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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,,  01:00 PM

2016年に移住したい世界22都市:「ポートランド」 in アメリカ

2016年に移住したい世界22都市:「ポートランド」 in アメリカ

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新年あけましておめでとうございます。ライフハッカー[日本版]の兄弟メディア、ルーミー(http://www.roomie.jp/)編集長の中島彩です。

今回は、「ライフハッカーが注目する2016年に移住したい世界22都市」として、米国オレゴン州ポートランドについてご紹介します。わたしは2007年から約2年半ポートランド市内に住んで、ポートランド州立大学(PSU)に通っていました。


ポートランドはどんな都市ですか?



都市的な要素と自然がバランス良く共存する、理想的なコンパクトシティです。リベラルな感覚をベースに時間がゆっくり流れています。サステイナブルな暮らしが自然と根付いており、DIY精神を持った人が多く住み、アート、音楽などカルチャーが盛んです。

ダウンタウンから車で15分ほど走れば、そこには豊かな自然が広がります。Trimet(トライメット)という公共交通機関があり、市街地にはバス、電車、路面電車の交通網が充実しています。中心地に住んで自転車を持っていれば、車は必須ではありません。さらに、オレゴン州は消費税がなく(かわりに州の所得税が高め)、比較的治安もいい。家賃を含めたミニマムの生活費は月10万/1000ドルほど(2009年当時)。とても暮らしやすい街です。


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ポートランドを語るうえで欠かせないのが食文化。自然に近い立地を生かして、地元の有機野菜を積極的に使うレストランが多く、市内ではファーマーズマーケットが盛んです。郊外に行けばワイナリーがたくさんあり、サードウェーブの火付け役としても知られるStumptown Coffee Roastersを筆頭としたコーヒーカルチャー、そしてクラフトビールや、リーズナブルに世界各地の味が楽しめるフードカート(屋台)も盛り上がっています。

アメリカの都市ではあるのですが、ダイナミックで合理的な、いわゆる"アメリカン"な要素は少なめで、いい意味での裏切りがあります。日本でもその独特なライフスタイルで注目を浴びていますよね。噛めば噛むほど味がでるユニークな街です。


ポートランドに住むことになったきっかけは何ですか?


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2006年頃、都市計画や地域経済の勉強をしていた兄から「アメリカのポートランドは面白い街づくりをしているらしい」と聞き、夏休みに何気なく遊びに行きました。カフェやバス停で隣り合った人など、街角で出会った人がみんな親切だったこと、大きすぎない街のサイズ感、総体的にみて安心して一人暮らしができそうだと感じました。2週間くらいの滞在でしたが、帰る頃にはここに引っ越すと決心していたほど、ピン! ときたのを覚えています。


ポートランドで気に入っているところはどこですか?


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ローカル志向の強さに面白さを感じます。言い換えると「地元愛」。ポートランドの人々は本当にポートランドのことが好きなんです。

グローバル化が進む現代では珍しいことに、ポートランドではスモールビジネスが盛んです。全米にある大型スーパーチェーン、ウォルマートが住宅地にオープンする話が持ち上がったとき、住民が反対運動を起こして跳ねのけてしまったというエピソードもあります。

ポートランドで暮らし始めて1年が過ぎた頃、モノを買うときに「これはローカルか、そうではないか」という基準で選んでいることに、ふと気付くことがありました。できるだけオレゴン産の食品がいい、大手チェーンよりローカルチェーンのスーパーで買い物したい、ローカルバンドのライブを見に行こう、コーヒーは近所で自家焙煎するコーヒーショップで買う。ローカルのものは質がいいという理由もありますが、自分にもローカル志向が自然と根付き、街自体と関わりながら暮らしていた気がします。そんな住民たちの日々の小さな行動が、街の個性を育てて地域経済にも作用しているのかもしれません。

街を歩いていると「Keep Portland Weird」というスローガンを見かけることがあります。意訳すると「ずっと変テコなままでいようよ」といったところです。みんな自分の街が変テコであることに誇りを持っているのです。住民の強い地元愛こそが、ユニークで活気あるポートランドの原動力であることは間違いありません。


逆にもっとこうだったらなぁと思うところは?


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天気がもう少しよければいいのに...。冬はとりあえず、晴れません。10月半ば頃から来る日も来る日も雨が降り、空はグレー。ときに気が滅入りそうになりますが、あったかいコーヒー(暗くて寒い冬の特効薬です)で、なんとか乗り切ることができました。その反動もあり、長い雨期が開けてからの夏のポートランドは最高です。7~9月にかけてたくさんの野外イベントがあり、カラッとした過ごしやすい気候に心がおどります。(というわけで、ポートランドを訪れるなら、夏がオススメです)


どんな人がうまくやっていける都市だと思いますか?


ポートランドは懐が深い街なので、どんな人でも快適に暮らせると思います。一歩踏み込むとすれば、「自分の手でなにかを生み出したり表現したりしたい人」にはさらに適した環境かもしれません。たとえば、シェフ、ものづくりの職人、絵描き、ミュージシャン、デザイナーなど、有名・無名、活動のジャンルは問わず、若い人を中心に自分のやりたいことを純粋に追いかけている人が多い印象があります。

ニューヨークやLAなどの大都市に比べて家賃や生活費が安いことにあわせて、先ほど記した「地元愛」が、新しいことに挑戦しやすい土壌を作っているのかもしれません。表現する人がいれば、それを応援する人や評価する人がいて、お金を出す人がいるという、ビジネスを成立させるいい循環ができている気がします。料理好きの人がフードカートを始めて、いまでは人気のレストランになってしまったという事例もあります。

ポートランドの魅力は日常の中に隠されています。もし訪れる機会があれば、できるだけ日数を確保して、予定を詰めすぎずゆっくりと「暮らす」ように過ごすと、その魅力が味わえるかもしれません。ポートランドは「人」がいい。みんな気さくで優しく接してくれます。たとえば、毎日同じコーヒーショップに通ってそこのバリスタと世間話をしてみるなど、地元の人と関わることで、さらにポートランドでの時間は楽しくなるはずです。

2014年、ポートランドにまつわるトークイベントをルーミーとOpenCUで共催しました。そのレポート記事がこちら。その他、ポートランドにまつわるルーミーの記事もありますよ。
ポートランド | roomie(ルーミー)

著者プロフィール

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中島彩(なかしま・あや)

ルーミー編集長。岐阜県出身。米国オレゴン州のポートランド州立大学を卒業後、編集プロダクションでの書籍とウェブサイト運営を経験の後、現職に。ルーミーとは、部屋に置きたいインテリア、手軽に試せるレシピ、DIYなど、楽しい家時間と空間作りのヒントをお届けするメディア。
roomie(ルーミー)

Photograph by Yugo Sato

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