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庄司真美  - ,,,,,,,,,,,,  09:00 AM

ポーランドのアート&カルチャー・マガジン「Z POLSKI」編集長が語る異文化ビジネスの作り方

ポーランドのアート&カルチャー・マガジン「Z POLSKI」編集長が語る異文化ビジネスの作り方

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ポーランド人の作家によるアート作品やデザイン雑貨、写真、映画情報、ファッションや食のトレンドといった最新のアート・カルチャーを発信するウェブマガジン「Z POLSKI」(ズ ポルスキ)。日本ではあまり知られていないポーランドの旬のトレンドを発信する希少な情報マガジンとして注目されています。


今回ご紹介するのは、その「Z POLSKI」を立ち上げた編集長の堺 玲子さんです。堺さんは、女性向けウェブマガジン「verita」の立ち上げに関わり、7年間編集長として活躍した後、家族とともにワルシャワへ移住。ありとあらゆるモノやサービスが氾濫する東京にどっぷり身を置く生活から一転、牧歌的な雰囲気のポーランドの文化に初めは戸惑ったと言います。


20150914_zpolski .jpg堺 玲子さん/出版社で男性誌の編集を経験した後、ウェブ編集者に転身。女性向けウェブマガジン「verita」の立ち上げを手がけ、7年間編集長として活躍。ポーランドへの移住を機に、2014年にポーランドのアート&カルチャーを発信するウェブマガジン「Z POLSKI」をオープン。サイトの名称は、ポーランド語で「ポーランドより」の意味。


でも、日本から離れたことで、本当の意味でいいモノは何か?ということが見えてきました。そして「本当に自分がいい! と思ったモノしか紹介しない」をモットーに、「Z POLSKI」を開設します。


20150914_zpolski tenjikai.JPG7/25~26に東京・代々木八幡の「HARBPARIS」で開催された「Z POLSKI」主催の展示会の模様。ポーランド人の作家による、日本未入荷のレアなファッション小物や雑貨、作品を目当てに多くのゲストが詰めかけた。


そんな「Z POLSKI」が、7月25、26日、ポーランド人デザイナーの作品の展示会を東京で初めて開催。来日中の堺さんに、「Z POLSKI」を通じて日本にポーランドの最先端アート・カルチャーを発信し、さらにマネタイズ化していくためのビジョンについて伺いました。


── 堺さんは、出版社で雑誌の編集をしていたことがキャリアのスタートだったそうですね?

堺:編集者になる前は、グラフィックデザイナーをしたり、カメラマンとして雑誌の表紙まで撮らせてもらったりしたこともあるんですけど、飽きっぽいので長続きしなかったんです。クリエイターや職人には憧れるけど、自分はなれないタイプだということがよくわかりましたね(笑)。 それよりも、媒体を通じて人とモノやサービスをつなげる方が向いていることに気づきました。女性向けウェブメディア「verita」を通じて、媒体の立ち上げとブランディングを一からしてきた経験は大きいですね。今は「Z POLSKI」をしっかりブランディングするために紹介する記事ソースを厳選している段階です。


20150914_zpolski2.jpgオーストリアで開催された写真フェアにて。6月に欧州で発売された写真集「Kinky City」(400部限定)を展示したワルシャワ出身の写真家パヴェル・ヤシュチュク(写真右)。


若者が多く、景気が上向きのポーランドだからこそ、若者文化が発展


── ポーランドは、1989年に民主化して、ヨーロッパのEU加盟国のなかでも順調に経済発展を遂げているようですが、アートなどの最新情報は、日本にはあまり入ってきていないのではないでしょうか?

堺:そうなんです。でも、高齢化社会の日本とは違って、ポーランドは人口の半分が35歳以下が占めているんです。若者が多いので、やはり街に活気があるし、必然的に若手クリエーターによるモノやアートいったカルチャーが発展しているんだと思います。30代半ば以上の世代は、子どもの頃には共産圏のもとで育ってるんですけど、進学や就職で、アメリカやドイツ、フランスなどの海外に出て行ったケースが多いんです。でも、最近、景気が上向いている祖国ポーランドに帰ってきて、新しいモノやサービスを生み出す動きが顕著に見られますね。

実際にポーランドに住んでみて、街角に貼られているポスターひとつとっても、デザインが素晴らしいし、世界に誇れるようなクラフトマンシップなど、独自のカルチャーをたくさん築いていることを知りました。さまざまなポーランド人アーティストとの出会いがあり、そうした素敵なモノや作品を「Z POLSKI」を通じて、まずは私の祖国である日本で知ってもらいたいと思い、サイトを立ち上げました。


20150914_zpolski_3.jpgポーランド人の若手アーティストのショールームや工房に足繁く出向き、優れた作品を見出すのが堺さんのライフワーク。写真はマルチメディアアーティストのオルガ・ワラビダのグラフィックポスター「Warsaw Districts」。


── 今回、東京で開催したような展示会はポーランドでも実施しているんですか?

堺:ポーランドではあまり開催してなかったのですが、以前「verita」をやっているときに広告記事とセットで月2本ぐらいイベントを開催していたんです。ウェブでの情報発信とリアルなイベントって、直前に告知もしやすいし、意外と親和性が高いんですよ。イベントを開催する段取りには慣れていたので、今回、日本での展示会が決まったときも、短期間で準備して開催に至りました。


工業と農業がバランスよく発展するポーランドは、「食」のトレンドに敏感


── ところで、ポーランドで今熱いものは何ですか?

堺:航空機産業などの工業も発展している一方で、実は農業国家でもあるんです。国土は日本の5分の4くらいなのですが、たとえば、ベリー類の輸出量は世界トップレベルだし、穀物や野菜類などさまざまな特産物もあります。だから、街の市場でもオーガニックなどの食材が安く手に入ります。そうした背景もあって、食関連のイベントが多く、「食」のトレンドには非常に敏感だと思います。

たとえば、今、ポーランド各地では地産地消の動きが活発で、伝統的な製法のパンやチーズを作る伝統回帰的なブームがある一方で、日本食も非常に人気ですね。3~4年前に寿司ブームがあって、寿司レストランも一気に300店ぐらいに増えたので、今は飽和状態といえます。日本の食に興味をもっている人はすごく多いし、最近、ワルシャワで初めてうどん屋さんがオープンして話題になっています。


20150914_zpolski  food.jpg


ポーランドの最先端アート・カルチャーやレベルの高いモノづくりを日本のビジネスとつなげる


── 今後、「Z POLSKI」をマネタイズ化していくうえでのビジョンはありますか?

堺:ポーランドの最先端アートやカルチャーって、まだ日本ではレアなので、新鮮さもあると思うのですが、今回、東京の展示会にご来場いただいたアパレルや商社のバイヤーから、「こんなすごいアーティストがポーランドにいるんだ」という反応があって、手応えを感じました。また、実はクオリティが高くてレベルの高い職人気質なモノづくりであることがわかってもらえたことにも意義がありましたね。 今後は、日本のバイヤーとポーランドのアーティストをつなぐ橋渡しのようなことができればいいと考えています。

たとえば、ポーランドのクリエイターと日本の企業をつないで、コラボレーションし、別注アイテムを制作するなどの需要があると思っています。 また、クラウドソーシングでポーランドのアーティストを束ねて、日本の仕事と結びつけることにも興味があります。日本に関心のあるアーティストは多いですし、そうした20~30代の才能あるポーランド人アーティストと日本のビジネスをつなげたいという思いは強いですね。


20150914_zpolski4.JPG子ども向けの絵本やぬり絵のデザインも含め、ポーランドには優れたデザインワークの書籍が数多くある。


親日のポーランド人の日本文化への関心がますます高まっている


── 一方、堺さんは、週に一度、ワルシャワ大学で日本語を教えてもいるそうですね?

堺:ポーランドは進学率が高くて、7割は大学に進学し、9割が外国語を習得しているので、大体の人が英語を話せるんです。もともとポーランド人は親日ではあるのですが、ここ5~6年でポーランド人が日本語を学習する機会が増えてきているようで、私も大学で日本語を教えながら若い学生たちと接するなかで、ポーランドの若者の日本カルチャーへの関心の高さを感じますね。

そうした動きも含め、あらためて海外に移住して、逆に日本文化の良さを実感しまして。日本にポーランドのカルチャーを伝えるだけでなく、逆にポーランドに日本の伝統工芸などのカルチャーを伝える事業を考え始めていて、具体的には、日本のアーティストや食をポーランドに向けて紹介することも今後力を入れていきたいことのひとつです。


── 日本とポーランド、双方向で最新のカルチャーを共有し合えたら理想的ですね。「Z POLSKI」を軸に、イベントなどを通じて人と人、人とビジネスをつなげたいとのことですが、そのために具体的に考えている次の手はありますか?

堺:今後、日本でのこうした展示会のようなリアルなイベントは増やしていきたいし、東京だけでなく地方でも実施できればと思います。今回は初回なので、いくつかのブランドを一緒に展示しましたが、たとえば次回は、「食」などのテーマを決めたり、ポーランド人アーティストを日本に連れてきて、ワークショップをしたりすることも考えています。

結局は、オンラインでのつながり以上にリアルなつながりの方が重要だと思いますし、そういう意味でもあらゆる人に出会いの場を提供するイベントは非常に大事だと考えています。まったく関係ない業界の人同士がつながって、新しいモノが生まれることに意義があると思いますし、それが私の役目だと思っています。


Z POLSKI

(写真提供/HERBPARIS小松裕輔、文/庄司真美)

  • ,,,, - By

    友清哲

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