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matonomatono  - ,,,,,,,,  01:00 PM

アメリカ人観光客が見た、社会主義国キューバで育った市井の起業家たち

アメリカ人観光客が見た、社会主義国キューバで育った市井の起業家たち

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アメリカのジョン・ケリー国務長官がキューバに行ったとき、この記事の筆者である「Inc.」のノーム・ブロツキーもそこにいました。これは2003年までさかのぼる、キューバのビジネスの話です。

Inc.:ハバナでの最初の夕食で、キューバでは私が期待するものは得られないと思いました。ホテルにチェックインし、オールド・ハバナのレストランに行くと、前から聞いてはいましたが、料理は辛うじて食べられる程度のものでした。しかし、レストラン自体は豪華で、青々と繁る植物や色鮮やかな花のトロピカルで優雅な中庭があり、真ん中には噴水もありました。そして、キューバのバンドは最高で、夜の間中楽しませてくれました。

「彼らは1晩でいくらくらい稼ぐんですか?」とガイドのラウルに聞くと、「日によります。あなた方のような観光客のチップが稼ぎになるので」と言いました。「それは自営業ということですか?」とさらに聞くと「はい、ほとんどそうです」と答えました。


去年の冬にキューバを訪れようと決めたとき、そこで起業している人がいるなんて思ってもみませんでした。妻のエレーンが、2日目はマンハッタンの「92nd Street Y(非営利の文化コミュニティセンター)」からの団体ツアーに参加させてもらって、葉巻工場のツアーに行くと言ったので、それに私も参加することにしました。

私のキューバに関する知識は、主に映画『ゴッドファーザー PART II』やこの40年間のニュース、葉巻情報サイト「Cigar Aficionado」からのものしかなく、それまで共和国を訪れたことはなかったので、その知識が正しいのかどうか、確かめることもできませんでした。しかも、そこで多くの資本家に会うことになるとは思っていませんでした。

ところで、私は18歳から葉巻を吸っていますが、ハバナ産の葉巻が最高に気に入っています。アメリカ人は1人あたり2箱の葉巻を持ち帰ることができると知ったときは、「信じられない!」とうれしくて興奮しました。エレーンとともだちのキャロルと私、全部で6箱も持って帰れるのです。

最終的に、とてもすばらしい旅になったのですが、それは葉巻のせいだけではありません。キューバには、驚くほど起業家精神あふれる社会があることを知りました。どこに行っても、もっと良い人生を送りたいという想いから起業した、スモールビジネスの経営者と出会います。そのビジネスは、アメリカの基準で考えるとささやかなものですが、場所には関係なく、起業家精神は、問題のあるところにチャンスを見つけたり、0から1を生み出したいと思ったりする衝動によって成長していました。

そして、信じられないかもしれませんが、キューバの起業家たちは本当に何もないところからスタートしているのです。本当の意味での「自力本願」の精神の持ち主で、自分の想像力と創造力以外には何のリソースもないのです。にもかかわらず、最近押し寄せている多くの観光客(特にアメリカ人)に売るために、ありとあらゆる商品やサービスを考案していました。

しかし、これは本当に皮肉なことです。フィデル・カストロの1959年のキューバ革命によって社会主義国家を守るために、観光客への扉を閉ざしてきたことが、後の起業家的革命につながったのです。カストロは、キューバは今でも社会主義国家であり、再び資本主義になるつもりはないと主張しています。しかし、実際にはキューバでも資本主義が育ちはじめており、それは国民自身によって進められています。

たとえば、車を例に見てみましょう。キューバにある車の約半数は革命以前の時代のものだと思われますが、それが今でも走っています。57年のシボレーや49年のフォードの部品が、今、一体どこで手に入るのでしょう? 実は、キューバでは個人商店が部品をつくっています。車を動かし続けるために、アンダーグラウンド経済が出現したのです。

ハバナで観光したとき、妻と私は自転車を三輪車に改造したものに乗りました。後部座席は2人が十分に座れて、日除けもついていました。それに1時間乗って4ドル(約500円)です。

ハバナでまともな食事がしたいなら、政府が自宅での営業を認めている民間のレストランに行った方がいいです。チップも込みで1人20ドル(約2500円)です。ミシュランの三ツ星とまではいきませんが、ほとんどのところで、おいしいものが食べられます。1番安いお店でも、料金が一律になっている政府運営のレストランよりもかなり良かったです。その結果、民間のレストランはいつでも満員です。法的には、1度に12人以上のお客さんを入れてはいけないことになっていますが、私たちが食事をするとき、いつもほかに20~35人のお客がいました。

ハバナでも起業家精神を抑えることができないようです。エレーンと私は、島の真ん中にある、さびれた街であまり期待せずにファッションショーを見ました。このショーを自腹で開催した若いデザイナーが、自分でデザインした服を身にまとい、これまで見た中でも1番美しいと思わせるモデルが、ランウェイを歩いていました。

エレーンが「この服は観光客が買うの?」と聞くと、デザイナーは「ヨーロッパ人は買わないけど、アメリカ人は買う」と言いました。結局、エレーンは40ドル(約4800円)のワンピースを買いました。


Why Cuba Has Always Been a Country of Entrepreneurs|Inc.

Norm Brodsky(訳:的野裕子)
Photo by Shutterstock.

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