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堀込泰三堀込泰三  - ,,,  10:00 PM

クリエイティブであるためには特異であれ

クリエイティブであるためには特異であれ

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Crew Blog:クリエイターにとって何よりも価値あるスキルは、イノベーティブでユニークなものを見極められる能力です。

Uber、AirBnB、Amazonを見てください。彼らのアイデアは、表面的には「クレイジー」なものばかりでした。

AirBnBは世界最大の宿泊業者ですが、1つも施設を持っていません。Uberも大人気の輸送会社ですが、自動車もドライバーも抱えていません。こんな時代が来るなんて、誰が想像していたでしょう?

今でこそ当たりまえかもしれませんが、これらのアイデアを数年前に言いだしたら、きっと誰もが首を傾げたに違いありません。

会社経営、執筆活動、商品デザインなどの職種を問わず、現状維持はイノベーションを殺してしまいます。だからこそ、クリエイターは「特異でいること」が大切なのです。

「特異」の定義は人それぞれですが、この記事においては、「一般常識に対抗する何か」だと思ってください。「特異な人」は、物事を異なる視点で見ています。その視点があるおかげで、普通の人とは違う方法で、点と点を結ぶことができるのです。

イラストレーターのJessica Hagyさんは、「Why weird is wonderful (and bankable)」(なぜ特異なことが素晴らしい、しかもお金になるのか)という記事において、このように説明しています。

特異なものが常にいいわけではないけど、いいものは必ず特異なものだ。


特異なものがいい理由


心理学でもよく言われるように、目新しいシチュエーションで経験したことは、記憶に残りやすいものです。

その背景にある科学はかなり複雑ですが、おおまかに言うと、次のようなことが最近の研究で明らかになっています。

特異な経験をすると、新しい感覚印象を発見・処理・蓄積する役割を司る脳の部位で、モチベーションにかかわる神経伝達物質であるドーパミンが分泌されます。これにより、探求心が湧きあがるだけでなく、長期記憶と強く結ばれることが最近の研究で明らかになりました。

私たちの脳は、特異な経験を物理的に覚えているのです。

また、心理的には、突飛なアイデアに高い価値を感じます。

作家のMurray S. Davis氏は、有名なエッセイ『That's Interesting』に、こう記しています。

当たり前の信念を確証するだけのアイデアに対しては、(聴衆は)真実の確認こそするものの、それに価値を与えることはありません。


特異なアイデアや要素は、記憶に残るだけでなく、文化的な価値を置かれることが多いのです。


適度なバランス


では、すべての規範に反すればいいのでしょうか? そうではありません。特異なアイデアや理論には共通認識となったものがありますが、それには理由があるのです。

私たちの脳には毎日、膨大な量の感覚情報が入ってきて、その中から重要なものだけを選別しなければなりません。そのため、私たちの頭の中には、情報を選別するフィルターが発達しています。

Googleが2012年に発表した研究によると、ウェブサイトに初めて訪れた人は、わずか20分の1秒から50分の1秒で、その機能性と美的感覚を判断します。瞬きをするかしないかの間に、脳に入った情報がフィルターにかけられ、重要なものだけが選ばれているのです。

より慣れている、典型的な要素のほうが処理しやすいため、シンプルに感じられます。複雑で特異な要素がたくさんあると、その価値を判断するのはハードなタスクかもしれないと脳が思い、諦めてしまうことが多くなります。

自分の作品を目立たせ、覚えてもらうためには、特異性と典型性の間のバランスを保つことが重要なのです。


特異性の文化を育む


特異性は大きなビジネスとなっており、下の2社のように、奇異なものを受け入れることの重要性を企業が認めつつあります。

  1. オンライン販売会社であるZapposの面接には、「10段階評価で、あなたはどれぐらい特異ですか?」という質問がある。
  2. サンフランシスコの経験デザイン会社であるMethodでは、「Methodの特異性を保つにはどうしたらいいか?」という宿題が従業員に課せられる。

作家のオスカー・ワイルドは次のように述べています。



想像とは模倣である。創造に必要なものは、批判的精神だ。


模倣は安全です。すでに受け入れられているアイデアにしがみつくことができます。でも、それは同時に、凡人の罠でもあります。人目をひく作品を創造するための唯一の方法は、奇異なものにオープンでいることなのです。ですから、インスピレーションを求めている人や競争に勝ちたい人は、以下のような方法で、特異なものにオープンでいられるようにしましょう。


1. 特異な自分を受け入れる

心理学者によると、認知的脱抑制と、イノベーティブなクリエイティビティの間には関係があるそうです。

認知的脱抑制とは、現在の目標とは無関係な情報を無視できなくなった状態を指します。

情報を選別するためのフィルターは、同時にクリエイティブな発想を阻害しています。その一部は遺伝子レベルで行われていますが、一見重要でない特異な情報を脳に取り込むことはできます。白昼夢、心をさまよわせる、散歩をするなど、さまざまな方法がありますが、フィルターを緩めて、新しいアイデアが形成されやすい環境に身を置くことがポイントです。


2. レディ・ガガ効果を利用する

1930年代、ドイツ人心理学者Hedwig von Restorffは、私たちは目新しいことのほうが覚えやすいことを発見しました。

たとえば、次のような単語の羅列を見てみてください。

りんご、車、トマト、犬、石、バナナ、鉛筆、レディ・ガガ、ヘリコプター、ネコ、チーズ

頭に残った単語はどれですか? トマトではありませんよね。レディ・ガガだけが場違いに目立ってはいませんか。

つまり、似たようなものが並んでいるときは、特異なもののほうが覚えられやすいのです。

あまりにも突出しすぎていると、独自のアイデアも行き場を失ってしまいます。ですから、人々の注目を受けるには、馴染みのあることと物議をかもすことの間のバランスが大切です


3. これまでと逆のことをしてみる

記憶に残るユニークな作品を創造しようとするあなたを阻害する大きな要因は、自己検閲です。

せっかく思いついたエキサイティングなアイデアに着手せず、「普通」と比べて、考え方を変えてしまうのです。

  • このアイデア、他人から笑われるかな?
  • こんなこと言ったら、怒られるかも。

自己検閲に従うなら、自分が本当にいる世界を否定しまうことになります。あなた自身の特異性を受け入れることで、クリエイティブなアウトプットを高めることができるでしょう。

何かに躊躇している自分に気づいたら、その理由を自問してみましょう。そのうえで、これまでしていたことと逆のことをしてみてください。


4. 特異なアイデアを利用しよう

Appleの創設者であるスティーブ・ジョブズは、イノベーティブなアイデアを思いつく方法を尋ねられたとき、こう答えました。

クリエイティビティとは、単に物事をつなぐことである。

真にイノベーティブでクリエイティブなアイデアは、発散的思考、すなわち、誰もやったことがない方法で点をつなぐことから生まれます。米スタンフォード大学のロバート・I・サットン教授のエピソードが参考になるでしょう。

教授がコンサルティングをしていたあるソフトウェア会社では、2束のフラッシュカードを用意していて、新しいアイデアを思いつくと、一方にテクノロジーを、もう一方に業界を書いたそうです。

そして、束ごとにシャッフルし、双方から1枚ずつ選んで、(イノベーティブな可能性がある)クレイジーなアイデアが生まれないかどうかを検討していたそうです。


5. 成功にも失敗にも報酬を。罰すべきは「やらないこと」

作家・ジャーナリストだったハンター・S・トンプソンはこんな名言を残しています。

特異な時代がやってくると、特異な人がプロになる。


最高の作品を生み出すこととは、奇妙なアイデアを受け入れるということ。とりわけ、一般常識に反するアイデアを。

境界を押し広げられる人は、成功よりも失敗を崇め、受け入れられる人。ただスコアを付けるだけでなく、挑戦できる人です。自分の特異性を受け入れることで、作品をコンスタントに生み出し、何がうまくいき、何がそうでないかと、様子をうかがえるのです。




さあ、自分の特異性を、名刺にしてしまいましょう。すべての新しいイノベーションやトレンドは、誰かの特異なアイデアなのですから。


Why being weird is your best creative trait | Crew Blog

Jory Mackay(訳:堀込泰三)
Photo by Shutterstock.

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