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ライフハッカー編集部  - ,,,  06:00 PM

2016年に移住したい世界22都市:「バンコク」in タイ

2016年に移住したい世界22都市:「バンコク」in タイ

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新年あけましておめでとうございます。バンコクでITエンジニアをしている岩﨑と申します。今回は、「ライフハッカー[日本版]が注目する2016年に移住したい世界22都市」として、ASEANの勃興を体現する街・バンコクについてご紹介します。


バンコクはどんな都市ですか?


バンコクは赤道のやや北、東南アジアのほぼ中心に位置するタイ王国の首都です。気温は年間を通して30度以上、真夏(4月頃)には40度近くにまで達する熱帯の都市で、今やその暑さに負けないほどの成長熱にみなぎっています。また、観光・ビジネスにおいて世界中からあらゆる人種が集まる賑やかで国際色豊かな街でもあります。

東南アジアというとリタイア後の移住先としてのイメージが強いかもしれませんが、バンコクには20〜30代前半の比較的若い駐在員や現地採用の移住者が多い印象です。在留日本人の数も世界で4番目に多い都市であり、5万近い日本人が住んでいます。


バンコクに住むことになったきっかけは何ですか?


端的に言うと「そこに仕事があったから」です。

1年半ほど前、縁あって今の会社 TalentEx Thailand に創業メンバーとして参画することになりました。わたし自身はエンジニア職のため、日本にいてリモートで働くこともできたのですが、2つの理由でバンコクへ移りました。

まず1つ、住んでいた東京での暮らしを維持できるほどの収入が当初は見込めなかったため。つまり経済的な理由で。

もう1つは、タイ人に向けたサービスを作り、運営していくにあたって、ユーザーであるタイ人の生活習慣や気風を間近に感じられる場所にいたほうがよい、と考えたからです。

しかし、これまでまったく海外への移住など考えたことがなかったので、英語はほとんど話せませんでした。そしてもちろん、タイ語はさらに解りません。なおかつ、現地在住の知人は弊社の社長のみ、という状況でした。ですが、旅行では何度か訪れたことがあったので、「行ってしまえば、あとはまあ何とかなるだろう」というくらいの感覚で移住してしまいました。

実際、住んでしまえば特に不便を感じることもなく今日に至っています。

こちらへ来て最初の半年ほど、基本的な会話を学ぶためにタイ語学校へ通いました。聞くところによると、日常会話の90%を理解するのに必要な語彙数が日本語では1万語であるのに対し、タイ語では2000語程度だとのこと。わたしのタイ語はまだまだ幼児レベルの語彙数だと思いますが、それでも日常生活を送る上ではあまり困ることはありません。

また、バンコクには多種多様な人種が集まっているため、多くの場所で英語が通じます。日本人が多く住むエリアの飲食店では日本語すら通じます。

海外移住のハードルの1つとして言語の問題があるかと思いますが、そういった意味ではバンコクはあまり外国語が得意ではないわたしのような人にとっても、移住の難易度はかなり低い街であると思います。


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周りにいる日本人は英語が堪能な方が多く、会社の公用語は英語、というケースも少なくありません。バンコクでは多くの外国人が働いていて、タイ人も英語を話せる方が多いので、英語ができる方なら言葉の問題について苦労することはないと思います。ただ、多くのタイ人の話す英語はイントネーションがちょっと独特なタイ英語(語尾が上がりがち)だったりするので、もともと英語ができる方はタイ英語に最適化する必要はあるかもしれません。わたしは英語があまりできないままやってきたので、今は普通に話そうとしてもどうしてもタイ英語になってしまいますが、そうしなければタイ人に通じない場合もあるので、それはそれで良いと思っています。

英語が苦手な方であっても、バンコクには日本人を募集している多くの日系企業があるので日本語でお仕事をすることもできます。弊社ではもともとタイ人向けのリクルーティングサービスを運営していたのですが、日系企業や日本人求職者の方々のニーズを元に、タイで働きたい日本人の方向けのサービス「WakuWaku」を開始しました。これからタイでお仕事を探したい、という方はぜひ利用してみてくださいね。


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言語のことでもう1つ余談を。何度も書いた通り、私は英語もタイ語もできないままバンコクへやってきました。職場にはタイ人とアメリカ人がいて、もちろん日本語は話せません。つたない英語と幼児のタイ語でなんとかコミュニケーションをとったりしていたのですが、ある日、自分がもう1つの言語を使えることに気がつきました

エンジニアであるアメリカ人とペアプログラミングしていて、「ここはこういうことだからこうしたほうが良いのでは?」と言いたくてそれをなかなか英語で伝えられなかったとき、ええいキーボードをくれ! こういうことだ! とコードを書いてみせたら、すんなりとそれが説明できたのです。相手も「なーんだ!そういうことね!」とすぐに理解してくれて、それから仕事中はコードで会話するようになりました。

そうだ、わたしは日本語とプログラミング言語を話せるバイリンガルだったのだ! これを使えば世界中のエンジニアとコミュニケーションがとれるのだ!と気づいたときのあの爽快感はちょっと筆舌に尽くせません。

とあるサッカーの試合を観に行ったときも同じような気持ちになりました。バンコクのチームでプレーしているその日本人選手は以前に、「英語があまり得意ではないし、タイ語も今勉強中」と言っていました。しかしフィールドの上で、言葉など使わなくても、彼はチームに溶け込んで華麗なプレーを見せたのです。おそらくサッカーにもサッカーの言語というようなものがあり、それを使って彼らはコミュニケーションをとっている、そんな風に見えました。

何らかのスペシャリティを持つ人は、それぞれがその分野においての言語、表現手段を持っているのだと思います。そして今バンコクではITエンジニアが足りていない状況なので、英語もタイ語も苦手という人でもプログラミング言語を使えるならぜひぜひバンコクへ来てほしい、と思っています。ちなみにタイで今もっとも多く使われているプログラミング言語はPHPです。


バンコクで気に入っているところはどこですか?


移住を決めた理由の1つである、生活コストの安さはとても魅力的です。

私は現在Non-Immigrantビザ(Bビザ)でワークパーミットを取得していますが、タイのワークパーミットを持つ外国人には国籍別に最低賃金が規定されています。日本人の場合は月5万バーツ(1バーツ=3.4円換算で17万円)で、これを下回る賃金にすることはできません(ただし、タイ投資委員会「BOI」に認可されている企業の場合はこの規定は必ずしも適用されません)。タイの新卒の初任給がだいたい1.5〜2万バーツくらい、つまりその金額で十分に暮らせるということを考えると、これは被雇用者の外国人側からするとものすごい優遇策のように思えますが、実際はタイ国民の仕事を奪ってしまうような外国からの低賃金労働者の流入を防ぐための方策だったりします。


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経済の発展に伴って、バンコクでは地価や物価がどんどん上がってきています。私が来てからの1年半でも、タクシーや公共交通機関の乗車運賃の値上げが何度かありましたし、BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)の駅前には高級なコンドミニアムやデパートが次々に建てられています。ですが、この国の醍醐味でもあるオープンエアの屋台ではおいしいタイ料理を40バーツ(150円弱)ほどで食べることができますし、ナイトマーケットでは最新の服を200バーツ(680円)くらいから買うこともできます。和食系のレストランはちょっと高めですが、日本の味が恋しくなったときはそんな贅沢も月に何度かするとして、それでも家賃を入れて月に4万バーツ程度、14万円もあれば十分暮らせるのではないでしょうか。

ちなみに私は繁華街までBTSで3駅のところ(東京で言えば五反田のような)に住んでいて、都心であれば同じ条件(駅近、1DK、プール・ジム付きの高層マンション)でお家賃15万円くらいはすると思いますが、月々1万8000バーツ(61200円)で借りています。本当はもっと安いところに住みたいのですが、何が起こるかわからない異国暮らしに慣れるまではセキュリティのしっかりしたところ、という条件で選びました。夜中に帰ってもガードマンや受付の方がいてくれるのでとても安心して暮らせています。家具なども一通り備えられているので移住者向けの、そして贅沢すぎなく安すぎでもない平均的なコンドミニアムだと見えて、多くの日本人や外国人が住んでいます。

贅沢についての話をしますと、私にとってのそれは島で過ごす週末です。刺激と喧噪のバンコクからローカル感あふれる静かな小島へ、バスと船を使って3時間。1年中いつでも、海を眺めてビールを飲んで「何もしない」をしに行けるというのは、「ああ、この南国の都市で働いていてよかった!」と思える至福のときです。

私の行きつけの島はあまり観光地化されておらず、タイ語しか通じなかったりするので、タイ語力を鍛えるという目的もあって月に一度は訪れています。


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逆にもっとこうだったらなぁと思うところは?


「郷に入っては郷に従え」ということわざもありますが、 今は、もっとこうだったらなぁ、と思うことはあまりありません。

やってきてすぐにクーデターが起きたときや先日の爆弾テロ事件のときは、政情面について日本で暮らしていたときの感覚とはだいぶ違うなと衝撃を受けましたし、タイの人々の基本的にのんびりした気質も仕事をする上で日本人とはちょっと違います。しかし、私がこれまで自分の価値観を育んできた場所ではないのですから、それは当然です。何か不満を唱えるよりも、そういう場所に自分自身の都合で暮らしており、そしてそれを許してもらっているのだ、ということを忘れないようにしています。

ただ、何か事件が起きると日本での報道を見た親兄弟や友人が心配するので、今の政情不安な状態は落ち着いてくれるといいな、とは思ってはいます。


どんな人ならうまくやっていける都市だと思いますか?


それでも、来たばかりの頃は、雨季に雨が降りすぎることや虫が多いこと、食べ物がとても辛いこと、道に謎の穴があいていてヒールがもげたり、タクシーで日本人だとわかった途端に多めに料金を請求されることなど、ものすごーくちょっとしたことについて「ううう、なんとかならないものか...」と思っていました。しかし、雨が降ったら雨宿りをすればいいし、虫は慣れます。食べ物は「あんまり辛くしないでね」とタイ語で伝えればよくて、道はよく見て歩き、タクシーは乗る前にきちんと良心的なドライバーを選べばよいのです。そんな感じで、たいていのことは問題ない、と思うようになってきました。

今やバンコクはほとんど東京のような、何でもある大都市ではありますが、やはりちょっと南国らしい、いい意味での適当さがあります。タイ人の気質を表す言葉で「サバイサバイ」と「マイペンライ」というものがありますが、それぞれ「心地いい」「大丈夫、問題ない」という意味です。この楽観的な精神を心地いいと思える人なら、きっとうまくやっていける都市だと思います。


著者プロフィール

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岩﨑美和(いわさき・みわ)|Facebook

TalentEx Thailandの共同創業者でありCTO。武蔵野美術大学中退後、数社のIT企業にてデザイナー・エンジニアとして幾多のプロジェクトを経験。麻雀で国士無双を出したことをきっかけに8年の歳月を過ごしたデジタルガレージを勢いだけで退社後、勢いだけでタイ・バンコクへ移住。サックスとお酒と歴史小説が好きです。


(ライフハッカー[日本版]編集部)
Photo by Shutterstock.

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    友清哲

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