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yamasaki  - ,,,  07:00 PM

チャイナショックで揺れる株式相場、「何もしない」が正解? ~マネーハック心理学

チャイナショックで揺れる株式相場、「何もしない」が正解? ~マネーハック心理学

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8月3週目にスタートしたチャイナショックからずっと、世界中の株価がジェットコースター状態に陥っています。ここしばらくは為替と株価が急落と急上昇を繰り返しており、落ち着きがまったくない状態です。

日経平均株価では8月11日に直近の最高値2万947円に達し、もう少しで2万1000円か、と思わせたところでチャイナショックに巻き込まれ、8月25日には1万7000円台まで急落しました。これは数週間で15%くらいの下落ですが、1年間かけてもおかしくないような下落割合を滑り降りた勢いです。

その後も500~600円上がる日もあれば、これまた600~700円下がる日もあるなど、目まぐるしく荒っぽい相場になっています。そろそろ落ち着いたかなと思わせたところでまた下がるので、まったく落ち着きがない状態が続いています。

為替レートはもっと極端で、ドル/円のレートについては8月24日に1ドル=122.01円から116.46円へ急落、118.39円まで戻すというとんでもない値動きがあったほどで、1日に5円以上動くのも異常ですが、1時間程度で起きた急変動は、天変地異か戦争でもあったかと思わせるレベルでした。

投資初心者ほどこうした状態にパニックになっていると思います。今回、心理学的目線から投資のヒントを考えるマネーハック心理学では、株価急落時の対応策を考えてみたいと思います。

答えは意外なところにあるかもしれませんよ。


悲喜こもごもの「負け方」


まず、注目してみたいのは「負け方」です。おそらくこのジェットコースター相場で負けてしまった人のパターンは以下のようなものでしょう。


1.FXで全損した人(レバレッジ投資の失敗)

手痛い失敗をした人の典型的パターンはレバレッジでしょう。FX(外国為替証拠金取引)では実際の投資資金の25倍の売買をできることが標準的ですが、100万円入金し2500万円のドルを買っていたとします(1ドル=122円なら20万4918ドルを取得)。思惑通り円安に振れて、123円まで上昇すれば20万4918円の儲けともくろんでいたところ、116円まで円高に振れたため、123万円の損、つまり全損になってしまったパターンです(実際には123万円の損ではなく途中で強制決済され、ゼロ円より手前、最悪でもゼロ円で止まる)。

ここまで極端でなくても、20~30万円ずつの損失を繰り返し、再トライしてはほぼゼロになった(溶けた)、という人もいるでしょう。レバレッジの恐ろしさが牙をむいた例です。


2.下落が怖くて損切りしてしまった人(狼狽売り)

こちらは、下落の恐怖に耐えきれず自ら売ってしまったパターンです。株式投資や投資信託での資産運用においては、日々の時価が変動し続けます。たとえ暴落しても、「売らない」でいると値下がり後にまた値上がりすることもあります。しかし、実際に「売る」注文を出し受け付けされてしまえば、その損失は確定するのです。

無分別にほったらかせ、というわけではありませんが、15~20%損をした状態でパニックになって売った人は、その後株価が半分くらいに戻っていることに愕然としたりします。売らなければよかったものを恐怖のあまり売ってしまう、いわゆる狼狽売りといわれるパターンです。


3.無理に突っ張って裏目に出た人

ジェットコースター相場なら「安いとき仕込んで高く売ろう」「高いとき買って安いとき売ろう(信用取引やFXで可能)」ともくろみ、相場に立ち向かい玉砕した人もいるでしょう。

短期的な目線で高いか安いか判断することはとても難しいし、また必ずしも合理的理由だけで決定されるものではありません。

しかし、下げている局面を見れば「もっと下がる」と思うし、上がりはじめた局面を見れば「もっと上がる」と思ってしまいます。思うようにいかないとまた焦って手放すため、最終的には「このジェットコースター相場、オレが思った方向と逆にしか動かない?」ということになってしまいます。これもどんどんお金を溶かすパターンです。


損失の恐怖は金額以上に大きく感じられる


行動ファイナンス的にいえば、損失の恐怖はその金額以上にあなたに重くのしかかります。1万円の利益と1万円の損失のどちらが心理的インパクトがあるか、といえば損失のほうが大きいということが明らかになっているのです。

もちろん儲けと損ですからベクトルは逆です。しかし、金額として同じはずのインパクトを私たちは同じ重みとして感じることができないのです。これは損失回避の法則ないしプロスペクト理論などで説明されています。

つまり、心理的にいっても恐怖は金額以上に大きく感じます。そのため、値下がりによる損失を受け入れることは難しくなります。結果、投資の失敗を招く判断ミスも起きやすいということが言えるのです。

そう、判断するからこそミスが起きるんです。


もしかすると「何もしない」が大正解かもしれない


投資の不思議なところとして、どんなに損失を抱え込もうとも売らない限りは損失は確定していない、ということがあります。負けを認めない言い訳に使う人も多いのですが、「売らない」「様子見」も戦略のひとつです。

経済の回復が期待されるのであれば、短期的に生じた含み損はじきに解消されていきます。リーマンショック後の最悪の株価と比較すると、アメリカの株価はほぼ3倍になったほどです。

確かに、売買を行わず含み損を抱えている状態は心理的には落ち着くものではありません。ニュースをみても安心どころか不安を感じることも多くあります。

しかし、あなたの投資のゴールがどこか一度考えてみるといいでしょう。今週損失確定をしなくてもいいのであれば、1週間の時間的余裕がありますし、今年損失確定しなくてもいい人はまだ3カ月半の時間的余裕があります。

時間的余裕がある人ほど、「今は何もしない」が正解になる可能性が高まります。一時的な急落が実態よりも過小評価であれば、市場は回復を見せるからです。株式市場も恐怖におびえて過剰反応をすることが多いのです。

そもそも、あなたの投資のゴールが何年か後、あるいは何十年後だと思えるのであれば、今慌てる必要はほとんどありません。むしろこの時間的余裕は、「今あえて安く買い込む」チャンスにもなり得るはずです。勇気を出して買い増すか、自動的に積立投資で買い増すかの行動があれば、もっと効率的な資産運用が成立します。

「何もしない」がむしろ賢い選択である、ということは意外に思うかもしれません。しかし、投資経験が浅い人ほど今回の急落で学ぶべきポイントだと思います。

なお、低コストのインデックスファンドでアメリカの投資信託マーケットを席巻した、バンガード社のCEOビル・マクナブは9月1日に同社ウェブサイトで「市場が乱高下しているとき、何をすべきか?それは『何もしない』こと」である、とメッセージペーパーを発信しています。あわせてチェックしてみてください。


(山崎俊輔)
Photo by PIXTA.

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