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印南敦史印南敦史  - ,,  06:30 AM

問題を解く前に答えを見る? 「ずるい暗記術」とは

問題を解く前に答えを見る? 「ずるい暗記術」とは

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ずるい暗記術―――偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』(佐藤大和著、ダイヤモンド社)は、効率的に結果が出るという独自の暗記術を公開した書籍。その方法論は資格試験、英語、大学受験、入社試験など、あらゆる試験に応用できるのだといいます。

初めて法科大学院の試験を受ける2カ月前にこの勉強法を編み出したという著者は、TBS「あさチャン! 」のコメンテーター、フジテレビ「リーガルハイ」「ゴーストライター」など、数多くのメディアでも活躍している"マルチ弁護士"。実績、経歴ともに華やかな印象がありますが、勉強とはほど遠い環境に生まれたのだとか。

子供の頃から何をやってもできなくて、高校時代は偏差値30の落ちこぼれ。模試の成績も学年でダントツのビリで、二浪の末、ギリギリで地方の国立大学に滑り込めたくらいです。(「はじめに」より)

しかしこの勉強法のおかげで、約8倍の倍率だという法科大学院試験に合格。さらに2年後には、司法試験に一発合格したというのですから驚きです。ちなみにそんな著者の勉強法は、「参考書を読む→問題を解く→答えを確認する」ではなく、「答えを見る→問題を見る→参考書を読む」なのだといいます。どういうことなのでしょうか? 第1章「『理解』せずに、ひたすら『答え』だけを見る」から要点を引き出してみましょう。


問題は解かずに、答えだけを見る


時間は有限だからこそ、「試験に合格したい」とか「短い時間で早く覚えたい」というのであれば、効率的な勉強法が必要。ここまでなら、比較的理解しやすいはずです。ところが著者は、「問題を解く必要はなく、答えだけを暗記すればいい」という大胆な主張をしています。でも、これには明確な理由が。

問題を解こうとすると、まず「できない」という壁にぶつかってしまう。そして挫折感から、結果的には「やらなく」なってしまいがち。しかし問題集には、その解けなかった「答え」が明記されているもの。テストは答えが合っていれば合格できるので、答えを暗記することからはじめるのが近道だという考え方です。

なお、ここで有効なのは「過去問」だといいます。過去問は試験の細作にうってつけであり、しかも問題をつくる人も、過去問を参考にしているからだというのがその理由。事実、著者も数をこなすうちに、試験に出る問題とそうでない問題の選別も自然とできるようになったそうです。どうやら、「慣れ」が大切であるようです。

答えを暗記する方法である以上は、問題と答えを理解する必要もなし。「理解すること」ではなく、「合格すること」がゴールだからです。ただし著者は「理解」を否定しているわけではなく、「きちんと理解しようとすると、膨大な時間がかかってしまう」からなのだと主張しています。

しかしこの方法なら、「理解する順序」を変えるだけ。この勉強法の最大の利点は、最初から無理して理解しようとしなくても、継続して勉強するうちに「自然と」わかってくることだといいます。ということは、塾や学校の授業も必要なし。理由は、授業では問題の解き方は教えてくれても、先に答えを教えてはくれないから。しかし暗記なら、誰にでも可能。「問題を解かない、理解しようとしない、答えだけを見る」。これこそが、「ずるい暗記法」の真髄だというわけです。(38ページより)


覚えたことを忘れないための7つの裏ワザ


では次に、「せっかく覚えたことを忘れないための方法」をご紹介しましょう。


1. ノートはいっさいとらない

普通に考えれば、ノートをとるのは当たり前のこと。しかし実は、ノートをとることには大きな落とし穴があると著者はいいます。ノートに書こうとするとき、人はきれいにまとめることを優先しがち。しかし、まとめることが目的になってしまうと、知識はまったく自分のものにならないということです。

しかし、ノートをとらない代わりに、すべきことがあるといいます。それは、自分で考えて思い出すこと。書いて覚えるよりも、考えて覚えた方が記憶は定着するもの。インプットしたものを逃さないためにも、書くのではなく、「思い出す」というアウトプットをすることが大切だという考え方。


2. 寝る直前をピークにして勉強する

脳がもっとも活性化しているのは朝や午前中だといわれますが、暗記に関しては、夜寝る前がベストなのだとか。著者も、寝る30分前をピークに、そこで一気に覚えることにしていたそうです。

なぜなら睡眠中には、その日覚えたものが無意識下で定着するから。だから、寝る直前が暗記のゴールデンタイム。この時間帯に暗記ものを集中的にこなし、その後、その日にやったことを5分間で整理して寝る。すると、寝ている間に勝手に記憶が脳に定着するというわけです。


3. 起きたらすぐ昨日の続きをする

これは2とセットになった考え方。翌朝起きたら、まずは前日の復習を。寝ている間にせっかく定着した記憶も、「思い出し」をしなければ時間の経過とともに薄れていってしまうからです。そこで、朝、目が覚めたらすぐに前日の続きをやり、記憶の流出を防ぐ。なお、この方法は、テストの直前にも効果的だとか。前日の夜に覚えたことを朝に復習し、そのままテストに臨めばいいわけです。


4. 満足いく睡眠時間で寝る

睡眠の大切さは、もはや常識。しかし勉強については、睡眠の重要性がおろそかにされがちだと著者は指摘しています。でも、スポーツの資本が体であるのと同様に、勉強では頭が資本。頭を休めなくては、効果的なパフォーマンスが期待できなくても仕方がないということです。

そこで満足のいく睡眠が必要になるわけですが、適切な睡眠時間は人によってさまざま。そこで、まずは自分にとって理想的な睡眠時間を知ることからはじめる必要があるといいます。方法は簡単。目覚ましをかけずに寝て、自然に気持ちよく目が覚めた時の時間を何度か計測。それを基準として、なるべくその睡眠時間を確保するようにすればいいわけです。

睡眠時間を守れないと昼間に眠くなり、効率が上がらなくなるもの。眠かったらがまんせずに寝て、あとの時間に集中してやるという方法もあります。なお、どうしても睡眠時間を削らなくてはいけないときは、眠りの浅い時間に起きるといいそうです。

睡眠に、レム睡眠(体は休んでいながら脳は働いている浅い眠り)とノンレム睡眠(体も脳も休んでいる深い眠り)の2通りあるのは有名な話ですが、眠りの浅いレム睡眠のときに目を覚ますと、すっきり起きられるということ。レム睡眠とノンレム睡眠は、約90分ごとに交互に訪れるといわれているため、例えば理想的な睡眠時間が7時間半だったとしたら、削るときは6時間にすればいいわけです。


5. 瞑想する

夜の睡眠と同様に、昼間の時間帯にも脳には休息が必要。筋肉を使い続けると疲れを感じるのと同じで、脳も休息をしないと働きが悪くなってしまうということ。そこで著者がおすすめしているのが「瞑想」。とはいえ横になると寝てしまい、かえってだるくなり、頭も重くなるので、あくまでも体を起こした状態で休むのがベスト。具体的には、あぐらをかいた状態で床に座り、目をつぶり、なにも考えない「無」の時間をつくるといいそうです。

そして睡眠と同様に、視覚と聴覚をなるべくシャットアウト。部屋を暗くし、耳栓やヘッドホンをして雑音を遠ざけるように。暗くするのが難しければ、アイマスクを利用してもOK、また、お香やアロマオイルをたいて、香りでリラックスするのも効果的だといいます。たとえ短い時間でも、瞑想をすることで頭がリフレッシュし、そのあとの勉強が俄然はかどるのだと、瞑想の実践者である著者はいいます。


6. 1週間に1日、必ず午後をオフにする

毎日休みなく勉強し続けるのではなく、1週間に1日、まったく新規の勉強をしない午後をつくる。それもまた、リフレッシュのための方法。「時間がもったいない」と考えがちですが、まったく休まないと効率が落ちるため、トータルで見るとマイナスに。だからこそ、忙しくてもあえてオフの日をつくることが大切。

ただし、オフの日の過ごし方も重要で、なにもしないでダラダラ過ごすのはだめ。満足感を得ることが大事なので、読書をするとか、旅行やデート、カラオケに行くなど、好きなことや遊びを"やり切る"ことが大切。その満足感により、翌日からエネルギッシュに勉強できるということです。

そしてもうひとつ忘れるべきでないのは、刺激を得ること。新しいことにチャレンジしたり、いままで食べたことのないものを食べに行ったり、普段経験しないことをすると、刺激を受けて脳が活性化されるということです。


7. 自分の「長所」を暗記力に変換する

人は誰でも「長所」を持っているものなので、なかなか暗記できないときは、長所を使ってみるという手も。たとえば歌を歌うのが得意なら、数字や公式をメロディにして歌いながら覚えるようにする。...実際にやるとなるとハードルは高そうですが、意外に覚えられるのだと著者はいいます。

長所が思いつかなければ、「好きなもの」でもいいのだとか。たとえば著者は辛いものが好きなので、辛いラーメンを食べながら記憶と結びつけ、それを「ラーメン勉強法」と名づけているのだといいます。

好きなもの、得意なものには強い感情が働くもの。食べものの匂いなども記憶を呼び起こしやすいといわれているため、これらがきっかけとなって、覚えたことが思い出されるということ。特に細かい数字など、覚えにくいものほど、感情と結びつけると効果的。とはいえ、すべての暗記にこの習慣を使っていると、ただのルーティンになってしまうことに。そこで苦手なものを覚えるときや、ここぞというときにだけ絞る方が効果的だそうです。(70ページより)




端的にいえば「ずるい暗記術」とは、とことん合理的に、効率を重視したメソッドだといえそうです。その手法は「学び」とは違うかもしれませんが、試験に合格するという明確な目標を持っている人にとっては、利用価値があるでしょう。


(印南敦史)

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