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堀込泰三堀込泰三  - ,,,,,,,,,,,,,  10:00 PM

タイプライターや黒電話を覚えてる?レトロな技術はまだ生きているよ

タイプライターや黒電話を覚えてる?レトロな技術はまだ生きているよ

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MakeUseOf:思い返すと、母の言葉はいつも正しかったように思われます。


新しいだけの技術なんて、何もいいことないわよ。


この言葉も、正しかったと言わざるをえません。コンピュータ、スマートフォン、インターネットなど、新しい技術のおかげで便利になりましたが、プライバシーや安全性はないがしろにされています。現代の私たちは、デジタルの全展望刑務所に住んでいるようなもの。すべての行動が監視されています。インターネットはたくさんのチャンスをもたらしてくれますが、あなたからお金を巻き上げたり、生活をめちゃくちゃにしたりする手段を得たという人もいるのです。しかも、遠隔地から匿名でそれができるのだから最悪です。

過去を振り返るときがきたのではないでしょうか。

タイプライターや黒電話、ワンタイムパッド...。これらは古い技術ですが、その古さを逆手に取って、セキュリティを向上させることができる場合があります。

今回は、古き良きテクノロジーを思い出しながら、現代のセキュリティの穴とレトロな道具だからできるセキュリティ対策をご紹介したいと思います。


ワンタイムパッドの魅力


キプロス島の南端にかつて存在した英国の植民地、アクロティリには、ラジオ局がありました。

このラジオ局がニュースやドキュメンタリーを放送することはありませんでした。代わりに、『Lincolnshire Poacher』という曲が流れていましたが、あとは女性の声で自動的に数字の羅列が読み上げられているだけ。心に残るこの美しい冷戦の遺物も、現代ではYouTubeで聴くことができるのです。



誰が局を運営していたのかを正確に知る人はいませんが、MI6が所有していたと一般的には考えられています。乱数放送(Numbers station)と呼ばれていた、高出力の短波ラジオ局のひとつです。「ワンタイムパッド」と呼ばれる数字を流し続けていました。どういうものかと言えば、68はモスクワを、75は空港を意味するといった具合です。

ソビエト連邦、英国、キューバ、東ドイツなどが、それぞれの乱数放送を行っていました。その利点は、通信を解読されたりエージェントを特定されたりすることなく、エージェントと連絡を取れること。

今ではほとんどの乱数放送が閉鎖されていて、運用しているのはロシア連邦のみ。「The Buzzer」として知られるUVB-76は、そのひとつです。



だからといって、技術が使いものにならなくなったわけではありません。2人の関係者が、同じ暗号化辞書を所有していれば、それでいいのです。1人が、暗号の一覧を放送、あるいは最低でも公開します。もう1人はそれを聞き、辞書にしたがって解読するのです。

このシステムの美しさは、乱数表が流出しても、それを破棄して、新しいものを作ればいいところにあります。これこそ、NSA(国家安全保障局)も解読できないローテクな暗号化システムの好例でしょう。

ワンタイムパッドを利用するには、高出力の無線送信器を準備する必要はありません。独自の辞書を作ればいいだけです。これには、紙とペンがあれば十分。あとは、FedExか何かで共有すればOKです。

メッセージは、シンプルにオンラインに投稿してください。Twitter、Reddit、Pastebinなど、何でも構いません。解読される心配はありませんから。


タイプライター


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昨年まで、タイプライターを持っていました。1960年代に中古で買った、オリベッティです。私の前の所有者は、1日に40本タバコを吸うチェーンスモーカーでした。おかげでキーは黄ばんでいましたが、とても気に入っていたのでしょう。

キーを押すたびに、素晴らしい音をたてました。それに、ページに文字が刻まれていくのを見るのは、本当にうれしい感じがしました。

でも、不本意ながら、それを手放すことになってしまいました。かさばる、重い、インクリボンがほとんど見つからない...。OCRを使うか、手で再入力しないとコンピュータに取り込めないことも理由の1つでした。結局、買ったときと同じリサイクルショップに寄付することに。

今どき、タイプライターを使っているなんて人はほとんどいません。でも、エドワード・スノーデンがNSAの恥を暴露して間もなく、ロシア政府はロシア連邦警護庁(FSO)向けに、およそ7400ドル分のタイプライターを購入しました。

彼らの狙いは明らか。タイプライターは、ハックすることができません。書類を1枚しか作らなければ、情報が漏れることはほとんどないのです。万が一漏れても、追跡調査が可能なため、犯人をすぐに特定できるでしょう。それに、メンテナンスがほとんど不要であることもメリットのひとつ。安全なシステムにはたくさんの管理業務が発生しますが、タイプライターには何もいりません。

あなたがロシアのスパイではないにしても、中古のタイプライターを買うことには、ほかにも利点があります。キーロガーで情報を盗まれたり、マルチウェアの被害にあったりといった心配が不要なのです。何よりも、かっこいいですよ。


黒電話


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60年代生まれの友人に聞いたところ、80年代後半までは家の電話が黒電話だったそうです。

聞けば、「電話番号に0が2回以上出てくる友人は嫌いだった」とのこと。そう、あのダイヤルをぐるぐる回す行為は、とてもめんどくさいのです。ただ電話をかけるだけなのに、何年もかかるかのような感じがしますし、トーン信号を出せないので、自動音声ダイヤルには使えません。

つまり、黒電話はもう死んだも同然なのです。しかし、黒電話を殺したプッシュ電話も、のちに携帯電話に殺されてしまいました。もし、まだ黒電話を持っている人は、そのまま使い続けてください。特に、電話詐欺に騙されそうな高齢者がいる場合はなおさらです。

最近では「courier scam」と呼ばれる悪質な詐欺があり、特にヨーロッパで急増しています。

簡単に説明しましょう。詐欺師が、銀行のふりをして電話をかけてきます。出ると、あなたの銀行カードまたはクレジットカードに問題があると主張してきます。"本人確認"のために4ケタの暗証番号を入力しろと要求されます。入力したら最後、ビープ音をもとに、暗証番号を知られてしまうという手口です。

そのあと詐欺師は、カードに問題があるのがわかったので、カードを受け取る配達業者を向かわせたと言います。もちろん詐欺師の仲間です。めでたくカードと暗証番号を手に入れ、犯人は自由にお金をおろすことができるようになります。これで何万ドルも取られたという被害が増えています。



トーン信号を出せる電話を持っていなければ、この被害は防げます。つまり、黒電話こそ安全なのです。


その他、知っておいた方がいい昔の技術


ほかにも、セキュリティ向上に役立つ古い技術はたくさんあります。

日本の電子メーカーであるシャープは最近、高齢者を詐欺から守ることを目的に、2種類の有線電話を発売しました。登録されていない電話番号から電話がかかってくると、LEDが赤く光り、注意を喚起するというものです。

また、ボタンを押すだけで番号をブロックすることができます。多くの携帯会社やメーカーで、いまだに迷惑電話のブロックが面倒なままの現状を踏まえると、これは歓迎すべきことではないでしょうか。

何よりも、この話を聞いて思うのは、安全のためには最新技術など不要だということ。多くの場合、古くて洗練されていない機器で十分なのです。


How Pre-Internet Hardware Can be Used to Tighten Security | MakeUseOf

Matthew Hughes(訳:堀込泰三)
Photo by Eugenio Marongiu/Shutterstock.

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