• GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,,,,  11:30 AM

「Oculus Rift」とは何か、なぜ必要とされるのか

「Oculus Rift」とは何か、なぜ必要とされるのか

151114_oculus_rift.jpg


MakeUseOf:なぜ人がOculus Riftに熱狂するか理解できませんか?

Kinectや3D映画などのシステムは、何年もの間、「実体験しているように感じられるもの」だと主張されてきました。しかし、これらは、言われているほどすごいものではありませんし、過去にバーチャルリアリティを体験してみた人の中には、気分が悪くなるだけで全然楽しくないと思った人もいるかもしれません。

なのに、なぜ子供だましな仕掛けのように思えるOculus Riftには熱狂できるのでしょう。実際にOculus Riftを身につけて試してみない限り、説明するのは難しいです。しかし、私はともかく一度体験してみたいと思いました。

Riftがどんなもので、仕組みはどのようになっており、どんなことをするものなのか、そして、なぜ好きになってしまうかを少し説明しておきます。


バーチャルリアリティとはどんなものか


簡単に言うと、バーチャルリアリティ(VR)の目的は、脳の錯覚を利用して、バーチャルリアリティの世界を現実の世界と認識させることです。

「思う」のではなく、「認識する」と言っていることに注意してください。この技術を使ったからといって、実際におかしなゴーグルを着けて、リビングに立っていることを忘れるわけではありません。この技術によって可能となるのは、感覚をうまく錯覚させて、意識的に錯覚を振り払わないようにすることです。

安全とわかっていてもジェットコースターが怖いのと同じように、バーチャルリアリティは、現実ではないとわかっていても、現実のように感じるのです。

脳が錯覚したならば、非常に強力で現実に近い世界を体験できますが、脳が錯覚しなければ、目が疲れて、乗り物酔いになるだけです。しかし、そこが魅力でもあります


バーチャルリアリティの世界というのは、完全でなければ価値がない

多くの人は、バーチャルリアリティ人気が突然再燃したことに困惑しました。Riftで利用されている技術は、昔のバーチャルリアリティ対応ゲーム機の技術を、アップグレードしただけのものだからです

それだけ聞くと、せいぜい体験できる感覚が少し良くなったくらいかと思うかもしれませんが、全体的な機能向上を合わせると、「不愉快」と「満足」の間にある、目に見えない境界線を越えられるほど機能が改善されました。

だから、人々はバーチャルリアリティに熱狂するようになり、多くのお金を使うようになったのです。


バーチャルリアリティの仕組み


では、どうすれば脳や感覚がそれほど完全に錯覚を起こすのでしょうか。結論から言うと、非常に難しい仕組みなので、全面的に巧妙なトリックが必要です。


ディスプレイと視覚

まず、バーチャルリアリティの開発者が解決すべき、1番簡単な問題から説明しましょう。それは、どうやってユーザーの目の前に実際に画像を表示するか、という問題です。

Riftは、2つのディスプレイパネルとレンズを備えており、各画面は、右目と左目をそれぞれ覆います。こうして生み出された3D効果は、3D映画とは異なることにご注意ください。3D映画は、ユーザーの目がどこを見ているかを正確に理解した上で設計されています。したがって、実際の視点を理解し、適切にその視点をまねて機能します。3D映画では、座席に関係なく、同じ立体映像をすべての人に見せなければなりません。なので、実際には完璧な映像ではないのです。そのため、適切なサイズに見えない、劇場のちょうど真ん中に座った場合は、目が疲れてしまいます。

Riftの画面は、OLEDであり、上級者向けスマートフォンの画面で利用されているのと同じ技術です。この画面はユーザーの顔から数インチ離れたところに配置されています。目の疲れを防ぐために、レンズは光の焦点を合わせ、遠くから放たれているかのように見せます。また、これらのレンズは、画面を拡大し、より広い視界をカバーできるようにしています。そうすることで、画像をかなりゆがませているのです。

この問題を解決するための古い手法には、ひずみを補正するために予備のレンズを使うという方法がありましたが、それではヘッドセットがかなり重くなり、費用がかさんでしまっていました。Oculus Riftは、コンピュータ上で画像を補整することでこの問題を解決しました。


追跡およびレンダリング機能

Riftはまた、ユーザーの頭の動きに合わせて状況を認識し、画面上の画像を正確に更新する必要があります。これは、素早く正確に行われなければなりません。動きまわるユーザーの脳が、画像変更の遅れに気付かないようするためには、Riftは約20ミリ秒の間に画面上の画像を変えなければならないのです。

画像の更新が遅すぎると、バーチャルリアリティの世界が壊れ、ユーザーは気分が悪くなってしまいます。

20ミリ秒は、長い時間ではありません。控えめに30FPS(フレーム毎秒)でレンダリングした場合は、簡単に計算して1つの映像をレンダリングするのにつき33ミリ秒かかることになります。これでは遅すぎます。しかも動きを測定し、データをディスプレイに送り、ピクセル変換するのにかかる時間を除いての話です。

ですから、バーチャルリアリティには高速なレンダリング機器が必要なのです。高性能なPCも必要です。Riftの速度は、90FPSにも及びますが、このスピードは、ほとんどの上級者向けのPCゲームよりも速いです。

このスピードなら、1つの映像を11ミリ秒でレンダリングでき、残った9ミリ秒をほかの処理に回せます。OLED画面は約1ミリ秒でピクセルを変換でき、残った8ミリ秒で頭の動きを測定し、ケーブルを通してすべてのデータをやりとりします。

結論から言うと、既存のセンサーでバーチャルリアリティを実現するのに、十分な速さと正確さを持っているものはありません。速いものは正確さに欠けますし、正確なものは遅すぎます。ですから、Riftは2つのセンサーを使っています。速いものと、正確なものです。

速いものは、スマートフォンの中にある加速度計に似たもので、この加速度計は非常に高い再生率で動きや回転を検知できますが、正確性に大きく欠けます。遅いものは、ヘッドセット上のチカチカする赤外線ライトを追跡するカメラで、客観的に位置を決定できますが、画像処理が遅いです。

Riftのソフトウェアは、これらのデータソースを組み合わせ、あまりにも正確さに問題が出る場合は、遅いものを使って速いものを修正するようにしています。そうして、高精度で遅延の少ないトラッキングを提供しています。


コントローラー

RiftにはXbox Oneのコントローラーが付属しています。このゲーム機のほとんどのゲームソフトが、コントローラーを使うという前提で作られているからですが、しかし、コントローラーはバーチャルリアリティの目的からは外れています。

理想を言えば、Wiiリモコンのような不正確で不安定なスティックコントローラーではなく、モーションコントローラーが望ましいです。自分が、バーチャルリアリティの世界にいると、実感できるようなものが欲しいですね。


Rift用のオプションのアドオン『Oculus Touch』を使いましょう

このデバイスは、手に巻きつけるタイプの小さなコントローラーで、外付けカメラを使ってトラッキングもできます。これを使えば、高精度で遅延の少ないトラッキングが可能です。このTouchには、ボタン、ジョイスティック、引き金などが付いており、親指、人さし指、中指をトラッキングして、バーチャルリアリティの中でジェスチャーをしたり、物をつかめます。


その他のトリック

ここまでの出足は良かったですね。しかし、まだ十分ではありません。

ほとんどの人が見落としている問題に、いわゆる、「不鮮明な残留」というものがあります。Riftの画面に映像を映したとき、正しく表示されるのは最初の数ミリ秒だけで、かならず情報は更新されます。しかし、頭には映像が残ってしまうため、動きが残留しているように見えます。

この、解決法は、ディスプレイにストロボの光を即座に当てることです。

レンダリングされた映像は、ヘッドセットにほんの少し映しだされたあと完全に消えて、次の映像が準備されます。これが90 FPSの速さで起こりますから、普通ならちらっと見ることさえできません。しかし、実際の画面はほぼ黒いにも関わらず、ユーザーの目にきちんと見えるのです。

これが、いわゆる「低残留モード」です。

長時間使っても疲れないヘッドセットを作るには、まだまだ小さな難題が山積みです。製品を重くすることなく、なおかつ、技術に適合するものを作らなければなりません。

以上の理由から、特に消費者向けのRiftは、重量を軽くするために丈夫な布地を使って作られています。最近使用可能な試作品は、すでに驚くほど軽量です。


おもちゃから必需品へ


8年前に、iPhoneが初めてお目見えしたとき、それは実用的価値のまったくない、マニアのための高価なおもちゃだと冷笑されました。現在は、15歳から85歳の人まで、ほぼすべての人がスマートフォンを持っています。これが技術というものです。

Oculus Riftは、間違いなくゲームの仕方に変革をもたらすでしょうが、ゲームだけだ、なんて思うのはとんでもありません。

Riftをゲーム用のデバイスだと見るのは、iPhoneをネット用のデバイスだと考えるようなものです。間違いではありませんが、重要な点を見落としています。Riftは、本当に大変革をもたらすもので、最終的には日々のコミュニケーションにも影響を及ぼすようになるでしょう。

今やSkypeは、優れたコミュニケーション機能のために、電話を徐々に駆逐してきています。しかし、バーチャルリアリティは、Skypeと電話、どちらをも圧倒する体験を提供できます。Oculus Riftは、音声や頭、手、指の動きを認識するのです。

Oculus Toybox試用版などが、すばらしい体験を提供することは十分ご存じだとは思いますが、2人のユーザーが空間を共有し一緒に遊ぶこともできるようになります。

最終的に、ヘッドセットは顔の表情やボディランゲージもトラッキングできるようになるかもしれません。そうなれば、現実世界と区別ができない、次世代のバーチャルリアリティによる社会的体験が可能になるのです。これは、世界中の生活を一変させるでしょう。

現在はまだ、Riftは粗削りなものです。かさばりますし、有線でないとだめですし、使うには性能の良いPCが必要です。また、高価で、新しい技術であり、あらゆる面でまだ成長過程にあります。いろいろな意味で、未来のオープンベータの第1弾なのです。

おそらく、まだ十分に納得できていないかと思いますが、試すチャンスがあれば、躊躇せずトライしてみてください。おそらく、驚くと思いますよ。


How the Oculus Rift Works and Why You Need One|MakeUseOf

Andre Infante(訳:コニャック
Photo by Shutterstock.

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.