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印南敦史印南敦史  - ,,,,,,  07:00 AM

サラリーマンが現実的にお金を稼ぐためのヒント

サラリーマンが現実的にお金を稼ぐためのヒント

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トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』(俣野成敏、中村将人著、日本経済新聞出版社)の冒頭では、「多くの人がうすうす気づいていながら、できれば直視したくないと感じている」可能性のある問題に焦点が当てられています。

今、この国は大きな問題を抱えています。日本のお金の問題は、すでに抜き差しならぬものになっています。ここまできたら今までと同じ方法ではもう、解決できません。もっと思い切った手を打つべき待った無しの状況です。(「はじめに」より)

ところがそんななか、国は従来の方法をさらに強化するばかり。解決どころか、「ますます問題を大きくしているように思える」という著者の指摘は、決して的の外れたものではないでしょう。たしかに、いまこそお金について考える必要が私たちにはあるのかもしれません。そこで本書では、多くの人が知りたいと感じているに違いない "お金の真実"を明らかにしているわけです。

まず前半では、シリアスな現実を直視した現実が明らかにされます。そこに記されたことの多くは、ショッキングな内容かもしれません。しかし著者は、自分の身を自分で守るためにも、逃げずに現実を受け止めることが大切だと主張しています。

今、時代は変革期にさしかかっています。私たちは、真剣になって取り組まなければなりません。自分の身を守るのは自分を置いて、他にはいません。(「はじめに」より)

そして、こうしたマインドを軸としたうえで、後半では"お金の新常識"が紹介されています。その部分のクライマックスに当たる第4章「お金を生み出すテクニック」から、いくつかをピックアップしてみたいと思います。


まず、「いまの給料を上回る不労所得」を目標にする


「嫌な上司のためになんか働きたくない」と思うなら、「いつでも会社を辞められる」ようにするため、お金を働かせて経済的な余裕を得ることに目を向けるべき。しかし、仮に投資などで稼いでいたとしても、実際に会社を辞めるタイミングはどこにあるのでしょうか?

この点について著者は、「(投資などによる)不労所得が、現在の労働所得を上回ったとき」に初めて、会社を辞めるという選択肢を手に入れたと考えてもよいとしています。

あるいは、「生活するうえでの必要最低限のコストを不労所得で確保できたら、サラリーマンを趣味にできる」とも。こちらは大胆な発言にも聞こえますが、実はそれどころか堅実な発想です。たとえば現在の給料が40万円だとして、「20万円あれば生活できる」状態だった場合、不労所得が20万円を超えたら、「義務」ではなく「趣味」としてサラリーマンをやっていくだけの心の余裕が生まれるという考え方なのですから。

つまり足元を固めておくことは必要最低限の条件であり、もしも「上司が嫌だから会社を辞めてやる」というのであれば、労働所得を上回る(いまの給料を超える)お金が必要だということ。

仕事が好きで、それを極めようとして会社に勤めている人が転職するとしたら、それは「仕事を極めるにあたり、よりよい環境で働きたいから」ということになるはずです。こうした場合にも当然ながら、生活するうえでの必要最低限のコストを不労所得でまかなえていることは安心材料になります。

逆にいえば、不労所得がなければ、現在の状況にいつまでもしがみついているしかないということ。そして投資は、現状を打開して未来の選択肢を増やす手段。投資をはじめて不労所得が生み出されるようになれば、それは単に「お金が儲かった」ということではなく、自由に働くための"希望の光"が見えてきたということでもあると著者はいいます。(160ページより)


「副業」から「複業」の発想へ


「もっとお金がほしいから、会社とは別に副業をしたい」。現実的に、そう考えているサラリーマンが増えているそうです。副業をするとは、「自分の時間を売って稼ぐ」ということ。たとえば趣味や特技を活かす「週末起業」や、会社の終業後に働く「アルバイト」などがこれにあたるわけです。

つまり、いかなる場合にも「就業以外の時間を使って」という条件つきです。サラリーマンは「時間」が中心にあり、どこまでいってもその制約を超えられないということです。しかし、自分の体はひとつだけ。労働力にも限界があるので、どれだけ副業をがんばれるかという問題を無視するわけにはいきません。

一方、投資家の「お金を働かせる」発想は、自分の労働時間や労働力の壁を軽々と乗り超えてしまうのだそうです。理由は明白。彼らが行っているのは、副業ではなくて「複業」だから。たとえば投資案件を3つ持つなど、お金を生み出す仕組みをいくつも持つということです。お金を生み出す仕組み1号機、2号機、3号機が同時に走っていれば、1号機が転んでも、2号機と3号機があるという状況。もちろんそこに、時間の制約や自分自身の労働力は無関係です。

サラリーマンがより多くのお金を稼ごうとするのだったら、時間単価を上げるか、労働時間を増やすかしか選択肢はありません。しかし、それは困難なこと。「だから副業で労働時間を増やすしかない」という発想になってしまいがちですが、副業にも「時間単価」「労働時間」の問題はついてまわるもの。アルバイトなら、時給が上がるか、さらに長時間働くかしかないということで、結局はいつまでたっても「時間」の制約から逃れられないということです。

そんな状況から抜け出すためには、「時間単価」「労働時間」が支配する世界から、「お金がお金を生み出す」世界へと脚を踏み入れることが必要。そういう意味において「副業」だけはやめるべきで、唯一の例外は、次のステージに行くために避けては通れない「期間限定の複業」だというわけです。(168ページより)


学歴よりも経験値


一流大学を卒業したのにフリーターがいたり、受験戦争を勝ち抜いてきた歯科医の年収が300万以下だったり...。いまや、「受験勉強に勝ち抜いて学歴を手に入れることが成功の道」だという風潮は神話と化してしまったと著者はいいます。そして投資の世界においても、学歴があるだけではなんの役にも立たないと断言しています。

では、なにが必要なのかといえば、それは経験値。さまざまな立場で、さまざまな場面において、さまざまな経験をしていることこそが、これからの時代には役立つということです。重要なポイントは、経験値のなかに「失敗体験」も含まれること。たとえば投資やビジネスでの大きな失敗も経験値と捉えれば、それを再利用することが可能になるという考え方です。

たとえば投資家として何億もの損をしたとか、ビジネスオーナーとして会社を潰したことがあるなどの痛い失敗も、"経験を得る立場"、つまり「自営業者」であるセミナー講師としての立場で語れば、立派なネタ=商品になるということ。"活きたリアル情報"として、大きな価値を持つわけです。

そして経験値を積み、それをネタに転化させる"転んでもタダでは起きない精神"を養っておくと、「ものごとの裏側=カラクリに着目する視点」も養われていくといいます。事実、著者は人とビジネスの話をする際に、相手の"キャッシュポイント"を必ず探すようにしているのだとか。「この人のビジネスは、どこでどうやって稼いでいるんだろう? どこで利益を出しているんだろう」ということを常に意識するということ。

たとえばエステの本部が、フランチャイズ店に高性能脱毛器を安価で与えて宣伝と集客を手伝った結果、「好評で本部も大満足」という結果になったとします。しかし本部のキャッシュポイントは、そこではなく交換に10万円かかるカートリッジだというのです。つまり、お客を増やして、より多くのカートリッジの消費量を消費させることで生まれる、多くの利益に期待しているわけです。重要なのは、このように「儲けているところには必ず裏にカラクリがある」ということ。もちろんイリーガル=違法ということではなく、です。

そして、そのような商法に気づく嗅覚もまた、さまざまな経験値(どれだけ多くのケースを見てきたか)によって養われていくものだということ。それは、投資にしても同じだといいます。「なぜ儲かるのか」「なぜ利回りが高くなるのか」というカラクリを見定める力も、経験値によって養われる嗅覚だというわけです。だからこそ、学歴よりも経験。これは、お金儲けの世界では当たり前のことと認識しておくべきだと著者は主張しています。(172ページより)




身近な話題からグローバルな注目点までを、平易な文章でわかりやすく解説している点が魅力。ただ悲観的になるだけではなく、事実を認識したうえで次に進むことを目指すためにも、ぜひ読んでおきたい内容だといえます。


(印南敦史)

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