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印南敦史印南敦史  - ,,,  06:30 AM

見た目が美しいだけでは無意味? 知っておくべきホームページの誤解

見た目が美しいだけでは無意味? 知っておくべきホームページの誤解

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街の個人商店主に話を聞いたとき、ホームページの重要性を認識していない、あるいは誤解している人がいると感じたことがあります。もちろんすべてがそうとはいいませんが、理解が広まっているとはいいきれないのは事実ではないでしょうか。

しかし、正しい知識をつけておくことは重要。そこで目を通して置きたいのが、『ホームページで売上があがる会社、あがらない会社、何が違うか』(石嶋洋平著、あさ出版)です。

ウェブマーケティングコンサルタントである著者が、「売れるホームページ」をつくるためのノウハウを明かした内容。まずは、なかなか聞けない基本的な部分を再確認するために、きょうは第1章「ホームページ『7つ』の第5回」に焦点を当ててみたいと思います。

※なお本書では、企業や団体が管理するウェブサイト、ウェブページの総称として「ホームページ」ということばを使っているそうです。


「よいホームページをつくる」のは大間違い


著者はここでホームページに関する"ありがちな誤解"を紹介していますが、いちばん多いのは「よいホームページをつくったら、たくさんの人が見てくれるだろう」という思い込みだとか。これが間違いだと断言できるのは、内容がよくても、デザインが優れていても、最新の技術をたくさん使っていたとしても、ホームページのURLを知ってもらわない限り、誰かが勝手に尋ねてくることはないから。自社のサイトに興味を持って、わざわざ調べてくれる人は「ゼロ」だと考えるべきだといいます。

つまりホームページを訪ねてもらうために大切なのは、「ホームページをつくりました」「ウェブで商品・サービスの取り扱いをはじめました」といったことを、これまでのお客様や新規のお客様に知ってもらうこと。実店舗をつくったときに広告を打ったりチラシを撒いたりするのと同じで、「ホームページをつくったから宣伝が必要」だというのは当たり前だということ。

しかし現実的には、実店舗なら当たり前にできる"集客"が、ホームページになるとできなくなる人は珍しくないと著者はいいます。いわば、実店舗とホームページは、基本的な考え方は一緒だということ。だからそのことに気づき、ネット上で実店舗と同じように"商売"をやればいいのです。(28ページより)


「ホームページに英語を使う」のは大間違い


ホームページを「カッコよくしたい」と考える人が、意外に多いのだとか。ホームページ名やメニューなど、すべてが欧文表記になっているホームページが少なくないのはその証拠。しかし、日本人が日本人に向けてつくるホームページで英語を使うなんて、中身をわかりにくくしているだけだと著者は断言します。

いくらカッコいいホームページをつくっても、人に見てもらって商品やサービスが売れなければ、「いいホームページ」とはいえないはず。つまり大切なのはカッコよさではなく、「見やすさ、わかりやすさ」。そして、資料請求や内覧会参加申し込みのボタン、あるいは商品販売ページの「この製品を購入する」ボタンなど、商品につながるところの「押しやすさ、買いやすさ」こそ重要なのだそうです。(34ページより)


「会社案内のパンフレットをそのまま載せる」のは大間違い


「会社案内のパンフレットをそのまま載せたようなホームページ」は、ありがちな"ダメパターン"のひとつだとか。なぜなら、そもそも会社案内のパンフレットは、お客様に商品を買ってもらうためのものではないから。ホームページで商売をしたいのであれば、商品やサービスを紹介するページとは別に、「会社情報・会社案内」用と、「商品・サービス販売」用の、最低でも2つ以上のホームページをつくる必要があるといいます。さらにいえば、ホームページは、商品やサービスのカテゴリーごとに分けてつくったほうがいいそうです。

理由は、ひとつのホームページになんでもかんでも詰め込むと、「売れないホームページ」になってしまうから。このことについての著者の比喩は、とても的確です。

みなさんが観光地に行ったとき、「天ぷら・ラーメン・カレー」という看板を出しているお店と、「天ぷら専門店」が並んでいたら、どちらに入りたいと思いますか。(46ページより)

「なんでも屋」だとどれもが中途半端で、これといった強みをアピールできないということ。お客様の目でそのホームページを見て、「この商品を買いたい」「このサービスを利用したい」と感じなければ、それは「売れないホームページ」だということです。(48ページより)


「ホームページ制作会社に丸投げする」のは大間違い


ホームページをつくろうというときは「ホームページ制作会社に任せよう」と思いがち。しかし制作会社に丸投げしても、まず「売れるホームページ」はできないと著者は断言しています。なぜならホームページ制作会社は"ホームページ制作のプロ"でしかないから。制作会社が売っているのは「デザイン」と「システム」だけだということです。

実店舗をつくるとき、内装から商品の陳列、商売に必要な機材を揃えるところまで、すべて業者に丸投げすることは考えられません。それと同じ。そして忘れるべきでないのは、「商売のことをいちばんよく知っているのは、ホームページ制作会社ではなく、実際に商売をやってきたお店の人たち」であるという事実。「ホームページのことはよくわからないから、専門業者に丸投げしよう」というのは、「店を出したいがよくわからないから、専門業者に丸投げしよう」という考え方とまったく同じ発想だということです。つまり大切なのは、任せておけばうまくいく」と安易に考えるのをやめること。(48ページより)


「SEO対策で1位を狙う」のは大間違い


「SEO」は「Search Engine Optimization」の頭文字をとったもので、「SEO対策」とは検索サイトでキーワード検索した際、できるだけ検索結果ページの上位に表示されるようにすること。そこでホームページをつくるとSEO対策会社が近寄ってくるわけですが、SEO対策さえやればいいというものではないと著者はいいます。

SEO対策がだめだということではなく、「アクセスしてくれた人が実際に商品やサービスを利用してくれる」ところまでたどり着かなければ、SEO対策にお金を払う価値はないという意味。なぜなら目的は、「『売れるホームページ』にすること」だから。ホームページで商売をするとき、成約件数は

「アクセス件数」×「問い合わせ率」×「成約率」
(60ページより)

で決まるもの。つまり重視すべきは特定の検索ワードで検索結果1位を取ることではなく、「検索結果からどれくらいアクセスを稼げるか」であるはず。まずはホームページへのアクセス件数を大きくしなければ、商売ははじまらないということです。(53ページより)


「パソコンが得意な社員に任せる」のは大間違い


ホームページの担当を決めるとき、「パソコンが得意な人がいいだろう」と考えるのは間違い。ホームページは「お店」と同じなので、いちばん大事なのは「そこでどうやって売るか」。だからこそ本来は、会社でいちばん商品やサービスの売り方を知っている「営業の達人」が担当になるといいそうです。担当者に営業的なセンスがあれば、ホームページに載せるキャッチフレーズを決めるにしても、

・自社商品にはどんな強みがあるのか
・お客様が買ってくれた理由はどこにあるか
・お客様からどんな声が届いているか
(73ページより)

これらを踏まえながら、「だからホームページではこんなふうに打ち出していきたい」と考えていけるはずだから。対面で営業・販売するシーンで「どうやればお客様に商品を買ってもらえるか」がわかっていれば、その要素をホームページに入れていくことで、「売れるホームページ」をつくることができるわけです。(72ページより)


「ハウツー本と同じようにつくる」のは大間違い


著者によれば、勉強熱心な社長さんほど「ダメなホームページ」に辿り着いてしまうもの。理由は、「ホームページは難しいもの」と思い込み、「勉強しなくちゃいけない」とホームページのつくり方の本を読み、「これを真似すればいいんだ」と信じてしまうから。

その結果、ホームページで商品は売れず、SEO対策をしてもリスティング広告をやってみても、ウェブコンサルタントに頼んでもうまくいかず、結果的には運営体制が空中分解したり、日々の更新すら止まってしまうことに。つい「広告を打てば、それだけで売れる」と考えがちですが、必ずしもそうではないということ。お客様の認知経路をきちんと把握したうえで、「どこに、どのような広告を打つか」を客観的に考えて手を打たない限り、お金のムダ遣いになるわけです。(78ページより)




著者自身が関わってきた事例も数多く紹介されているため、強い説得力を投げかけてくるのが本書の魅力。自社のホームページ対策をなんとかしたいと考えている方は必見です。


(印南敦史)

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