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itouitou  - ,,,  01:00 PM

2016年に移住したい世界22都市:「クタ」in インドネシア

2016年に移住したい世界22都市:「クタ」in インドネシア

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新年あけましておめでとうございます、ライフハッカーの翻訳ライターをしている伊藤です。今回は「ライフハッカー[日本版]が注目する2016年に移住したい世界22都市」として、豊かな神の島、バリ島の海街「クタ」に2011年の秋から1年ほど住んだ体験を紹介したいと思います。


「クタ」はどんな都市ですか?


まず、バリ島は御存知のとおり、赤道にほど近い、常夏のリゾートアイランドです。気候は雨季と乾季があり、乾季はほぼ毎日晴れ、雨季はほぼ毎日雨が降りますが、日本の梅雨みたいにシトシトではなく、明け方とか夕方にザバーっと降ってまたカラっとあがる感じです。赤道というとものすごい暑いんじゃないか?と思われるかもしれませんが、日本の夏よりは過ごしやすく、日中の日差しこそは猛烈ですが、日陰に入れば涼しく、夜はエアコンなしで眠れます。

バリ島滞在は超ざっくり言うと、海滞在と山滞在があって、海なら有名なクタビーチ近辺、あるいは少し内陸に入ったデンパザールという街に外国人が多く住んでいるようです。山側はこれまた美しい田園風景で有名なウブドという街が人気があり、日本人をはじめ、西洋人の長期滞在社が多い印象でした。私は海派だったので、約半年を東側の海街サヌール、あと半年を西側のクタビーチの近くで過ごしました。


「クタ」に住むことになったきっかけは何ですか?


バリ島に行こうと思ったきっかけは、当時ちょうどサーフィンを始めたばかりでバリはサーフィンの聖地として憧れがあったのと、すでに友人が住んでいて、いいところだと聞いていたことです。そして、ちょうど在宅の仕事に切り替えたばかりで、どうせ在宅なら海外でもいいんじゃないか、と思ったのと、バリ島なら日本にいるより生活費も抑えられるんじゃないか、というのも大きな狙いのひとつでした。


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「クタ」で気に入っているところはどこですか?


バリ島全般で気に入っていたところは、なんといっても気候です。ほぼ毎日晴れ。雨季はスコールがありますが、それでも1日の大半は晴れているのです。こんなに晴れまくってる場所もあるんだなーと最初は感動すら覚えたものです。湿度は低く、日陰にいれば日中でも気持ちよく過ごせます。というか、とにかく空が青い! 今日も青いな〜と思わずため息がもれるほどでした。

そしてなにより、波がいい! 特に私のようなサーフィン初心者にはうれしい安定して力強いほどほどの波が、基本、いつもあります。どれくらい初心者にやさしいかというと、滞在中、まったくの初めてだという人に10人くらいサーフィンを教えたのですが、1〜2時間で(ほぼではなく)全員がボードの上に立って波を滑ることができたほどです。

ここで生活面のことも少し書いておきましょう。私は前述のとおり、在宅の翻訳ライターをしながら収入を得ていました。その他にもIT関係の仕事を少しだけやっていましたが、どれも在宅でできることばかりです。気になるのはビザですが、最初は空港でとれる到着ビザで入って、1カ月の延長手続きをして計2カ月間滞在しました。そのあとで、一度シンガポールに出国し、ソシアルビザという半年滞在できるビザを取得、それが切れたあとはまた出国して到着ビザで入国、という形で延べ11年間滞在しました。

生活費ですが、私の場合、もろもろ入れて、ざっくり9万〜10万円というところです。その中には海外旅行保険1万円や、ビザの取得代金なども入れています。家賃は2万〜3.5万円のアパート(10畳ワンルーム、ホットシャワー、エアコン付き程度)を何度か引っ越しながら滞在していました。食費、交際費などはピンキリですが、毎日通っていた食堂はおいしいナシチャンプルが200円ほどで食べられました(もっとも、物価は2012年当時のものであり、今はもう少し上がっているかもしれません)。


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言葉についてですが、バリ島にはバリ語という独自のことばがありますが、ローカルの人たちはインドネシア語もみな話せるようです。観光地だけあって、レストランや売店などでは基本どこでも英語が通じるし、日本語を話す店員もいくらかいました。なので、片言の英語ができればそれほど窮屈な思いをせずに生活はできると思います。

バリ島に日本人は数千人住んでいると聞きましたが、観光客を除けば、意外といないなあ、という印象で、私が1年間いる間に知り合いになった在住の日本人は、20人ほどです。とはいえ、行くところに行けば会えるので、日本語が恋しくなるような環境ではありません。

治安は、私の体験に限っていえば、特別怖い思いをしたり、犯罪に巻き込まれることはありませんでした。もっとも、夜でも人が多い観光スポットを中心に生活していて、危なそうな地域には行かなかったということもあるでしょう。ローカルの人たちも親切な人が多く、仲良くなると村のお祭りや家族のイベントに招待してくれたりして、貴重な体験をさせてもらったなあという印象が残っています。特にサヌールで本場のトランスダンスを見た時はカルチャーショックを受けました。お祭りで伝統舞踊(?)を踊っていた少年少女たちが、叫び声をあげてバタバタと倒れていくのです。ほかにも、ブラックマジックをかけられた体験談などをバリ人の友だちから聞いたりしながら、宗教的、あるいは文化人類学的思索に誘われる日々を過ごしていたのを思い出します。

私が出会ったバリ島在住の日本人はホテルや結婚式場など、主に観光サービス関係の仕事をしている人が多かったように思います。私のようなパソコンで仕事をするフリーランスの人にはほとんど出会えず、昼間はカフェで1人で仕事をしていて、話し相手がいなくてさみしかったのを覚えています。もっとも、現在ではコワーキングスペースが何件もできているようで、フリーランスの人はそちらを利用してみるのをお勧めします。


逆にもっとこうだったらなぁと思うところは?


私は海側に住んで、もっぱらサーフィンばかりをしていましたので、ごく限定的な体験談になっているかと思います。最後に1つ、バリ島の不思議な効果、あるいは副作用についてお伝えしておきます。滞在中よくこんなことを思っていました。今日と明日は同じ日である、と。今日も晴れなら、明日も晴れであるし、今日そこそこ波があるなら、明日もそこそこ波があるのです。明日無くてもあさってならあるでしょう。とにかく先のことを考えなくなると言いましょうか、明日の準備などないと言いましょうか、今日中になになにをしておかなければならない、せっかく晴れたんだからどっかに出かけなくちゃならない、といった焦るような気持がどっかへ行ってしまうのです。日本のように季節の衣替えもありませんので、冬支度をしておかなくちゃ、とか、夏までにダイエットしなくちゃ、みたいにどんどん先取りをしていこうという気持にも一切なりません。


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朝、目が覚めると、昨日と同じ今日があるだけで、今日もやっぱりピーカンにいい天気なのです。なので、SNSで日本の友人たちが、もう夏になった、秋になった、冬になったと、まあめまぐるしいことだな、とびっくりしながら見ていたのを覚えています。そして、バリの人々もかなりゆったりと生活しているので、おのずとリズムもそちらに合ってくることになります。それがいいか悪いかは一概には言えません。ただ、そういう場所である、ということです。

私が滞在していたのは2011〜2012年ですので、物価など少し情報が古くなっているかもしれません。とはいえ、バリ島の青空と波とあのメローな空気感はちょっとそっとじゃ変わらないと思いますので心配はいらないと思います。


著者プロフィール

伊藤貴之(いとう・たかゆき)|LinkedIn

IT企業でシステム開発、ITコンサルを経験したのち、フリーランスへ。ウェブプログラマー、ウェブディレクターを経て、現在は翻訳ライターを中心に、たまにITの仕事もしています。2011年からインドネシア、タイ、日本などを移動しながら暮らしています。唯一の趣味は最近覚えたサーフィン。まだ横に滑れないほどの実力。でも、がんばります。 あと、コーヒーが好きです。

Photo by Shutterstock and Flickr

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