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春野ユリ春野ユリ  - ,,,,,,  08:00 PM

マルチタスクは効率よくやってしまおう

マルチタスクは効率よくやってしまおう

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「マルチタスク」は悪い言葉になっています。ほとんどの研究で、脳は複数のことに集中することができないと言っているからだと思いますが、だからと言ってマルチタスクがすべて悪であるというわけではありません。どうせなら、効率良くやってしまいましょう。


マルチタスクの利点


マルチタスクは生産性を損なう可能性があるとわかっているのに、なぜわざわざやろうとするのでしょうか。作家のタイラー・コーエン氏はその著書『フレーミング~「自分の経済学」で幸福を切りとる』の中で、認知力が低下することはわかっていても、マルチタスクは仕事をする上で「人の興味を保ち続けることができる」という、決して過小評価できない点があると指摘しています。

自分で選び、組み合わせたことに対する気持ちは強く、私たちはそこから楽しみを作り上げます。マルチタスクは、ある意味で興味を維持する戦略なのです。

興味を保つということは、モチベーションを保つということで、それはとても難しいことです。マルチタスクは、多くのことをしている気分にさせてくれるため、その分、仕事にワクワクし、達成感が大きくなります。現実の状況は別として、仕事に関する感じ方は大切です。マルチタスクはつまらない仕事を楽しくさせてくれ、フラストレーションを解消するのにも役立ちます。

マルチタスクは理想的とは言えないかもしれませんが、そこまで悪く言われるほどでもありません。正しい使い方をすれば、モチベーションを上げ、多くの仕事をこなすことができます。


マルチタスクをするのに適切な場面


マルチタスクに適切な場面を知る必要があります。マルチタスクは道具だと考えましょう。ねじを締めたいときにハンマーは使いませんし、釘を打ちたいときにねじ回しは使わないものです。心理学者のShelley Carson氏が以下のように説明しています。

適切な場面でマルチタスクができるのが理想的なやり方です。集中しなければならないときは、きちんと集中しましょう。

いつマルチタスクを使えば良いのか、それが決まるのは、その人の仕事方法によります。自分の仕事のやり方を考えてみてください。複数の作業を同時に行うと、気が散る場面がありませんか? そのように考えていくと、いつしか自分にとっての適切な場面が見つかります。

1日の間に自分がしていることをトラッキングするのも良いでしょう。そうすると、どの時間帯に集中力が弱まるかがわかります。午後がそうであるのなら、その時間帯はマルチタスクを避けた方が良いかもしれません。


重要な作業をマルチタスクするときは作業を2つに絞ること


マルチタスクと言っても、すべての作業を同時にするわけではありません。ほとんどの人は重要な作業を一度にしてしまう傾向があるため、内容が薄っぺらくなってしまうのです。自分の能力を過大評価して作業してしまうことは珍しいことではありません。だからこそ、作業数には限度を設ける必要があります。

脳が同時に複数の作業に集中できないことは、研究により明らかにされていますが、少ない作業の間で集中を切り替えることについては、問題がないようです。学術誌『Science』に発表された、フランス国立健康医学研究所のEtienne Koechlin氏の研究で、2つの作業を同時に行っても被験者の集中力と作業効率はほとんど損なわれなかったことが発見されました。

内容の複雑さは関係なく、人は2つの作業を切り替えながら行えるようです。ただし、やる気があることが条件です。

どちらの作業もやる気のでるものでなければならない理由は、おもしろい仕事と退屈な仕事を同時にやると、後者の作業に対するモチベーションがなくなってしまいがちだからです。一方のやる気がなくなれば、もう一方の作業にも影響してしまうため、作業内容は選びましょう。

また、同時に2つの作業をすると、脳に休憩を与えることもできます。作業に飽きて一息つきたいときにもう片方の作業を行えば、生産性も下がりません。


相性の良い作業を組み合わせる


マルチタスクをするときは、作業のタイプを考慮することも大切です。組み合わせるとより生産性の上がる作業というものがあります。たとえば、ランニングマシンで走りながらテレビを見るとか、洗濯物をたたみながら電話で話すなどは、うまい組み合わせです。

多くの人は自然にこの相乗効果を発見しますが、組み合わせると相性の良い作業について、じっくり考えてみるのも良いかもしれません。たとえば、家事を見直そうとしているなら、マルチタスクをうまく使った、効率の良いスケジュールを立ててみるのも良いでしょう。こんな感じになるかもしれません。

  1. 洗濯を始める
  2. 皿を洗剤に漬ける
  3. シャワーと風呂にクリーナーをスプレーする
  4. 居間に掃除機をかける
  5. バスルームのカウンターを拭く
  6. シャワーと風呂を拭く
  7. 寝室に掃除機をかける
  8. 皿を洗う
  9. 洗濯乾燥機のスイッチを入れる、などなど

洗濯を1回洗うだけの時間で、すっかり家事が終わってしまうでしょう。そして、作業をしている間はお気に入りのポッドキャストを聴いて気分を高めましょう。しっかりと計画することで、マルチタスクの効率は上がり、集中力も保たれます。


退屈な仕事を耐えられるものにする


まったくおもしろくない仕事も、異なるタイプの作業と組み合わせることでマシにできます。

Zheng Wang氏とJohn M. Tchernev氏によってオハイオ州立大学で行われた最近の研究で、報酬が同時発生するマルチタスクは、被験者の満足感をはるかに高めることが発見されました。Wang氏は以下のように説明しています。

被験者の生産性が上がったわけではありません。仕事の満足感が高くなっただけなのです。彼らが満足しているのは、勉強がはかどったからではなくて、テレビを見ることを足したことで、勉強が楽しくなったからです。作業を組み合わせたおかげで、良い感情が芽生え、楽しくない作業も続けることができるようになりました。

勉強することとテレビを見ることは、ベストの例とは言い難いかもしれませんが、同じ効果がほかのタイプの作業でも起こります。たとえば、庭仕事をしている間は、オーディオブックや外国語のレッスンを聴いたりして、退屈しないようにできます。お気に入りのレストランで作業をしながら、おいしい食事に満足することも可能です。

そうしたポジティブな感情は、必ずしも生産性に貢献するわけではありませんが、大局的に見れば、それ以上に有益かもしれません。人はロボットではないので、感情的欲求が満たされる必要があるのです。

マルチタスクは、単純作業や嫌な作業をやり遂げさせることができます。先延ばしにしてきたことも、マルチタスクを使って楽しみながらやれば、早く仕上げることができるかもしれません。

ここでのポイントは、適切な「報酬が得られる作業」を生産的な作業と組み合わせることです。本来の目的である作業と一緒にできて、なおかつ気が散らないことが大切です。BGMを聞いたり、前に見たことがあるテレビ番組をつけておいたり、あるいは、好きなスナックを食べたりすることなどは良い例でしょう。


Patrick Allan(原文/訳:春野ユリ)
Photo by Shutterstock.

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