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堀込泰三  - ,,  12:00 PM

宇宙開発費は本当に無駄なのか?

宇宙開発費は本当に無駄なのか?

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Popular Science:NASAは、1958年の立ち上げ以来、数々の科学的偉業を成し遂げてきました。米国は、これまでに6回、月に人類を送っています。火星への着陸のほか、数年前に小惑星から準惑星に昇格したケレスを含む、太陽系の全惑星へのフライバイも達成しています。


何十年にもおよぶ科学的・技術的な達成にもかかわらず、NASAへの出資はお金の無駄だと言う人がいます。しかし、計算してみると、この政府組織が私たちにもたらす価値は、計り知れないことがわかります。


NASAがもたらすもの


NASAと冷戦は切っても切り離せません。1957年にスプートニクが打ち上げられると、アイゼンハワー大統領は、宇宙開発競争での敗北を予感しました。そして、翌1958年7月29日、米国航空宇宙局NASAが誕生したのです。アイゼンハワー大統領は、宇宙法への署名時に、この新しい計画についてこう述べました。


宇宙および宇宙技術にはたくさんの側面があり、米国が平和的計画および探査を進めることで、すべての人類の助けになる可能性があります。すべての人が、目の前に広がる冒険を理解することで、それを共有するチャンスがあるのです。


誕生から57年間、NASAは私たちに、地球上の生命種および宇宙の中の地球について、数々の新しい視点を与えてくれました。アポロ8号が有名な写真「地球の出」を撮影してから、私たち人類は、始めて自分たちのことを見られるようになりました。美しく青い球体。そこが、私たちの暮らしている場所なのです。1990年のバレンタインデーには、太陽系の外に出たボイジャー1号が、全惑星を振り返り、「太陽系家族写真」を撮影しました。37億マイルの距離から見た地球は、他の星たちにまぎれた、わずかな点に過ぎませんでした。それらの瞬間の積み重ねにより、何十年もの間、夢を聞かれた子どもたちが「宇宙飛行士!」と答えるようになったのです。そのような夢が存在するのは、NASAのおかげです。

先日、宇宙探査の精神において世界が再び1つになる出来事がありました。宇宙船ニューホライズンズが、冥王星に接近したのです。冥王星ば1930年に発見されたばかりで、本当の姿を誰も見たことがありませんでした。何せ、30億マイルもの彼方にある天体です。今年の7月14日、世界が止まったかのように、人々は人類の偉業を祝福しました。宇宙船は見えなくとも、誰もがその9年間の旅を、畏敬の念を持って見守っていたのです。そして、冥王星をフライバイした私たちは、その準惑星が、創造を絶するほどに興味深いことを知りました。


畏敬と驚嘆の価値


私たち人類にとって、科学や発見によるインスピレーションを得ることは、何よりの喜びです。でも、ただで宇宙探査はできません。では、畏敬と驚嘆は、どれだけの価値を持つのでしょう?

1972年のアポロ計画終了以降、NASAには米国の全予算の平均0.5%が割り当てられています。2014年は、全予算の3兆ドルのうち、1%未満でした。それでも十分に高額ですが、アポロ計画当初と比較してみるとどうでしょう。

1961年、ジョン・F・ケネディ大統領は、1960年代終わりまでにNASAが月に人を送ることを決めました。その当時、米国民1人当たりNASAに年間20ドルを支払っていました。しかし、ケネディ大統領は、月に人を送る名目で、これを年間26ドルに引き上げることを要求したのです。2015年の価値に直すと、なんと宇宙開発に米国人1人当たり200ドル以上を投じていたことになります。NASAが今も同じぐらいの資金提供を受けていたなら、年間予算は650億ドルに跳ね上がります。実際は、2014年の予算は175億ドルであり、米国人1人当たり54ドルを支払っています。

そのお金は、多数のプロジェクトに分散されます。火星探査機ローバー「キュリオシティ」が26億ドルと騒がれていますが、このSUVサイズのロボットを火星に送るのに、国民一人当たりにすれば、わずか年間0.41ドルしか支払っていないのです。

1972年以降、NASAの予算は増えていません。むしろ約75%も削減されており、この42年間はほぼ横ばいです。もちろん、アポロ時代の予算を維持できないことはわかりますが、もしもNASAにもっとお金があったなら、と想像せずにはいられません。

NASAはこれまで、少ないお金で大きな成果を上げてきました。科学的ミッションの運用だけでなく、民間組織も入れると、NASAは6万人の従業員を雇っています。でも、お金がなければ何もできません。予算削減のあおりを受けて、再び米国の地から宇宙飛行士を打ち上げる「コマーシャルクルー」計画に遅れが生じています。それまでの間、ロシアのソユーズに乗るためのチケットを買い続けなければなりません。


宇宙開発のこれから


予算をめぐる争いはあるものの、NASAは依然として偉大な科学的成果を上げ続けています。

NASAの次なる宇宙探査計画として、木星の衛星エウロパへのフライバイが予定されています。氷でできたこの衛星へのミッションには、宇宙生物学者からの期待が高まっています。なぜなら、エウロパの海水量を合計すると、地球の海水よりも多いため、生命が存在する可能性があるからです。

NASAでは、2030年に火星に人類を送る計画も検討されています。

今後の宇宙開発に、再び「アポロ期」が訪れることはないでしょう。ケネディ大統領が月を目指したあの頃と同じだけのお金は得られません。それに、もう冷戦が来ることもないでしょう。では、あとは何があるのでしょうか?

私たちは、太陽系のほんの一部を知ったに過ぎません。まだ疑問はたくさんあるし、疑問にすら上がっていないことも無数にあるでしょう。その理解のためにかかるお金は、それほど高額ではありません。それに、ロケットの打ち上げやローバーの着陸、息をのむほどに美しい写真、宇宙遊泳などを見て、世界中の人の心がひとつになれることには、無限の価値があります。だから、立ち止まってはいけません。私たちはこれからも、前に進み続けなければならないのです。「あえて困難に立ち向かおう」という、NASAの言葉を胸に。


The Real Cost of NASA Missions | Popular Science

Shannon Stirone(訳:堀込泰三)
Photo by Shutterstock

  • ,,,,, - By

    香川博人

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