した岩石は「玄武岩」でした。玄武岩は大昔の火山活動によって生成された岩石で、今回とは別のエリアから岩石を採取した過去のミッションでも多数見つかっています。

専門家の間では、月は地球に別の巨大な天体が衝突して形成されたと考えられており、今から40億年ほど前の誕生の直後には、月は煮えたぎるマグマの海だったとされています。それが冷めるにつれて、マグマの海はあちこちで分離し、一部は沈み、比較的軽い部分は上昇しました。月の中心部は放射性崩壊のため高温になっており、その熱で溶けた物質はときおり上昇して火山の大噴火を引き起こしました。この溶岩の流れた痕跡が、「月の海」と呼ばれる、月表面の黒く見える部分です。

嫦娥3号の着陸地点は月周回衛星からも観測されていて、珍しい岩石の組成だと考えられていましたが、実際のサンプルによる検証はこれまで不可能でした。ようやくそれが実現した今回の研究は、月面の組成の解明に向けて、新たな窓を開くものです。

「われわれはリモートセンシング(で得られたデータの分析)に必要な『グラウンドトゥルース』を手に入れました。これは、鍵となる地点の特徴のよく現れたサンプルです」と、玉兎号の結果を分析した惑星科学者のBradley Jolliff博士述べています。「衛星からの観測では、別のいくつかの地点でも同じようなシグナルが見つかっています。今回の成果によって、おそらくこれらの地点にも、同じような玄武岩が存在しているだろうと推測できるようになりました」。

ほかにも、月探査のさまざまなミッションが進行中です。SpaceILとMoon Expressの2社は、「Google Lunar XPRIZE」での優勝を目指して、コンテストの期限である2017年12月31日までに月面探査機を打ち上げる予約を済ませています。中国は、2020年までに、人類で初めて月の裏側に探査機を送ることを目指しています。ロシアとヨーロッパは、月の南極への共同ミッションを2020年までに実現させる計画を立てています。またロシアは、2029年までに月への有人ミッションを実現する計画も推進しています。

人類の次の目標は、月面コロニーです。


AFTER 40 YEARS, NEW RESULTS FROM THE MOON'S SURFACE|Popular Science

Mary Beth Griggs(原文/訳:阪本博希/ガリレオ)
Photo by Shutterstock

MORE FROM LIFEHACKER

powered by

Kotaku

© mediagene Inc.