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印南敦史  - ,,,  06:30 AM

プレゼンテーションで注意を引きつけるために有効な5つのポイント

プレゼンテーションで注意を引きつけるために有効な5つのポイント

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心理学的に正しいプレゼン』(スーザン・ワインチェンク著、壁谷さくら訳)の著者は、30年以上の研究実績を持つという心理学者。タイトルからわかるとおり、本書では心理学を活用したプレゼンターになるための術を明らかにしています。

すばらしいプレゼンテーションを行ないたければ、人について多くのことを知らなければなりません。人がどのように考え、学び、聞き、見て、反応し、決断するか、理解を深めるほど、あなたは聴衆にふさわしい情報を与え、意欲を高めるプレゼンテーションを構成できるでしょう。(「はじめに 心理学を活用して、すぐれたプレゼンターになるには」より)

つまり人について学ぶことによって、強力なプレゼンテーションをどう組み立てて聴衆に届けるのかを理解できるようになるということ。その基本的な考え方を踏まえたうえで、きょうは第2章「『失敗をバネにする人』に変わる口ぐせ」に焦点を当ててみたいと思います。


「最長10分程度まで」と意識する


「7分~10分が、ひとつのプレゼンテーションに人が注意を払える最長の時間」。著者はそう主張しています。ところがたいていのプレゼンテーションは、7分~10分より長く行われるもの。1時間のプレゼンテーションも珍しくはありません。つまり、聴衆の注意を引きつけたいのであれば、7分~10分おきに変化を起こす方法を見つける必要があるということ。

変化を起こす6つの方法

・小休憩を入れる。
プレゼンテーションが1時間以上かかるなら、何回か休憩をとることは必須。ただし20分もの長い休憩は必要なく、5分のストレッチ程度でOK。

・インタラクティブなことをする。
多くの聴衆がいても行える、ちょっとしたエクササイズを組み入れる。双方向のコミュニケーションを用いるということ。

・聴衆に質問をする
たとえば1分かけて聴衆に質問するなら、それは休憩の役割も果たすことに。大人数のグループが相手なら、挙手のみ求める質問をすると効果的。

・位置を変える
部屋や壇上を歩きまわるより、ある位置に数分いたら、別の位置に移ってそこで話をする。絶えず動き回るのではなく、移動は7分おき程度に。

・別の話題に移る。
「さて、ここでまったく別の話をしたいと思います」

・ストーリーを語る。
ストーリーは関心を集めるので、プレゼンテーション全体に、おもしろいストーリーをちりばめる。短く、次に話すテーマに関連するように心がけること。
(94ページより)

たしかにこれだけのことを実行するだけでも、効果的に注意を引きつけられそうです。(93ページより)


無意識の注意に気をつける


注意は無意識のうちに誘導されてしまうため、プレゼンテーションで聴衆は、すぐに気が散ってしまうといいます。だとすれば、気を散らすものは最小限に抑える必要があるでしょう。

たとえば会場を決める権限があるなら、人が出入りするドアが聴衆の周辺視野に入らないようにすることが大切。誰かが出入りするたび、人はそれが誰なのかを無意識に確かめようとするものだから。食事時が近いプレゼンテーションでは、食べものの話をしたり写真を見せることは厳禁。聴衆はそのときからプレゼンテーションが終わるまで、食べもののことを考え続けることになるから。そして魅力的な人や危険な状況の写真を使うのがふさわしい内容なら、何枚かそうした写真を取り入れれば、聴衆の注目を集めることが可能に。(96ページより)


予想できない内容と展開にする


1時間ごとにベルが鳴る時計を持っている家の人は、時計のベル音に慣れてしまっているため、気にせずすやすや眠ることができます。人間は、刺激に慣れてしまうものだということ。だからこそ、少しでも、ものごとを予測できないようにすることが肝心。プレゼンテーションの内容が予測できたら、聴衆は関心を失うからです。よくまとまったプレゼンテーションを用意することはもちろん重要。しかし、なにかサプライズを組み込むこともまた必要だという考え方です。なお、前述した小休憩を用いれば、ものごとを少しだけ、予測できないものにできるそうです。(100ページより)


プレゼンテーションのあいだ複数のことをさせない


複数の作業を同時にこなす「マルチタスク」というアイデアが人気ですが、これは間違った名称だと著者は指摘しています。なぜなら人は、一度に2つ以上の作業を実行できないものだから。読んだり、話したり、聞いたり、読んだり...どれも一度にひとつだけ。人はそれらをすばやく切り替えることに長けているため、「同時に複数のことをこなせる」と思い込んでいるだけなのだそうです。

そのため研究者たちは、この「切り替え」のことを「タスク・スイッチング(作業の切り替え)」と呼んでいるとか。そして作業の切り替えに関しては多くの研究が行われており、つぎのようなことが判明しているといいます。

・作業の切り替えは、「不経済」。一度にひとつのことを実行するよりも、やり遂げるのにより多くの時間を要する。

・作業の切り替えは、一度にひとつのことを実行するよりも、間違いを多くおかす。

・複雑な作業では、そうした余分な時間や間違いといった不利益はますます多くなる。

・作業の切り替えごとに失う時間は10分の1秒だけだが、1日に何度も切り替えを行うと、結局、生産性は40%低下する。

・作業の切り替えは脳のさまざまな部位にかかわる。(後略)
(104ページより)

ここでは、興味深いエピソードが紹介されています。心理学者アイラ・ハイマンが2009年に行った研究によれば、歩きながら携帯電話で話をしている人は、本当によく人にぶつかり、周りに注意を払っていないというのです。ある人物にピエロの格好をさせて一輪車に乗せても、携帯電話で話していた人々はピエロを気にせず、記憶もしない傾向にあることがわかったといいます。

人が同時に複数のことをこなせない以上、プレゼンテーションの最中にスライドのコピーを配布すれば、聴衆はそれを読み始め、話を聞かなくなって当然。だからプレゼンテーションでは、説明が盛りだくさんのスライドを使ったり、資料を配ったりしないのだそうです。しかしそれでも聴衆は、プレゼンテーション跡に参照するものをほしがり、ノートも取りたがるもの。そこで著者は、配布物の扱い方似ついて幾つかの提案をしています。

・話の要点をまとめた資料を分けて配布する。短いもの(1~2ページ)なら、プレゼンテーションの前、最中、直後のうち、いつ配ってもよい。数ページ以上あるなら、プレゼンテーションの前や最中に配ってはいけない。最後に配布するか、またその両方を行なう。

・さらに多くの情報を含むウェブサイトを用意し、プレゼンテーションが終わったらそのURLを聴衆に教える。

・プレゼンテーションのスライド資料をウェブサイト、もしくはwww.slideshare.netにアップロードする。話の初めにその旨を聴衆に知らせ、話の終わりにURLを教えるか、メールを送る。

・要約のプリントを配らないときは、聴衆がメモをとりたがる場合に備えて、紙とペンを用意する。(105ページより)

聴衆を引きつけるために、配布物の扱い方までもが重要な意味を持つとは驚きです。(103ページより)


散漫になりづらい構成にする


会議室で同僚の担当するプロジェクトの発表を聞いているとき、ふと気づけば話を聞かず、送り忘れたメールのことを考えていた――。こういうことは決して少なくありませんが、それを著者は「心がさまよいだしている」という表現に置き換えています。そして一般に、心がさまよいだす可能性は低く見積もられているとも。

カリフォルニア大学サンタバーバラ校のジョナサン・スクーラー氏によると、たいていの場合、人の心は10%の時間さまよっているのだそうです。しかし実際にはもっと多く、ごく普通の日常的な活動で、人の心は30%の時間さまよっていると著者は指摘しています。それどころか場合によっては、70%まで上がる可能性も。

なお、心がさまよいだすのを完全に止めることはできないものの、「起こる頻度」を減らすことは可能。事実、すぐれたプレゼンターほど、人を引きつけるプレゼンテーションを行うもの。つまり、ここまでご紹介してきたことに気をつけるほど、聴衆の心がさまよいだすのを防げるというわけです。(107ページより)




他にも「記憶させる」「前のめりにさせる」「十分に見聞きさせる」「活気を生む環境にする」「心をつかみ熱中させる」「信頼し安心させる」「行動を起こさせる」と、さまざまな角度から人心掌握のための効果的な手段が紹介されています。また、「プレゼンテーションの組み立て方」「90日間の改造計画」など実用的なメソッドも。プレゼンテーションを成功させたい人にとっては、とても役に立つ一冊だといえそうです。


(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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