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川上 洋平

 - ,,,,,,  09:00 AM

仕事やお金の先にあることを考えさせられる本:南青山のシェアオフィス「FARO」オーナー、堀遵さんおすすめの1冊

仕事やお金の先にあることを考えさせられる本:南青山のシェアオフィス「FARO」オーナー、堀遵さんおすすめの1冊

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みなさん、誰かにおすすめしたい本を教えて下さい、と言ったらどんな本を思い浮かべますか? それは例えば、友達に勧められて面白かった本だったり、仕事の中でとても影響を受けた本だったり、もしかしたら、この1冊に出会わなければ、今の自分はなかったと思える本かもしれません。人によってその本のジャンル、種類はさまざまだと思いますが、誰かに勧めたいと思うような本には、選んだ方の体験や経験が必ず関係しています。

本の話だけでなく、その本をどのように読んできたのか話を聞くと、本のことだけでなく、おすすめする方自身のことも深く知ることができます。「Sewing books & People」では、興味深い仕事をしている方をゲストに招き、おすすめの本を1冊お持ちいただいて、本について質問をしながら話を聞いていきます。

今回話を聞くのは、南青山でシェアオフィス「FARO」を運営されている堀遵さんです。外苑前駅と青山一丁目駅のちょうど真ん中あたり、閑静な住宅街に隠れ家のようにたたずむ「FARO」は、シェアオフィスとしてめずらしく新築で建てられた美しい建物。その中には、ミシュランの星をもつ名店を経てきたシェフとオーストリアワイン大使もつとめるソムリエのいる自然派フレンチレストランが入り、イベントスペースには、ギャラリーさながらに海外作家の絵画も飾られ、屋上には都会の真ん中で広い空を眺められるウッドデッキの空間が広がっています。

そんなオフィスとは思えないワクワクするような空間の、そのほとんどを企画・運営されているのが、今回話を聞くオーナーの堀さんです。


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堀遵(ほり・じゅん)
株式会社スモールトーキョー代表/ファウンダー。"楽しく・豊かに働く"ことをカタチにしたシェアオフィスFARO(ファロ)、オーガニックフレンチレストランPORTUS(ポルトゥス)オーナー。同志社大学法学部卒業後、大手商社、外資系半導体メーカーのプロダクトマーケティング、セールスマネージャーを経て、シェアオフィス・レストラン・ギャラリーから成る複合施設、FAROを2013年南青山にオープン。


この本が面白いのはきれいごとの方法論に終わらないこと。


―― さっそく、おすすめの1冊を教えていただけますか?

いろいろ悩みました。FAROは場所を提供するサービスなので、場所づくりとかサードスペース的な文脈の本にしようかなとも思ったのですが、それだと上っ面になってしまうような気がして、この本にしました。神田昌典さんの『成功者の告白』という1冊です。



著者の神田さんはマーケティング・コンサルタントをされている方で、ビジネス書ではあるのですが、この本は小説なんです。マーケティングの話やセールスの話、例えばどうやって見込み客を見つけるかなどといった要素は入っているのですが、この本が面白いのはきれいごとの方法論に終わらないこと。成功者として光が当たることによってできる影の部分、いわゆるダークサイドを書いているんです。


何回も引っ越しをする中でこの本だけは捨てられなかったんです


―― どのようにこの本と出会ったんですか?

5、6年前、まだFAROを始める前ですね。その当時はサラリーマンをしていて、ビジネス書を読みあさっていた時、ウェブでのレビュー数も多くて評価も良かったので手に取りました。ビジネス書には、流行りものが多くトレンドを確認するだけで終わり、読み返す本はほとんどなかったのですが、この本はそのあと何度も読み返している本です。ぼくはドッグイヤーをつけるので、古本屋に本が売れず引っ越しのときに処分してしまうんですけど、何回も引っ越しする中でこの本だけは捨てられなかったんです。


半年目くらいで1室も埋まらなかったときには、軽く手が震えましたね


―― この本の印象的な場面について教えてくれますか?

この本では、大手の会社に勤めていた主人公が転籍で子会社に移り、苦労しながら会社を大きくしていくんですが、最初の段階で、どんどん資本金がなくなっていきあと1カ月しかもたない、というギリギリの状況が書かれているんです。そのシーンの残高が減っていく感覚っていうんですかね、本当にあと1カ月この状況が続いたらヤバイ、と思いながら、手に汗握る感じとか、よく描かれていて印象に残っています。

実は、このFAROも建ててから最初の半年間は、部屋が1室も埋まってなかったんですよ。お恥ずかしながら、つくる事で手一杯でプロモーションがまったく手つかずだったんです。FAROは土地を買ってゼロから新築で立てているので、はじめからかなり自己資金をつぎ込みましたし、借り入れもあるので、半年目くらいで1室も埋まらなかったときには、軽く手が震えてましたね 笑


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家族が幸せになるために仕事があるんだ、と生活を見つめなおすキッカケになりました。


―― この本をどんなとき、どんな場所で読みたいかを教えてください。

この本はそのときに悩んでいることに対しての、何らかのヒントが毎回あるという印象があって、自然と手にとりたくなるときが来るんです。不思議なんですけどね、必要なときに本がそろそろ読めよ、と語りかけてくるんですよね。FAROを始める前のサラリーマン時代、特にバリバリと仕事をしていた時期は、仕事も忙しい上に付き合いでほんとに週5で朝まで飲みに行かざるをえなかったことがあって、家族にはとても迷惑をかけてしまってました。

そのときもちょうどこの本を手にして読んでいたら、仕事がのってきているときほど、家族関係が荒れてしまうことがリアルに描かれていたんです。忙しいときほど「家族のために仕事をやっているのに」という思いがまったく家庭には届かない。仕事をやればやるほど、家族の気持ちが下がっていってしまう。家族とうまく折り合いがつかないと、ますます仕事だけに熱中するようになっていってしまう、というような内容か書かれてました。

この本を読んで、仕事のために家族があるんじゃなく、家族が幸せになるために仕事があるんだな、と生活を見つめなおすキッカケになったんです。


お金はあの世にもっていけないし、幸せって何なんだろうと思いました。


―― この本から連想される思い出を教えてもらえますか?

2つあります。サラリーマンをしていたときのことです。ぼくは文系で、半導体業界に入ったばかりの頃は右も左もわからなかったんですが、それでも会社の隣に引っ越しして毎日働く覚悟を決めたら、だんだんと仕事がうまくいくようになって、業界では有名な会社へ転職することができたんです。トントン拍子で、20代後半で収入もかなりよかった。働き始めた頃は、そのときの収入くらいの金額を手にしたらどうなるんだろう、と思ってたんですが、いざもらってみると何も変わらなかった。そのとき、ふと自分は何のために働いてるんだろう、と思ってしまったんですよね。なぜか、これでいいんだろうか、と思ったんです。

もう1つは、いままで知り合った人たちには事業が成功して、働かなくてもお金にまったく困っていないような人もたくさんいたんですが、そういった人たちの話を聞いてみると、みんな退屈していたんです。やることがなくて毎日パチンコに行ってる人もいれば、しまいには自殺してしまった人もいるという話も聞きました。そういうのを知って、お金はあの世にもっていけないし、幸せって何なんだろうと思いました。そんな経験から、自分のやりたいことをやろう、と考えてFAROを始めたんです。


結局は行き着いた先に何がやりたいのか


―― この本を誰におすすめしたいかを教えてください。

経営者だけでなく、これから起業するという人、サラリーマンなら最前線でバリバリと仕事をしている方にも読んでもらいたいですね。
この本は「結果どうなりたいのか、何が幸せなのか」ということを、手に取るたびに考えさせられる本なんです。いまノッているという方にこそ響くんじゃないかなと思います。この本の中に、ジョン・レノンのとても印象的な言葉があるんです。

「ビートルズは、欲しいだけの金を儲け、好きなだけの名声を得て、なにもないことを知った。」

ビートルズとは比べ物にならないですけど、自分の体験、自分よりさらに成功した人の話も聞いてきた上で、いい言葉だと思うんですよね。結局は行き着いた先に何がやりたいのか、ということがないとダメなんじゃないかと。夢や希望をもって事業を始める方に、それを忘れないためにも読んでもらいたいです。


(執筆/book pick orchestra 川上洋平、撮影/haoru 石井大輔)

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    香川博人

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