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香川博人香川博人  - ,,,,,,  01:30 PM

世界初の人型ロボットスマホ『ロボホン』は次世代の情報端末となるのか? 開発者の高橋智隆さんに聞いてみた

世界初の人型ロボットスマホ『ロボホン』は次世代の情報端末となるのか? 開発者の高橋智隆さんに聞いてみた

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「CEATEC JAPAN 2015」で発表された、人のカタチをしたコミュニケーションロボットとスマートフォンの機能を併せ持つロボットスマホ『ロボホン(RoBoHoN)』。ロボットクリエイターの高橋智隆さんとシャープとのコラボで誕生した世界初の情報端末は、ガラケーからスマホへトレンドがシフトしたように、次世代の「1人1台」のデバイスとしてとしてブレークスルーできるのでしょうか?

そこで、開発者である高橋さんに、『ロボホン』が切り拓く新しいコミュニケーション・ツールの可能性について聞いてみました。


小さな人型ロボットだからこそ、次世代の情報端末となり得る


151006_robohon_04.jpg▲『ロボホン』は、全長約19.5㎝、重さ約390g。ただし、機能や仕様は変更される場合があります


── まず、『ロボホン』の特長について教えてください。

高橋氏:現在のスマホは既に完成形に近く、もはや大きな不満の無い状態だと感じています。でも、そこで進化が止まってしまうとパソコンや液晶テレビのように、産業としての価値が低下してしまいます。

では、次世代のスマホはどうあるべきか。メガネ型なのか、腕時計型なのか。私は小型のコミュニケーションロボットこそ、既存のスマホを超えられる情報端末になると考えています。

『ロボホン』の特長は、「電話である」「人のカタチ」「ポケットサイズ」の3点です。

ロボットを「ロボット専門店で買い、家計からロボット費を捻出し、今の暮らしの中に介在させる」ことは、一般の人にとってとても大きな障壁です。「電話」とすることで、なるべくスムーズな普及を狙っています。

次に、スマホの行き詰まりは、「音声認識」を皆さんが使ってくれないことが要因だと私は考えています。私たちは金魚やクマのぬいぐるみにすら話しかけることからも分かるように、スマホが四角い箱であることが問題なのです。『ロボホン』は、人のカタチと動作によって、ユーザーは親しみを感じながら自然な会話ができるのではないかと考えています。

また、ロボットは、「一家に1台」家庭用ロボットが家の中にいて家族で共用する、という「固定電話」的な過程を経ることなく、最初から「1人1台」のパーソナル端末になると考えています。ですので、個人が常時持ち歩けるサイズを追求しました。


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従来のスマホ機能を使いながら、新たな価値が生まれてくる


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── スマホとしての機能やスペックを教えてください。

高橋氏:『ロボホン』は、音声通話、メール、カメラ、液晶タッチパネルなど、既存のスマホ機能の大部分があり、音声対話によって簡単に操作することができます。また、LTE/3G、Wi-Fi、Bluetooth、GPS、顔認識・音声認識にも対応しています。さらに、フォーカスフリーの超小型レーザープロジェクターを内蔵していて、画像を投影することができます。こうして、従来のスマホとして使っているうちに、やがてロボットスマホならではの新しい使い方が生み出されていくのだと考えています。

── ユーザーと『ロボホン』の会話はどのように行うのですが?

高橋氏:クラウドによる音声認識で行います。『ロボホン』を手にした途端に会話が弾み、友だち関係になるとは思っていません。日常的に音声認識を使うことでユーザー情報を蓄積し、よりひとりひとりにマッチした情報やサービスを返すようになる。そして、信頼関係みたいなものが徐々に芽生えてくるのだと思っています。


新たなプラットフォームが、これまでにない世界観をつくり出す


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── これまでにない新しいモノやサービスが登場すると、既製品と比較して違和感を覚えたり、さまざまな声が飛び交うこともありますが...

高橋氏:今回も当然そうなると思います。でも、製品があるレベルに達していて、戦略的にプロデュースすれば、当初賛否があっても、やがて認めてもらえるようになります。ガラケー全盛の時代に登場したiPhoneも似た状況だったと思います。やがて新しいプラットフォームとして認められ、さまざまなアプリが登場することで、これまでにない世界観をつくりました。

しかし、そろそろ次のハードウエア・プラットフォームが必要な時期です。『ロボホン』が次世代のプラットフォームとなり、スマホアプリの飽和状態から解き放たれたクリエイターたちが、再び魅力的なアイデアやサービスを生み出してくれることを期待しています。iPhoneの次のイノベーションを日本から生み出し、そこに世界中の才能が集まる、そんな未来を創造したいと願っています。

高橋智隆(TAKAHASHI TOMOTAKA)/ロボットクリエイター
151006_robohon_prof.JPG1975年生まれ。2003年京都大学工学部卒業と同時に「ロボ・ガレージ」を創業し京大学内入居ベンチャー第1号となる。代表作に「週刊ロビ」「ロピッド」「FT」など。2013年、世界で初めてコミュニケーションロボット「キロボ」を宇宙に送り込むことに成功。ロボカップ世界大会5年連続優勝。米TIME誌「2004年の発明」、ポピュラーサイエンス誌「未来を変える33人」に選定。「エボルタ」によるグランドキャニオン登頂、ルマン24時間走行等に成功しギネス世界記録認定。(株)ロボ・ガレージ代表取締役、東京大学先端研特任准教授、大阪電気通信大学客員教授、ヒューマンアカデミーロボット教室顧問。




高橋さんはロボットスマホの可能性について、ライフハッカー[日本版]のインタビューで、「ロボットに人のカタチを与えることで会話が生まれやすくなる」「会話を繰り返すことでロボットがユーザーの理解を深めて相互の信頼関係が生まれる」「一緒に時間を過ごし経験を共有することで、これまでにない人とロボットの新しい関係が生まれる」と3つのステップが必要だと語っていました。

『ロボホン』という新しいプラットフォームの発表により、今後どのようなアプリやサービスが登場し、アップデートが繰り返すことで、これまでに体験したことのない世界を提供してくれるのでしょうか。期待に胸を膨らませながらこれからも注目していきたいと思います。


ロボホン|シャープ

(香川博人)


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