• GIZMODO
  • FUZE
  • DIGIDAY
  • gene
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • roomie
  • machi-ya
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

matono  - ,,,,,,  06:00 PM

「本当に相手の立場になる」のは難しい

「本当に相手の立場になる」のは難しい

151201_EQ_practice.jpg


Inc.:心の知能指数と呼ばれるEQ(Emotional Intelligence)は、ひとことで言うと「自分や他人の感情を知覚する能力」で、意思決定をするために利用します。

EQには、共感、同情、思いやりのようなかなり複雑な心情も含まれています。単に「いい人」というだけではありません。EQが高い人は、自分の言っていることを相手がどのように受け取ったかわかるという強みがあるので、臨機応変に対応することができます。

たとえば、あなたは経営者で、ある社員には特定の方法でコミュニケーションをするのが効果的だけれど、それ以外の社員にはまったく効果がないことがわかりました。この違いがわかるようになると、部署やチーム内でも、特定の個人に伝わりやすいように、伝え方ややり方を変えることができます。(EQを伸ばしたい人は「Inc.」の5つのTED Talkを紹介した記事を参考にしてみてください)

しかし、ほとんどの人が、毎日接する相手は恐ろしくEQの足りない人間だと思っています。たとえば、上司、ビジネスパートナー、部下、社員はまったく他人を気遣わないように見え、家族、配偶者、恋人には、自分に対する共感のかけらもないと感じています。赤の他人であっても「2つ分の駐車スペースを使っているのはわざとなのか?」などと腹を立てることがあります。このような状況では、いつでもイライラしたり、怒ったり、がっかりしたりしてしまいます。

しかし、自分はどうでしょうか? 人間は、自分も同じことをしているのに、気付かないことがよくあります。これは「立場ギャップ」と呼ばれるものが原因です。


立場ギャップとは何か


2013年にベストセラーになったAdam Grantの著書『Give and Take』では、この共通の特徴、立場ギャップについてこのように説明しています。

人は、精神的にもしくは肉体的に、強烈な体験をしていないと、その体験が自分に与える影響をかなり低く見積もってしまいます。たとえば、医師は、患者が実際に感じている苦痛を、大げさなだけだと考えてしまいます。自分でその苦痛を体験しない限り、相手の状況がどんなものなのか十分にはわからないのです。

ここで、私が最近気が付いた話をしましょう。私の妻は、これまで出会ってきた人の中で1番よく働く人ですが、一杯になったゴミ袋を捨てるときに、新しいゴミ袋を取り替え忘れる癖があります。家には2人子供がいるので、ちょうど妻がゴミを捨てたあとで、誰かに「ちょっと何これ!」とよく言われています。ゴミ袋を取り替えるのなんて、ほんの数秒で済むことなのに、私はどうしてそうなってしまうのか理解できませんでした。

しかし、ある日自分もまったく同じようなことをやっていると、気が付いたのです。妻は、私が夕食のあとで食器を台所に下げないのを嫌がります。私はいつも「すぐにやるから」と妻に約束します。しかしある日、私は食事が終わって1時間たったあと、自分の食器がテーブルに残っているのを見つけたのです(もちろんそれは初めてのことではありませんでした)。その瞬間、私は、妻とまったく同じことを自身もやっているのだとわかりました。

ノースウェスタン大学の心理学者Loran Nordgrenの実験で、立場ギャップの驚くべき性質がさらによくわかります。実験では、冷凍室に5時間座っていたらどれほどつらいかを、被験者に予測するよう指示しました。最初のグループは、お湯の入っているバケツに腕を浸けながら予測しました。2番目のグループは、氷水の入っているバケツに腕を浸けながら予測しました。大体予想はつくと思いますが、氷水に腕を浸けていたグループの方が、冷凍室が寒いと予測しました。

しかし、3番目のグループの実験結果を知ったら驚くと思います。3番目のグループは、腕を氷水の入ったバケツに浸けたあと、10分間待ってから、冷凍室の寒さを予測しました。結果はどうなったと思いますか?

なんと、お湯に腕を浸けていたグループとまったく同じ予測だったのです。3番目のグループの被験者は、たった10分前まで氷水を体験していたにも関わらず、喉元過ぎれば熱さを忘れるかのように(この場合は冷たさですが)、苦痛を思い出しませんでした。

立場ギャップについて学ぶと、どんなに似たような状況を体験していても、誰かと同じ気持ちになるのは難しいとよくわかります。だからこそ、自分は経験していない、まったく違う状況にいる人に対する認識や見方は、悪くなる場合があるのです。


ギャップを埋める方法


ここでEQの出番です。

共感や思いやりの感情を示しているときは、できるだけ相手の立場で考えようとします。自分の経験や思い出に当てはめたくなるかもしれませんが、もっと掘り下げて考えなければなりません。

本当に心から共感するためには「なぜ?」の理由を探しましょう。「なぜこの人にはその変化が難しいのか?」「自分にはわからない、どんなことに対処しているのだろう?」「なぜそんなに感じ方が違うのだろう?」このような疑問にうまく答えることができなければ、何が起こっているのかを理解するために、しばらくその人と行動を共にし、その人の立場に立って考えてみましょう。そうすることで、自分の家族や社員や同僚は、ただ文句の多い人ではなく、助けを必要としている悩める個人であるという本当の姿が、ハッキリとわかるようになります。

これはとても大切なことです。人間には誰でもつらいときがあります。相手を理解し、助ける練習をしていれば、自分がつらいときにその人が同じように助けてくれます。

私にとっては、夕食後すぐにお皿を台所に下げるのは本当に大変なことなのですが、誰もが完璧ではないということを忘れないでください!


Why Developing Emotional Intelligence Is Harder Than You Think|Inc.

Justin Bariso(訳:的野裕子)
Photo by Shutterstock.

  • ,,,,, - By

    香川博人

    LIKE

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    Sponsored

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    先日、政府は2017年度から公共料金や備品経費の支払いを全面的に電子決済にすることで、30億円の人件費削減が期待できるという発表をしました。 電子マネーやクレジットカード、ネットバンキングの普及により、私たちは現金だけではなく、時間と手間のかからない電子決済を活用する機会が増えていますが、それは企業や法人にとっても大きなメリットがあるようです。 そこで今回、現金決済から電子決済へとキャッシュレス  05:00 PM

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.