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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,,  07:00 AM

声援の大きさとチームの勝敗はまったく関係ない?

声援の大きさとチームの勝敗はまったく関係ない?

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ギズモード・ジャパンより転載:声を枯らして「筒香!」「砂田!」といくら叫んでも、最下位脱出の手助けにはならない...!?

スポーツ見ますか? 贔屓のチームありますか? 力の限り応援していますか? 個人的な話ですが、スポーツなんて興味ないと思っていましたが、見始めたらどれも非常に面白い。ここ数年、とくに野球にはまり、DeNAベイスターズを心の底から応援しています。今季は残念な結果になりましたが、ラミレス新監督のもと心機一転、来季はまず最下位脱出そしてAクラスを! そのためには、いちファンとしてノドが枯れるまで声を振り絞って応援していく所存であります。


...でもね、いくらファンが声を出しても、勝敗には関係ないんですって。勝敗はもちろん、選手のパフォーマンスにも影響しないんですって。

応援とチーム勝敗の関係を調査したのは、アメリカはネブラスカ州にあるネブラスカ大学リンカーン校の建築工学を学ぶ学生、Brenna Boydさん。彼女は大学フットボールの試合会場にて、ゲーム中の音量調査を行ないました。調査をやろうと思ったきっかけは、大学フットボールファンの間で、どちらが大きな声で応援できるかを競う終りなき戦いが起きていたから。彼女自身はアイスホッケーファンなので、落ち着いてフットボールの応援調査をすることができました。

音波の振幅は、音量に影響します。例えば、ギターの弦を強く弾いても、弱く弾いても、その振動数は同じですが、前者の方が音は大きくなります。これは振幅が大きいから。より長い距離を弦が左右に動くわけですから、より大きなエネルギーが出ることになります。このエネルギーの量=振幅を計測したのが、デシベルです。人が会話をする程度の声は60デシベルほど、ナイショ話の声は20デシベルほど。ロックコンサートにでも行けば110デシベル。130デシベルまでいくと音は凶器となり、最悪の場合、耳になんらかの危害を与える可能性があります。人間の鼓膜は160デシベルで破裂すると言われています。

現在、群衆が発した最も大きな声援の世界記録は、2014年9月29日のアローヘッド・スタジアムで行なわれたNFLカンザスシティ・チーフスのホーム試合にて。その声援は、なんと142デシベルにまで達しました。では、大学フットボールではどうでしょう。

ミシガン工科大学のAndrew Barnard准教授が、ペンシルベニア州立大学院時代に、試合中の音量を記録していました。これによれば、ホームゲームにて、相手チームがボールを持っているときの大学スタジアム内の音量は110デシベル、最高で122デシベルにもなりました。これは、ホームであるペンシルベニアチームのオフェンス中と比較すると50倍もの音量。ネタ元のBarnard准教授のホームページにて、サンプル音源を聞くことができます。

ペンシルベニア大学は、最も声援の振幅が効果的に大きくなるよう、この結果をもとに生徒用応援エリア2万席を南側に移動させました。エリア移動の目的は、声援をより反響させスタジアムに響かせることで、ファンの興奮を高めることでした。しかし、一方ではあまりの大音響に、クォーターバックがチームメートやコーチ陣とコミュニケーションをとる妨げになるのではという懸念点もあがりました。

スポーツ記者のSean Gregory氏はタイム誌の記事で、2013年NFLシアトル・シーホークスの試合について「選手がクォーターバックの指示を聞き取るのが難しい状況。これは、ゲーム進行が遅れるペナルティとなる上に、オフェンスの連携も悪くなる」と指摘(シアトルのセンチュリー・フィールドは、会場の特徴でもある天蓋型の屋根が原因で振幅が大きく、以前は声援の大きさ最大の記録を持っていたことも)。

Boydさんは、この問題で起こりえる影響が気になりました。アイスホッケーの試合会場は、大抵は屋根のある室内で音波が反響しやすい環境です。そこで、屋外スタジアムが多いフットボールよりも、彼女の好きなアイスホッケーにおける声援問題は深刻なのではと考えたわけです。で、冒頭に戻り、音量測定をやってみることにしたというわけです。

Boydさんの音量測定で最も騒がしかったのは、ネブラスカ大学とその宿敵セントクラウド州立大学の試合でした。生徒用応援エリアでの声援は平均で95.5デシベル、マックス時で132デシベルにもなりました。これは、ジェットエンジンの音を100フィート(約30メートル)離れたところで聞くのとほぼ同じレベル。たいそうなもんです。

試合中の音量調査とともに、試合後に選手にも調査を行ないました。内容は、声援が助けとなったか、またはプレイの妨げになったかというもの。結果、ほとんどの選手が声援によって、注意力がそがれることも、コーチ/選手間のコミュニケーションの邪魔になることもなかったと回答。

では、声援はチーム勝利に一役かうことはできたのでしょうか? 妨げにもなりませんでしたが、勝利の手助けにもなりませんでした。Boydさんの調査では、試合中の声援の大きさとゲームの動き/結果、例えばデシベル値とホームチームの得点数など、に相互関係は見られませんでした。絶対だと言い切るほどのデータとしては不十分だと、Boydさん自身も述べていますが、まぁ、声援の大きさは勝利とは関係ないという1つの例です。

ということで、好きなだけ好きなように応援してください。あなたの応援がチームを勝利に導くこともなければ、邪魔することもありません。まぁ、大きな声を出すのは気持ちのいいもので、それもスポーツ観戦の楽しみなのです。



【参照】
・「Noise levels during college football games and associated effects of players and fans」Andrew Barnard他著(2008):Proc. of 2008 ASME NCAD Conference, NCAD2008-73012, Dearborn, MI.
・「Evaluation of crowd noise levels during college football games」Andrew Barnard他著(2011):Noise Control Eng. J. 59(6): 667-680
・「Measurements and player surveys of crowd noise levels during college hockey games」Brenna Boyd著:Presentation at 170th meeting of the Acoustical Society of America, Session #1aNS7, November 2, 2015


source: newswireAndrew Barnard

Jennifer Ouellette - Gizmodo US[原文
(そうこ)

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