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印南敦史  - ,,,,  06:30 AM

マジシャンから学ぶプレゼンの秘技

マジシャンから学ぶプレゼンの秘技

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タイトルから想像できるとおり、『マジシャンだけが知っている最強の心理戦略』(スティーブ・コーエン著、宮原育子訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者はプロのマジシャン。とはいってもこれは、マジックの種明かしをしているような本ではありません。

私は本書で、マジックを可能にしている心理学的法則をご紹介し、それを上手に応用して人(一人の場合も、百人の場合も)の心をつかむ方法についてお教えします。(中略)この本の目標は、あなたが人前で自信とカリスマ性をフルに発揮できるようになることです。(「はじめに」より)

つまり目的は、マジシャンならではのテクニックをビジネスに活用すること。そういう意味では、とてもユニークなアプローチだといえるでしょう。とはいえ、やはり表面的には怪しい印象を拭えないかもしれません。しかし著者はそんなイメージを、「マジックは手先の早業だけで成り立つものではありません」と否定しています。それどころか本質的に、見る者と演じる者の心理ゲーム、両者の頭脳の間で繰り広げられる心理戦なのだとも断言しています。

だからこそ、それはビジネスシーンにおいても応用できるというわけです。きょうは、特に役立ちそうなMAGIC 3「利き手に信頼と好印象を与える 話し方&プレゼンテーション」からいくつかを引き出してみたいと思います。


どんな相手にも自尊心を持って接しよう


著者は初対面の人たちの前に立つとき、「すでに相手から好意を持たれている」と決めてかかるのだそうです。いわば、対等な立場にいるかのように相手に話しかけるということ。そして、読者に対してもそうすることを勧めています。

大切なのは、相手が上と決め込むのではなく、対等な人間として接すること。だから新しいつきあいを始めるときは、常に弱者ではなく強者の立場で臨むべきだといいます。傲慢になれという意味ではなく、それは自尊心を持って接するという姿勢だといえるでしょう。

1897年に書かれたマジックの名著『New Era Card Tricks』(未訳)にも、こう書かれているのだそうです。

「パフォーマーは人当たりよく振る舞わねばならない。だが、丁重であり過ぎてはいけない。これは大半の初心者が犯す誤りで、あまりに丁重に振る舞うと、自分を観客より低い地位におとしめることになるのだ」(90ページより)

自分がたしかな自信を持っていれば、人からはちゃんと敬ってもらえるということなのでしょう。(90ページより)


緊張する自分と上手につき合う方法


仮に誰かひとりを見つめる自信がついたとしても、大勢の人の前に平気で出て行くことはなかなか難しいもの。でもそれは、「相手がひとりなら大丈夫でも、集団になると思うようにいかないんだ」と決めつけているからだと著者は分析しています。

しかし、不安を感じるのは当たり前のこと。むしろ、その不安をどう扱うかによって、結果はまったく違うものになるといいます。だからこそ「失敗したらどうしよう」と考えずに、「成功したらどうしよう」と考えるべき。人に笑われることを心配するよりも、自分も楽しむ気持ちになれば、「自分を笑ったのではなく、自分と笑っているんだ」と思えるようになるそうです。

もちろん問題は、人前に出る直前に限られたことではないでしょう。スピーチをしなければならないとわかったその日から、人はプレッシャーを感じるものだからです。しかし、だからといってプレゼンテーションの何日も前から気に病んでいるくらいなら、その時間にセリフを考え、適当な場所で練習すればいいのだと著者。なお、その場合に大切なのは、必ずはっきりと声に出すこと。できれば他の人の前で行うといいそうです。(95ページより)


アウェイをホームに変える3ステップ


大勢の人の前で話すときは、自分がそのステージを所有していると思うことが重要。オフィス、会議室、教室など、どんな場所で話をするにしても、そこを「自分の場所」にしてしまうということです。つまり、スポーツチームが自分たちのホームスタジアムで試合をするのと同じ。そう思うことで自信が強まり、「主導権を握っているのは自分だ」というシグナルを発することができるというわけです。

ただ、自分のオフィスや自社の会議室など、なじみの場所であれば簡単ですが、よく知らない場所に出向いたときは、「ホームの利点」を得るために次の3つのステップを踏む必要があるといいます。


ステップ1

早めに到着して、その部屋でリハーサルを行う。著者もイベントに先立って「舞台をぶらぶら歩く」ことができるように、たいてい1日早い飛行機に乗るようにしているのだといいます。そうすれば、部屋の配置を知ったうえでプレゼンの仕方を調整できるから。

プロのエンターテイナーは間取り図も含め、演技を行う場所に関するすべての条件を明記した指示書を事前に送っておくのだとか。当然のことながら目的は、イベントの前に不安をなるべく減らしておくため。「意外性をゼロに」をモットーにすればいいわけで、これはビジネスパーソンにとってのプレゼンテーションなどにも応用できるはずです。


ステップ2

観客席に座り、そこからパフォーマンスを行う場所を眺めてみる。そしてそのうえで、自分の立ち位置を決めるわけです。どんな会場でも、客席からよく見えて、ライトもよく当たる場所があるもの。そこであちこち席を移動し、その席に座った人からどう見えるかを想像してみることが大切だといいます。人の視界を妨げるものがあったら移動して、大きな柱が邪魔な場合は、椅子の位置を動かすなどの工夫をしてみるといいそうです。


ステップ3

どうしても早く着くことができない場合は、このステップ3を使えば、その空間を自分のものにできると著者はいいます。つまり、そこを「自分の部屋のように」してしまえばいいという考え方です。

まずすべきは、家具を動かすこと。椅子やテーブルを移動し、椅子に座っている人たちには立ってもらうか、別の場所に行ってもらう。ちゃんと理由(「こちらに立った方がよく見えますよ」など)があるように振る舞えば、観客は眉をひそめることなく要求に従ってくれるそうです。(111ページより)


全身を見せると強いメッセージが伝わる


ここで著者は「貴重なアドバイス」として、「話すときは机の後ろではなく、前に立ってください」と記しています。理由はシンプル。机や縁台の後ろに立つと、観客からは上半身しか見えなくなってしまうからです。

「縁台の後ろにいると守られているように感じる」という話し手は少なくありません。ところが多くの場合、そういう人たちは自分のノートに目を落としたままで、手はもっぱら縁台の縁を握っているのだといいます。でも当然のことながら、それでは自分の自信のなさを強調しているようなもの。

そうではなく、もしステージを自分のものにしたいのなら、観客に自分の頭からつま先までを見てもらうようにすべきだと著者は主張しています。机や縁台の前に出ることによって、観客により強いメッセージを伝えることができるというわけです。

なお、ひとつのテーブルに多くの人が着席している場合は、自分が話す番になったときに立ち上がるだけでも、より注目を集められるもの。そこは自分のステージだからこそ、椅子から動いてはいけないなどと思わず、好きなように立てばいいのだと著者は強調しています。(113ページより)




著者が体験したエピソードもふんだんに盛り込まれており、とても読みやすい内容。またテクニックを有効活用するためのエクササイズも紹介されているので、心理的な戦略を楽に身につけられそうです。


(印南敦史)

  • ,,,, - By

    友清哲

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