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matonomatono  - ,,,,,,,,  09:00 AM

平凡な人間が「そこそこ成功する」ための7つの指針

平凡な人間が「そこそこ成功する」ための7つの指針

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自分で言うのもお恥ずかしいことですが、私は極めて平凡な人間です。別に卑下したり、自虐で言っているのではありません。「こいつはすごいことをやってのけたぞ!」とか「こんなことを考えるのはGoogleだけだと思ってた」と言われたり、ベストセラーの小説を書いたりするような、何か突出したことをやったことがないのです。


これまで成功も失敗もしてきましたが、最初に決めた目標を達成したことはありません。いつも途中で挫折します。多くの会社を立ち上げ、いくつかはうまくいきましたが、ほとんどは失敗しました。また、多くのスタートアップに投資し、いくつかはうまくいきましたが、いくつかは失敗しました。

本も書きましたが、今でも気に入ってるものはほとんどありません。私がやってきたのはどれも平凡なことばかりです。壮大なビジョンはなく、成功したものは努力と運が半々です。

つまり、かなり運がよくなければならないということです。誰もがピカソになれるわけでも、壮大な夢を見られるわけでもありません。多くの人がビジネスを興したり、絵を描いたりして、それを売ってお金を稼ぎ、家族を養い、幸せになりたいと思っています。私の経験からすると、壮大な夢を目指すとすぐに失敗します。

平凡な人間が、そこそこお金持ちになり、会社を売り、趣味の時間を持ち、ある程度まともな家庭を築き、時々奥さんと夕陽を楽しんだりできるようになる、かなり効果的でおすすめの指針をご紹介します。


先延ばしの原因を考える


今この文章を書いている時から、この記事の最後の一文を書くまでの間に、チェスのゲームをしました(しかも負けました)。キングとクィーンをナイトに両取りされました。しかし、そういうこともあります。先延ばしにしようとするのは、体が少し後戻りをして、今やっていることについてもう少し考えた方がいいと言っているのです。

あなたが経営者だとして、何かを先延ばしにしようとしているなら、それは今やっていることについて少し考えなおした方がいいということかもしれません。また、今やっている事業が自分の得意分野ではなく、誰かに委譲した方がいいということかもしれません。経済的に余裕のある経営者でも、お金も時間も節約するために、何もかも自分でやろうとしている経営者が多いです。

プログラミングの仕事を初めて自分よりもうまい人に頼んだ時とき、何かがパッと頭にひらめいたような気がしました。その時、私はデートをしていたのですが、ひと晩中あくせくプログラミングのバグを潰すよりもはるかに良いと思ったのです。

何か先延ばしにしていることがあるなら、なぜ先延ばしにしているのかを考えてみましょう。アイデアを改良するためにもっとブレストする必要があるのかもしれません。単にアイデアが良くないのかもしれません。誰かに任せた方がいいのかもしれません。または、もっと勉強した方がいいのかもしれません。やっていることを楽しめていないのかもしれません。一緒に仕事をしているクライアントが好きじゃないのかもしれません。少し休んだ方がいいのかもしれません。

クリエイティブな筋力を取り戻すために、休みを取らなければならなくなる前に、ほんの少し考えてみましょう。誰にでも当てはまることではありません。優れた人は嵐を起こし続けることができます。スティーブ・ジョブズには休みは必要ありませんでしたが、私には必要です。

先延ばししようとするのは、あなたが完璧主義者だということの象徴でもあります。恥ずかしい思いをしたくないので、ビジネスを興したり、つくった会社を売ったりするのを拒んでいるのです。先延ばしにしている原因が何なのかを、あらゆる角度から検証してみましょう。何かを伝えようとしている、自分の内なる声に耳を傾けましょう。


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"ゼロタスク"にする


優秀な人は効率よくマルチタスクができるというのは、よくある誤解です。そういう人もいるかもしれませんが、私はできません。統計的な証拠があります。誰かと電話をしているとき、私にとってはオンラインのチェスゲームをする絶好の機会です。電話が鳴って、片手に受話器を持ったら、もう片方の手をパソコンに伸ばしてゲームを始めます。チェスのランキングは、統計的に生成された評価システムを元にしているので、電話中とそうでないときにチェスをするのを比べると、どちらが上手なのかわかります。結果、3つの標準偏差がありました。

電話をしながら車を運転するのを想像してみてください。もしくは、電話をしながらメールの返信をするのでもいいです。私にとっては同じようなものです。電話で話すことで、知能の3つの標準偏差が減ります。これはマルチタスクをすると、ある程度誰にでも起こることです。

優秀な人はマルチタスクができると思われていますが、ほとんどの人が優秀ではないので(99%は凡人で1%が天才)、シングルタスクの方がはるかに現実的です。だからこそ、ひとつのことに集中しましょう。手を洗うときは、流している水の音を聞き、流れる水を手に感じ、しっかりと手をこすり合わせて、きれいにします。そうやって今現在、自分がやっていることに集中します。

平凡な経営者が成功するには、"ゼロタスク"が上手くなるように努力した方がいいです。つまり、何もしないということです。誰もが常に「何かやらなければ」と思い、何もしていないと恥ずかしいと思いがちです。しかし、ただ黙って何も考えない方がいいこともあります。慌てず、パニックになっていないときこそ、最高にクリエイティブなものが生まれたりするのです。


失敗する


私の知る限り、GoogleのCEOラリー・ペイジは失敗したことがありません。大学を卒業して、そのまま億万長者になりました。マーク・ザッカーバーグやビル・ゲイツも同じです。しかし、何度も言いますが、ほとんどの人は凡人です。すばらしい優秀な人間になるために努力することはできますが、かならずしもうまくいくとは限りません。つまり、大抵失敗するということです。

私のここ最近の17の事業のうち、16は失敗しました。私は初めて仕事で成功するまで、数えるのが恥ずかしくなるほど数多くの失敗をしてきました。

昔、私がヒップホップアーティスト2パックのお母さんに、亡くなった息子さんのためのWebサイトを作りたいと持ちかけたことを思い出しました。自社の作品や実績が入ったCD(時代を感じます)を持って、2パックのマネージャーの事務所に行ったところ、「わかった、持ってきたものを見せてくれ」と言われました。

ただ、そのとき、困ったことが起こりました。私はそれまでWindowsのパソコンを使ったことがなく、MacかUnixしか使ったことがなかったのです。正直、その事務所のWindowsのパソコンに、どうやってCDを入れて中身を見せればいいのかわかりませんでした。コンピューターサイエンスの大学院に行っていたというのに。マネージャーには「おい、冗談だろ?」と言われました。

9万ドル(約1080万円)の仕事でした。少なくとも従業員を2カ月は養える金額です。事務所に入るまで、その取引はうまくいくと思っていました。マネージャーには笑われ、私は泣く泣く事務所を後にしました。会社に戻るとみんなが「打ち合わせはどうだった?」と聞いてくるので、「うまくいったと思う」と答えました。それから家に帰ってまた泣きました。

その後、自分用にWindowsマシンを買い、使い方を勉強しました。もう一度Macを買いたいとは思いません。成功から学ぶことはできます。しかし、失敗から学ぶ方がもっと簡単です。結局のところ人生というのは、ほんのひとときの成功によって中断される失敗の連続なのです。

平凡な経営者は失敗から2つのことを学びます。1つは、その失敗をどうやって乗り越えるかという直接的な学びです。同じ失敗をくり返したくないと強く思います。もう1つは、失敗したときの気持ちとのつき合い方です。平凡な経営者は数々の失敗をします。ですから、失敗とのつき合い方が驚くほどうまくなるのです。これこそが経済的な成功をもたらします。

平凡な経営者は、継続するだけでは自分を救えないことがわかっています。大事なスローガンは「うまくいくまでやり続ける」ではなく、「うっかり失敗しなくなるまで、失敗し続ける」です。二度と失敗しないためには、継続が力となるのです。


オリジナルであろうとしない

 
私はこれまでの人生で、自分独自のアイデアを思いついたことはありません。初めて成功したビジネスは、全米企業の売上げランキング「フォーチュン500」に載るような会社のWebサイトやソフトウェア、Webマーケティングを提案する会社でした。90年代当時も、それは独創的なアイデアではありませんでしたが、そのような仕事に途方もないお金を支払う企業があったのもまた事実です。投資で成功したのは、どれも自分より賢いCEOやほかの投資家がいるというケースばかりです。

エンジェル投資家として、私はとりたてて優れていると思ったことは一度もありません。私は賢くもないし、凡人なのです。

ただひとつ言えるのは、まったく関係ない2つのアイデアを組み合わせると、最高のアイデアになります。2つのアイデアをかけ合わせて、うさん臭いビジネスを立ち上げ、結果として醜い子どもが生まれます。あまりにも醜い子どもなので、誰も近寄ろうとしません。Facebookがいい例です。そもそもFacebookは「インターネット」と「ストーキング」の組み合わせから生まれています。しかし結果的に、世界一のSNSに成長したことは周知の事実です。

そうした組み合わせのメジャービジネスとして5番目に生まれたのがTwitterです。Twitterは、「インターネット」と時代遅れな「SNSプロトコル」の組み合わせです。醜い子どものようなサービスですが、これがうまくいきました。Ebayは「eコマース」と「オークション」の組み合わせです。また、ジャンルは違いますが、『I'll Be There』という曲は、マイケル・ジャクソン(ジャクソン5)往年の名曲をマライヤ・キャリーがカバーし、全米ナンバー1ヒットチャートになりました。もしジャスティン・ビーバーがジョン・レノンの『Imagine』を歌ったら、相当ヒットするんじゃないでしょうか。私もぜひ聴いてみたいです。


人脈づくりはほどほどに


パーティーで、誰ともしゃべらずに隅っこに立っているだけの人がいますが、私はまさにそれです。テック系の交流会にも行ったことがありません。どんなに良さそうな交流会的な飲み会のお誘いがあっても、大体断ります。私は家で本を読んでいるのが好きなのです。

会社を経営し始めたときは、人見知りすぎて社員とさえうまく話せないことがよくありました。会社に入る前に秘書に電話をして、廊下に誰もいないかを確認してから急いで自分のフロアに行き、部屋に入ったらサッとドアを閉めていました。お察しのとおり、その会社は、どうしようもないほど失敗に終わりました。

それは極端な例としても、人脈ばかりつくっている人があまりにも多いと思います。起業したり、会社を経営するのは大変なことです。1日20時間、社員や顧客やミーティングや製品開発に追われています。それが終わったら何をしますか? ひと晩中、人脈づくりのための飲み会ですか? そういうのは優秀な経営者か、今にも失敗しそうな経営者に任せましょう。普通の経営者は20時間働いたら、あとはできるだけリラックスした方がいいです。それだけお金を稼ぐのは大変だということです。


「うん」と言ってもらうために何でもやる


これが私がやってきた交渉術です。私がStockpickrを始めた時、株式市場のニュースやデータのサイトTheStreetのCEOと打ち合わせをしました。TheStreetのCEOは、Stockpikrの数%の株とTheStreetの広告枠を交換しないかと言ってきました。その取引条件に興奮して「いいですよ、弊社の株10%でどうでしょう」と答えました。

すると先方は笑って「いや、50%」と言ってきました。「50%がいいのだけど」とすら言いませんでした。ただ「50%」と言っただけです。私はあらん限りの交渉術を考えた末に、その取引条件に応じました。

私はセールスマンです。相手に「いいよ」と言ってもらうのが好きです。相手に「いやだ」とか、「君のことは嫌いだ」とか言われると、不安になります。Webサイトの会社を始めたとき、映画会社「Miramax」に売り込みに行きました。私が「5万ドルでいかがでしょう?」と言うと、先方は「1000ドル以上は出せない。それが精一杯だ」と言いました。そんなとき、私はいつも「いいでしょう」と答えます。

しかし結果的に、TheStreetの場合は膨大な出資をしたので、心理的にはそれ以上の出資をすることになります。また、初めて売り込んだ相手であるMiramaxは、今でも弊社のクライアントです。そのおかげで、電力会社のCon Edisonはそれ以上を支払わなければならなかったのです。私は平凡なセールスマンで、交渉も得意ではありませんが、最高のものから学ぶことを信条としています。

その結果として、より多くの取引を成立させ、時々は赤字を出しながらも、最終的には相手に首を縦にふってもらうことで、成果を上げてきました。これはナンパと同じようなものです。100人に声をかけたら、1人くらいは「いいよ」と言ってくれます。私の場合、100万人に1人かもしれませんが、そこから何かを得られるのです。


すぐに人を判断しない


平凡な経営者は、作家でありジャーナリストであるマルコム・グラッドウェルの人を見る目にはかないません。グラッドウェルは著作のなかで、2、3秒で正確な判断を下せる人について書いていました。ちなみに私が初対面の人に会ったときの判断は、「好き」とか「嫌い」程度のものです。そしてそこから、信用しすぎるほど信用するようになったりします。結局、行きつ戻りつ、かなりの試行錯誤をくり返し、中間地点に着地します。また、私の場合、信用できない人は、すぐに見向きもしなくなる傾向があります。優秀な経営者は、すぐに判断を下し、そのおかげでかなり成功しているのではないかと思います。しかし、これは誰にでもできる芸当ではありません。

私は人と会うと、直感的に信用できないと思った人がいた場合は特に、相手のことをもっとよく知って確認しようとします。その人のモチベーションが何なのかを理解しようとします。相手がどんな立場の人でもできるだけ寄り添って考えてみます。相手の話をよく聞きます。何も知らないうちに、相手の噂話を聞いたり、口論したりしないようにします。お近づきになりたいと思った人を知るためには、もっと時間をかけます。平凡な人間だからこそ、人選を間違えて仲間内に入れるとリスクも大きくなるので、そうしたプロセスが必要なのです。

クライアント、社員、会社を買おうとしている人、会社を売ろうとしている人、奥さんなど、どんな人でも、仲良くすると決めるまでは、相手について考えることにかなりの時間をかけます。つまり、木星に宇宙船を飛ばす方法のような、ほかのことを考えるムダな時間はないということです。しかし、大体これでうまくいきます。


「平凡って悪いことじゃないの?」と思った人もいるかもしれません。もちろん、すごい人になろうとがんばるに越したことはありません。ただし、車の運転をする10人中9人は、自分は運転スキルが中の上だと思っている、というのを忘れないでください。

人間誰しも、自分のことは少々過大評価します。自分を過大評価することが、お金持ちになったり、もしくは少なくとも家族を養いながら自由な時間を楽しんだり、成功を収めたりすることの妨げにならないようにしましょう。

それから、自分の判断が幸せの邪魔にならないようにしましょう。平凡であることは、世界を変えられないということではありません。自分と身の回りの人に正直であるということです。大きな成功を収めたいと思っているなら、あらゆることに正直であることが、一番効果的な習慣なのです。


James Altucher(原文/訳:的野裕子)
Photo by Shutterstock.

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