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春野ユリ  - ,,,,,,,,  09:00 PM

決まったオフィスを持たず好奇心のおもむくままに旅をする:リアリティ番組のホストを務めるマイク・ロウさんの仕事術

決まったオフィスを持たず好奇心のおもむくままに旅をする:リアリティ番組のホストを務めるマイク・ロウさんの仕事術

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敏腕クリエイターやビジネスパーソンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ。今回はリアリティ番組のホストを務めるマイク・ロウ(Mike Rowe)さんにインタビューしました。

大変なのに人から感謝してもらえることが少ない仕事をして世の中のためになっている人たちと出会うために、マイク・ロウさんは長年アメリカ中を旅してきました。さまざまなショーやテレビ番組に出演する彼に一貫しているのは、真摯な好奇心と学びの意欲です。

マイクさんは現在CNNで『Somebody's Gotta Do It(誰かがしなければならない仕事)』のホストを務めています。この番組は汚いしごとよりも、チェサピーク湾の牡蠣の増殖に始まり、モンスタートラック・ラリーまで、ユニークで情熱に溢れた人材が求められる予想外で驚きに満ちた仕事にフォーカスしています。今回は、マイクさんに彼の言葉で言うところの「本当にその仕事をしている本物の人たち」を彼がどのような方法で見つけているのか聞いてみました。


── 旅をしていないときは、サンフランシスコを拠点にしているんですよね。

そうです。この15年間郵便物はサンフランシスコで受け取っています。バルチモアを皮切りに、あちこち拠点を変えましたが、仕事があるところに行くことになるものです。


── あなたの仕事のし方を一言で表すとどうなりますか。

「好奇心の赴くままに」でしょうか。


── 現在使用中の携帯端末はiPhoneですか。Androidですか。

私は流行を取り入れるのが遅いタチで、今はまだiPhone 5を使っているのですが、これで十分な気がしています。でもiPhone6はさらに画像もカメラも、その他諸々優れているから使ってみたら、と人から言われています。


── Macも使っていますか?

はい。1台持っているのですが、ええと、何ていう名前だったかな。多分Proですね。種を明かせば、PCの性能、ハードドライブのサイズ、スクリーンの解像度、ランダム・アクセス・メモリなどはどうでも良くて、飛行機の座席の折り畳みテーブルに合うかどうかで選んでいます。


── 最近は追加料金を払うと少し広い席に座れますよ。CNNが差額を支払ってくれるといいですね。

あなたはそう思うかもしれませんが、実は飛行機のどの席に座るかは問題ではないのです。どの席でも折り畳みテーブルの大きさは同じですから。


── Appleは次回、それを考慮すべきですね。

まさにそれをここで訴えて欲しいです。Appleが本気でユナイテッド航空、アメリカン航空、デルタ航空、サウスウエスト航空、バージン・アトランティック航空と連携する必要性に耳を傾けてくれるなら、テクノロジーと飛行機の折り畳みテーブルが一緒に同次元で考えられることになります。旅とテクノロジーの両方の体験が誰にとっても劇的に向上するチャンスがここにあると思います。


── そのテクノロジーですが、「これがないと生きられない」というツール・ソフトウエア・アプリはありますか?

電話を使って自分でなんとかできないことは、誰かにやってもらう必要があります。さっきも言いましたが、その手のものを取り入れるのは早いほうではないので、私がBluetoothを取り入れたのは比較的最近です。正確にはまだ使っていないのですが、電話に取り付けることができて高性能マイクが内蔵されているすごいボーズのヘッドフォンを持っています。だから今では私に向かって怒鳴ったり叫んだりする人たちがいるときは、鮮明なステレオサウンドでしっかりそうした声を聞くことができて、一言も聞き逃すことはありません。


── 旅をしていないときは、仕事場はどんな感じですか?オフィスを持っていますか。それとも自宅から仕事をしていますか。もしかしたら飛行機の座席が仕事場ですか?

その通りです。ユナイテッド航空のラウンジ、アムトラックの列車の中、飛行機の中、自宅のコーヒーテーブルが私の仕事場です。ベッドが仕事場になるときもあります。伝統的な形のオフィスはもう長い間持っていません。

他人のデスクを借りることも多いです。ちょうど今みたいにCNNにいると、至る所にキュービクルがありますから。ちょっと前はブルーク・ボールドウィンさんのオフィスを、その次はアシュレイ・バンフィールドさんのオフィスを借りて仕事をいていましたが、今使っているこれは誰のオフィスかな。あまり物がないから最近解雇された人のデスクかもしれません。でも、どこででも何とか居場所を見つけられます。電話を拝借しますし。ところで今使っているこれは誰の電話かな。いつも知らない人の電話機から電話しているんです。

洋服はもう20年ぐらい買っていません。コマーシャル撮影のときに使ったものをもらったり、手ごろなワードローブがあるともらったりしています。私の場合はそんなふうにしてもいいかなと思っています。だってテレビに出るとき着たものはもらえるべきだと思うので。私がもらってもいいはずだと感じるものをくれるのを忘れる人が多いので、自ら進んでもらうようにしていますが、誰も気にしていないようです。

この種の仕事に関しては、私はネイティブ・アメリカンの哲学を私は支持しています。肉体を使う仕事ならまだしも、話題になっているテクノロジーやほとんどの場所で通用している一般的なプロトコルは誰かに所有されることができるとは思いません。リースか永久貸出にされるべきだと思います。そう。永久貸出ですね。


── それは名案ですね。タキシードなんかが必要なときはちょっと厄介ですが。

そうですね。タキシードは良い例です。最も伝統的なレンタルです。タキシードはレンタルできるのに、どうして買う人がいるのか不思議ですね。


── 確かにね。

私は家にタキシードを3着持っていますが、どれ1つとして体にぴったり合わないです。どれもクリーニングが必要なのに、クリーニングに出す気になれないんです。振り返って考えてみると、タキシードが必要なときは毎回借りれば良かったと思います。

実は車についても同じように思っています。レンタカーにすれば良かったです。正直言って、食べ物もレンタルで良かったんです。ある意味では私たちはそうしているんじゃないかと思いますけど、どうですか? 誰も本当には食べ物を所有していないということです。しばらく借りて、それから捨てます。そんなふうに世の中はできています。


── 確かにそうですね。

はい。咀嚼して呑みこみ、それから外に出すのです。私たちは実は何1つ所有していない。何1つね。


── その通りですね。私が次にしようと思っていた質問にもう答えて頂いたかもしれません。次はベストな時間節約術を聞こうと思っていたんです。でも、私はその「レンタル哲学」が気に入りました。

時間節約術としては、あまりお勧めはできませんが、「単に忘れてしまうこと」です。作業を忘れる。約束をすっぽかす。さきほどの電話中にしたように、本当に20分節約する方法を見つけなければなかったのです。だって、ダブルブッキングしてしまっているし、部屋いっぱいの人を待たせているしで、私は右往左往していたのです。

でも、それから、彼に電話して「電話はできないよ」と言おうと思いました。私はそんなふうにして何とか責任持ち続けようとするのですが、同時に責任転嫁もしようとしてもいます。それが現実の世界というものじゃないでしょうかね、いつもみんなを喜ばせようとしているのだけれど、それは必ず誰かを少しがっかりさせることになる、それがこの忙しい人生でみんながしていることです。誰もがそんな人生に縛られているか、そうでなければコミットしているのです。


── 全くその通りですね。その話が出たところで、ToDoリストマネージャーか紙のノートを使って、しなければならないことを管理していますか?

それに関しては、いまだにポストイットを使っています。自宅では冷蔵庫に貼っています。PCにあるフォルダーやあらゆる体系的なことの役割が私にはまだよく理解できていません。何でもデスクトップに保存してあり、デスクトップが写真やアイコンやアプリなどですっかり散らかってしまうと新しいPCを買います。


── なるほど!

これ以上シンプルなことはありません。今あるデスクトップから管理できる以上のことがPCの中にあったり、そしてポストイットのメモが冷蔵庫の扉に貼れないぐらい忙しくなってしまったら、自分が咀嚼できる以上のものを咀嚼しようとしているのです。


── ところで、粘着力が際立って高いポストイット(編集部注:3Mの「超粘着ノート」のこと)のが市販されているのをご存知でしょうか。私はそちらのほうがずっと好みです。

その製品についてもっと詳しく教えてください。どこで手に入るのですか。どうしてそんなに粘着力が強いのですか?


── それはごく普通のポストイットで、同じブランドですが、裏についている糊がずっと強力なんです。私の場合、普通のポストイットを貼るといつも剥がれ落ちてどこかに行ってしまうんです。

そのポストイットはいいですね。私は普通の人より額(ひたい)が広いのでポストイットに何か面白いことを書いて自分の額に貼り、それからその顔の写真を撮ってFacebookに載せたりしています。しなければいけないことを自分にリマインドするのにもそれを使っています。Facebookにポストイットを貼った自分の顔をアップするんです。そうすると私にはFacebook上で300万人も友だちがいますから、彼らが私にリマインドしてくれます。でも、それは本当に重要なことだけに限ってしています。


── それなら、是非粘着力が特別に強いポストイットを手に入れてください。

それ、メモしました。今のところは普通の糊がついているポストイットに書いていますが。


── 電話とPC以外に、「これは必須」というガジェットかツールはありますか?もしかしてポケットナイフみたいなものでしょうか?

ポケットナイフは以前持っていました。今は没収されてしまうので旅に持参することはできません。レザーマン社の多目的ナイフはスイス・アーミー・ナイフより格段に優れています。スイス・アーミー・ナイフも数年前から重宝していますが。でも1つだけツールを持つとしたら私ならレザーマンにするでしょう。だってペンチも2種類のサイズのナイフも、そのほかにも面白いものがたくさんついているのですから。スイス・アーミー・ナイフよりカッコいいですしね。でもスイス・アーミー・ナイフには拡大鏡がついており、私は年々それがなくてはならないようになってきたのも事実です。


── ポストイットに書いたメモを読むためにですか?

いえ、ポストイットのメモではなくて、レストランのメニューです。もう全然読めなくなってしまいました。わざと小さい字にしているんじゃないかとさえ思います。素敵なレストランでスイス・アーミー・ナイフを取り出して拡大鏡を拡げていると、人に変な目で見られますよ。だから理想的な解決策ではないのですが、仕方がないです。


── 仕事に関してですが、フィールドワークに出ていないときは、いつも何かに取り組んでいたり次の仕事のことを考えていますか?それともプロジェクトが1つ終わると、心を解放するほうですか?

どちらとも言えます。本当に仕事をしていない状態には絶対になりませんが、仕事中でも完全に心を遊ばせて次はどうなるか考えようとしているときがあります。私の仕事はある意味でちょっといい加減なところがあり、現実のスケジュールよりずいぶん先を行っていないといけないのです。なぜならば、全てに対してノーと言い始めると、2、3カ月後にはもう何もすることがなくなってしまい、その空いた時間をすぐに埋めるのは大変ですから。だから、立ち止まりたいときでさえ常に前進していないといけないのです。それは古くからあるフリーランスのメンタリティであり、決して消え去ることはありません。

スケジュールが完全に空白の状態で始まった月が過去に何度もありましたが、それはかなり心が折れます。振り返ってみると、何とかほとんどの日のスケジュールを埋めてきましたが、それでも毎月スタートするのは気疲れします。


── まったくですね。フリーランスでいるのは誰にとってもとても大変なことです。

フリーランスという言葉の由来を知っていますか? 中世に遡ります。その時代、フリーランサーは、自由な騎士でした。仕える主人を持たない騎士で傭兵でした。


── それは興味深いですね。ちょっと調べてみないといけませんが、それはかなり面白い話です。

調べてみればわかりますよ。フリーランサーは自分が殺した獲物を食べるのです。


── 日常のことで「これはほかの人よりうまい」ということは何ですか?

う~ん、正直に言うと、私が備えているスキルはそれほど多くはありません。従来の意味では何も習得していません。ほとんど何に関しても平均的か平均よりちょっと上ぐらいで、秀でていることは何もありません。職業上のことを言えば、私はカメラに映っているとき、あまり威圧感を与えないようで、それが結果的にとても便利です。なぜならば、私の仕事の大半は現場で仕事を本当している人たちと一緒にいることだからです。相手が私といることに慣れてくれるのが早ければ早いほど、私は仕事がしやすくなります。そして私が彼らに恥をかかせたりしないとわかってもらえるので普通はすぐに打ち解けてもらえます。ほとんどの伝統的なホストはテレビに映るプロですが、彼らと違って私はむしろゲストであり、それが私に授けられた特別の才能です。私は良いゲストです。実生活では私はきちんとしたゲストだと思いますが、テレビではさらに良いゲストです。周りで起こっていることをコントロールしようとしないからです。そのおかげで一般的に周りの人間は気楽になれるようです。


── テレビの視聴者はあなたを通してまるで自分が他人の仕事を体験しているような気持になりますね。

この場合、視聴者の「代理人」というのがふさわしい言葉だと思います。アバターみたいなものと言ってもいいでしょう。ディスカバリー・チャンネルのことを考えるとき、それは重要なことです。昔のディスカバリー・チャンネルは全員専門家が登場していましたし、現在のニュース・チャンネルもほとんどが専門家をベースにして、権威的な声が真面目なやり方で真面目な話しをしています。でも実は私を含めほとんどの人は、専門家の話より実際の当事者の話を聞くほうに興味があります。だから、私たちは権威ある人から本物の当事者への移行をさまざまな方法でしてきたと思います。それも興味深い点です。


── それで思い出したことがあります。私みたいに1日中オフィスの中で座っている人たちは、あなたがテレビで、従来のショーにつきもののこういう汚れ仕事をしているのを見ると自分でシャベルかなんかを手にして農場に行きたくなります。それはある種、とても特権的な妄想です。どうして肉体労働的なことをすることが、ここまでオフィスで働く人々にウケると思いますか?

それは、肉体労働者が時には空調のきいたオフィスに座って電話したりするのに憧れるのと同じ理由だと思います。仕事に関する私の意見としては、ブルーカラーとホワイトカラーという区分ができてしまっていますが、現実にはそんな区分は存在しないと思います。ほとんどの人は生活上、ブルーカラーとホワイトカラーを両方できたらずっと幸せになれると思います。小説家のアイン・ランドさんが、これに関して「泥のついた長靴を履いた建築家」を引き合いに出しています。頭脳と身体の両方を使うことができる人です。私は『Dirty Job』でも『Somebody's Gotta Do It 』でもそういう人たちとたくさん出会いました。彼らは概してたいていの人よりバランスが取れています。

そして、それがエンジニアでいることの本当に面白いところです。素晴らしい仕事だと思いますね。南アフリカに行って橋を建設したりできるわけでしょう? 壮大な仕事です。でもたいていの人はできないので、従来のホワイトカラーの仕事かブルーカラーの仕事に落ち着いてしまいます。現実にはどちらの仕事にも同じぐらい単調で退屈な仕事があります。隣の芝生はひょっとしたら、もっと青いのではと誰もが思っているんだと思います。


── 仕事中はどんな音楽を聴いていますか? 腰を据えて何か書くときは音楽なしのほうがいいですか?

音楽はないほうがいいです。でも、何かを聴こうと思うときは、最近はYouTubeで偶然見つけた音楽を聴くほうがおもしろいと思っています。インターネットの音楽ストリーミングサービス「Spotify」で見つけたものでしょうか。いったいどういう仕組みなのかさっぱりわかりませんが。でも、GoogleとYouTubeにどっぷりつかって、興味が持てるかどうかもわからないものを突然見たり聴いたりしているわけですよね。具体的なものをじっくり探したり自分のやり方を外れて何かを聴こうとするよりは、YouTubeを通して見つける音楽のほうが多いです。偶然見つけたときのほうが楽しいですよ。


── 最近はどんなものを見つけましたか?

ちょっとバカバカしいかもしれませんが、2日前の晩にマイク・フラワーズという人物に遭遇しました。Googleで「マイク・フラワーズ・ポップ」と検索すると、ポール・アンカーみたいなスタイルでオアシスの曲を歌っているオースティン・パワーズのような奴が出てきます


── なるほど。それでどうなりました?

ところが、そのオーケストレーションが実に素晴らしくて、新旧のミックスが私は気に入っています。だから、昔からのスタイルで演奏したり歌ったりしているのをこの変わった想定外の発表のし方でしているのがおもしろいと思います。是非チェックしてみてください。きっとあなたも気に入りますよ。実際にあなたの気に入るかどうかはわかりませんが、少なくとも今まで聞いたことがないと思います。


── いずれにしても面白そうですね。ところで、今、読んでいる本はありますか? お勧めの小説や雑誌があれば教えてください。

今はリー・チャイルドの『ジャック・リーチャー』シリーズを読んでいます。リー・チャイルドは最近新刊を出しました。もう12冊かそのぐらい出しています。私はこのシリーズ物のキャラクターの大ファンです。パルプ・フィクションもすごく好きなので、ジョン・D. マクドナルドの『トラヴィス・マックギーのミステリー』シリーズは2、3年ごとに読み返しています。フラッシュマン・ペーパーズとばれるジョージ・マクドナルド・フレイザーのシリーズもお勧めです。これは素晴らしい歴史物フィクションです。リチャード・ルッソの『Straight Man』という本をサイドテーブルに置いています。彼は『The Risk Pool』、『Mohawk』、『Bridge of Sighs』など何でも書いて、どれもすごく良い本です。私はルッソが大好きなのでたくさん本を持っています。ひところは毎日読んでいたこともあります。今は運が良ければ週に一度読むぐらいですが。


── 仕事をしていないときはどうやって充電していますか? 仕事から離れるためにしていることは何でしょうか。

わかりません。何であれ、長い間上手くできていません。


── でも週に1度は読書しますよね。

はい。だけど飛行機の中で読んでいるんです。何か別のことをしなければならないとわかっているときに限って読書をしています。でも、本気で仕事から離れたいときは、ピンと張った革張りの椅子に腰かけて、窓の外のゴールデン・ブリッジにかかる霧を見つめながら明かりをともしてワインを注ぎ、パルプ・フィクションを読みふけるべきです。なかなかいいですよ。

私はもう世界中を旅して歩くことは夢見ていないんです。幸運に恵まれてずいぶんやりましたしね。今は静かに座っているほうがいいです。


── 睡眠習慣はどのような感じですか? 夜型ですか? 朝型ですか?

以前は完全に夜型でしたし、今でもそんなところがあります。夜更かしが好きなんです。でも年を取るにつれて、どんどん起きる時間が早くなっています。そして今では、前の晩にワインを飲みすぎたりしない限りは、起床直後の3時間が1日で一番良い状態にあることに気づきました。その日最初のコーヒーの最初の一口はジントニックの最初の一口ぐらい美味しいのです。その日の最初の一口は何を飲もうと1回しかないのですから。でも、私にとって1日のうちで最高の瞬間、それは、座って目を覚ましながら、その日最初のコーヒーの3口目を飲むときです。自分が今、ここに存在しているのを感じる瞬間です。


── 今日ここであなたがされたのと同じ仕事術に関する質問をするとしたら誰にしたいですか?

ジョージ・プリンプトンさん、スタッド・ターケルさん、チャールズ・クロートさん、ポール・ハーヴェイさんです。どの人も既に故人で、たいへん惜しまれる存在です。生前の彼らの仕事のし方を語る人は多くありませんから、生きていたら是非聞いてみたいです。


── これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください。

アドバイスには基本的に2種類あります。1つ目は実用的なアドバイスです。私がもらった最も実用的なアドバイスは、危険から身を守れという父からのアドバイスです。

誰かの家の庭で私たちが蹄鉄投げをして遊んでいたとき、誰かの投げた蹄鉄がそれて飛んでしまいました。そのとき私の父はバルコニーから下を見ていました。叫んでいるのは父の声だと私にはわかりましたが、誰に向けられているのかはわかりませんでした。でも、それはどうでもいいことでした。大声だったので父の声だとわかったからです。それで私がとっさに頭を下げると頭の上を蹄鉄が飛んでいくのがわかりました。運悪くそれはチャッディ・ベーカーという友だちの顔を直撃しました。私からほんの50㎝離れたところにいた奴です。彼の歯が吹っ飛びましたが、私の頭に当たっていてもおかしくなかったのです。とにかく、それは素晴らしいアドバイスでした。そしてアドバイスのことを思い返すと、簡潔で、大声で、馴染みがあり、従わずにはいられないという、あらゆる優れたアドバイスが備えているべき性質を全て備えているアドバイスでした。そのアドバイスに従って本当に良かったです。

アドバイスのもう1つの種類は、人生に関するアドバイスで、前述のジョン・D. マクドナルド氏とトラヴィス・マックギー氏から得た「あらゆる熱意には慎重になれ」というアドバイスです。


── どちらも際立ったアドバイスですね。ほかに読者に伝えたいことはありますか。

真正性はやはり大切です。政治やテクノロジーやテレビのリアリティにそれを求めるなら、しっかりした目が必要です。それはあなたのようなライターにとってもそうですが、バランスを取る行為です。あなたは誰の真似もしたくはないでしょうけれど、それと同時に、編集者が見て「いったい何を言おうとしているのだ」と言うようなことを書くこともできません。「本物」であることは難しいのです。私たちはショーをセカンド・テイクはせず1度しか撮影しないことでそれを実現しようとしています。やり方は人それぞれですが、要は、私を含め誰もが自分なりに何とか解決を見つけようとしています。

このインタビューはわかりやすくするために少し編集を加えてあります。


Andy Orin(原文/訳:春野ユリ)

  • ,,,, - By

    友清哲

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