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両角達平

 - ,,,,,  07:00 PM

2016年に移住したい世界22都市:「ストックホルム」in スウェーデン

2016年に移住したい世界22都市:「ストックホルム」in スウェーデン

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新年あけましておめでとうございます。ストックホルム在住の両角です。今回は、「ライフハッカー[日本版]が注目する2016年に移住したい世界22都市」として、心地よい暮らしができる水の都、ストックホルムについてご紹介します。


ストックホルムはどんな都市ですか?


スカンジナビア最大の都市ストックホルムは、「北欧のベネツィア」と呼ばれるように14の島からなる水の都です。宮崎駿監督のアニメ「魔女の宅急便」や最近では『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』の舞台となった小綺麗な街です。北欧最大の都市といっても、スウェーデンの人口は980万人程度、ストックホルム市では約90万人程度なので、日本の都市と比べると小規模な都市です。四季はありますが、夏は最も暑いとされる7月でも平均で18度程度で、かつ湿度も低いのでじっとしていも汗をかくことがなくとても心地よいです。北欧と聞くと冬は寒いイメージですが、そこまで冷え込むことはなく、最も寒いとされる1月の気温は―3度程度です。また、ストックホルムは雪も多くなく、日本の寒冷地のほうが総じて厳しい気候といえるでしょう。

しかし、日本と最も異なる点は、極端に夏は日が長く、冬は短いことでしょう。夏は最も長い時で朝4時前から日が登り、沈むのは22時なので、夕方から深夜まで屋外で過ごすのが1つの楽しみです。逆に冬は最も短い時で日が昇るのが8時30分前後で、沈むのが15時前なので、朝起きても暗く、夕方17時に帰宅するときにはもう真っ暗なのです。ゆえに、冬は体を鍛えたりビタミンDを摂るなどして「暗さ」の中を生き延びるための術を獲得することが求められます。ちなみにスウェーデンの北極圏にある街キルナでは、冬は太陽が昇ることはなく、逆に夏は24時間陽が出ている白夜の状態になります。


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ストックホルムの夏は長いので日光浴で暇をつぶす


スウェーデンといえば、デザインではIKEA やH&M、ITではSpotifyやスカイプ、音楽では古くからはABBA、最近ではAvicii やAlessoなど、小規模な国の割には世界的なブランドやアーティストを輩出している国です。また、社高福祉高負担の包括的な社会保障制度は、少子高齢化が本格化する日本のモデルとして引き合いに出されることが多いです。


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ストックホルムのミュージックフェスにて


これらに象徴されるように、この街は、ずばりシンプルさと機能性を兼ね備えた、派手すぎずしかし小粋な「ちょうどいい」街がストックホルムらしさと言えるでしょう。


ストックホルムに住むことになったきっかけは何ですか?


私がストックホルムに住むことになった直接のきっかけは、2012年に日本の当時通っていた大学を休学してストックホルム大学に1年半近く留学をしたことでした。北欧、特にスウェーデンの教育、若者政策に興味があり、留学中も学業のかたわら、現地の若者の余暇活動施設でインターンシップをしたり、ブログにて情報発信をしたりしてきました。帰国後、ヨーロッパでで生活したいと思い、再びストックホルムへ飛んだのでした。当時はスウェーデンにパートナーがいたこともあったので、スウェーデンの大学院の学費がかからなかったことも、移住を考える大きなきっかけになりました。現在は、大学院のプログラムをこなしながら、現地のゲーム会社で翻訳のバイトをして自活をしています。ですので滞在ステータスは、現在は学生ビザになります。

1カ月の生活コスト(住居費や水道光熱費、食費、通信費などの)は15万円程度になります。学生の生活ですが、円が安いのとストックホルムの物価の高さゆえにこのくらいのコストになります。例えば、通常のランチでも 1500円はかかります。奨学金を得ることができなかったので、仕事と両立する必要がありますが、賃金や待遇、労働環境は悪くないので思いのほかうまくやっていけています。


ストックホルムで気に入っているところはどこですか?


スウェーデン語で「ラーゴム(lagom)」という形容詞があるのですが、これは日本語でいうところの「ほどよさ、適度、中庸」を意味する言葉が象徴するように、スウェーデンではこの「ほどよさ」が美徳とされています。実際に、ストックホルムの街の規模も大きすぎず小さすぎず、街並みの風景もド派手すぎず、現代的すぎずという感じで、あらゆる面で「ラーゴム」なところがストックホルムの良さと言えるでしょう。豊かな自然に囲まれている環境の政策先進国でもあるので、空気も水もとてもきれいです。事実、OECDのより良い生活指標(Better Life Index)の環境の指標でスウェーデンはトップです。

治安は、中心外などで気をつけないければいけないところはありますが、それでも他のヨーロッパの都市と比べればはるかに良い方だと言われています。

また、日本人にとっては英語の話しやすさも助かります。スウェーデンは母国語が英語でない国の中で最も英語が流暢な国として知られているように、老若男女問わずにすべての人が英語ができます。同じゲルマン語圏のドイツなどと比べても、例えば、元々東ドイツに属していた地域だと年配の方はロシア語が第二言語だったこともあり、英語があまり話せない人が多々いましたが、スウェーデンではそのようケースはほとんどありません。ですので、日本人留学生でも移住者でも、スウェーデン語を話せなくても難なくやっていけるのは移住障壁を下げてくれます。

さらに、ワークライフバランスと健康を重視する点もスウェーデンらしさと言えるでしょう。労働時間の短さ、賃金の高さ、男女の賃金格差の低さ、育児休暇の取得率、就業・就学への復帰のしやすさが持続可能なキャリア形成とワークライフバランスに寄与しており、事実、スウェーデンのワークライフバランスはOECD36カ国中3位で、日本は34位です。それゆえに、私が働いているIT会社でも17時にはオフィスはほとんどの人がいません。余暇活動時間が多いので、街中では多くの人がランニングやワークアウトをして体力作りに励んでおり、それに触発されて私自身もワークアウトを欠かさないようになりました。


逆にもっとこうだったらなぁと思うところは?


例えば、コンビニでビールを買おうとしても3%程度のビールしか買えません。スウェーデンでは厳格なアルコール販売政策により、5%以上のお酒は国が占有しているSystembolagetという酒屋でしか買えません。しかもほとんどが19時くらいには閉まってしまい、土曜日は15時まで日曜日は休業なので、アルコールを購入することに「計画的」でいなければいけないのは、たまにうんざりします。パブやバーに入場する際に酔っ払い過ぎていると入れませんし、店内で酔いつぶれていると追い出されてしまいます。もちろん「飲み放題」というシステムもありません。私は飲みニケーションに従事する派なのでがっかりすることもありますが、逆にいうと依存症や飲み過ぎのリスクを抑えることができています。


どんな人ならうまくやっていける都市だと思いますか?


寒さが嫌だという人がいますが、実はそんなに寒くありません。日本の寒冷地出身の私からすれば、日本のそういった地域の方がよっぽど寒いです。風が強い日もありますが、それよりも長く暗い冬をうまく乗り切れさえすれば、なんとかなります。

総じて、ストックホルムは日本人にとって、とても住みやすい都市といえるでしょう。それは、スウェーデンはヨーロッパの日本と言われるように、意外にも日本との共通点が多いからです。例えば、室内では靴を脱ぐこと、勤勉、まじめ、時間に厳しい、ほどよさが美徳とされること、少し人見知りな国民性、ヲタクが多い、ハイテク、などなど数えられないくらいの共通点があるのです。とくにストックホルムは他のスウェーデンの都市と比べれば、人々は「冷淡」で「働きすぎ」と言われているようですが、この点は日本の東京と似ています。最もありがたいのは、ビザや行政の書類関係の手続きなどの簡素化も進んでおり、英語でやりとりもスムーズにできますので、その辺りは安心できます。


【著者プロフィール】

160104_world_cities_stockholm_profile.jpg両角達平(もろずみ・たっぺい)ブログ

長野育ち、ストックホルム在住のゆとり世代の日本人。ヨーロッパ・北欧の社会、若者、若者政策を研究。ストックホルム大学国際比較教育修士課程に在籍。現地のIT会社で働くかたわら、スウェーデンの若者政策、ユースワークの視察・通訳や翻訳などにも携わる。

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    香川博人

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