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matono  - ,,,,,,,,,,  06:00 PM

あなたは「なくなったら思考」の罠にハマっている? 真にお金が貯まる考え方に切り替えよう

あなたは「なくなったら思考」の罠にハマっている? 真にお金が貯まる考え方に切り替えよう

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4歳のとき、母がクローゼットの靴箱の中から、それまで見たことのないものを取り出しました。それは、美しいまっさらの100ドル札でした。思わず「これって100ドル!?」と叫んでいました。母はすぐに私の口を押さえて、「そんな大声出さないで。誰かに盗まれたら一文無しになるよ」とひそひそ声で言いました。

母を責めることはできません。私が子どもの頃住んでいたのは犯罪の多い地域で、お金もそんなになかったし、母は本当に貧しい家庭で育ちました。母はお金がないのはどういう状態なのか知っていて、二度とそうなりたくないと思っていたので、お金がなくなることを恐れるのも無理はありません。個人の金融の世界では、このような考え方を「なくなったら思考」とよく言っています。

私も、しばらくの間、この"お金がなくなったら"という恐怖に支配されていました。両親は、最低賃金の給与から、節約して数千ドルを貯めようとしていました。私には確固とした労働倫理が育ちました。家族は、お金を失いたくないという恐怖から生まれた目標のために、一生懸命働いて、できるだけ貯金しました。

しかし、その考え方が裏目に出て、財産を傷つけてしまうこともありました。皮肉なことに、貧乏になることを恐れながら生きていると、結局、恐怖を断ち切ることができないのです。私は、徐々に「なくなったら思考」にさいなまれていることに気付いたのです。


収入を上げるために努力するのも恐れていた


昔は、仕事を失いたくなくて、昇給を願い出るのも恐れていました。「なくなったら思考」の例を、経済情報サイト「Debt Roundup」では以下のように定義しています。

「なくなったら思考」は、自分にはお金持ちになったり成功したりする価値がないという気持ちにさせます。生きていくことと、目の前の災難を避けることだけに意識が向いてしまいます。破産する理由がないことには目もくれません。ただ沈まなければいいだけなので、ほんの少額の投資すら気が進みません。

私は、この思考についてまったく理解できませんでした。もちろん、自分には価値がないと思っていました。自信や自尊心を持って仕事をしつつも、自分の生活を揺るがすかもしれないことを、信じられないほど恐れていました。

大学を出た直後は、簡単で、安い賃金の仕事をしていました。1年後、もっと稼げる仕事を見つけましたが、ほとんどやりませんでした。うまくできなくて、職やお金を失うのが怖かったのです。まったくうまくいかないキャリアなど想像しにくいですが、今の仕事を失うのがあまりにも怖すぎたので、確実にできる仕事だけを選んでいました。


いつも一番安いものを買う


「なくなったら思考」の人は、攻めではなく、守りに注力します。将来どれくらい稼ごうかと考えるのではなく、今持っているものをどれだけ失わないようにするかを意識するのです。だから、お金を使うときは賢い人のように見えます。しかし、お金を使わないことが、常に良い選択とは限りません。

倹約とはどういうことかという過去記事にもありますが、少し高いお金を払っても、品質のいいものを買うのも倹約です。しかし、なくなったら思考になっているときには、これが通じません。大人になった私は、品質のいいものやブランドものを快く思わなくなりました。母は、ブランドロゴやラベルのために高いものを買う人をあざ笑っていました。最終的には、ブランド名を見るのも嫌になりました。母はある意味正しかったと思いますが、少し自己防衛が過剰な考えでもあったかと思います。

私たち家族は、自分たちのことを倹約家だと思っていました。私たちにとっては、1番安いものが常に1番賢い選択でした。高いものを買う人は馬鹿だと思っていたのです。結果的に、長持ちしない安い服ばかり買っていました。私は、「なくなったら思考」のまま大人になったので、安くて、いくらでも買い替えのきく家具や雑貨をよく買っていました。お金がかかるのでプロに頼まずに、自分でやろうとして何度失敗したことか。高いものを買うことに対する自己防御的思考を克服し、本当の倹約とはどういうことかに気が付くまでに、少し時間がかかりました。


投資には見向きもしない


何も知らないと、投資は怖いものに思えます。株価の悪いニュースをいつも耳にしているので、投資は大きなギャンブルのように見えます。「なくなったら思考」の人にとって、投資は実に恐ろしいものです。よく知ろうとすらしません。

まさか、将来自分が投資をするようになるなんて思ってもみませんでした。投資は、お金を無駄に投げ捨てるだけの余裕がある、お金持ちのためのものだと思っていました。自分のお金を守るためにマットレスの下に貯めこんで、投資などまったくしませんでした。

しかし、個人の財産について学べば学ぶほど、ほとんどの人が投資によって、リタイア後の余裕のある暮らしを手に入れていることを、否定できなくなりました。もちろん、それを知ったときでも、持っているお金を守ることばかりを考え、投資はしませんでした。その結果、時間を無駄にしてしまいました。投資を始めると、複利の力を思い知り、時間こそが複利をより強力にしているのだとわかります。財産を守ることに力を入れていたので、それに気が付かなかったのです。


「なくなったら思考」に気を取られて判断を誤る


「なくなったら思考」が早まった判断をして、逆に貧乏になることもあります。研究者のSendhil MullainathanとEldar Shafirは、著書『Scarcity: Why Having Too Little Means So Much』の中で、「なくなったら思考」がどのように行動に影響するのかを、一連の実験を通して調べました。

十分にお金がないという恐怖やプレッシャーがあると、品が悪くなり、衝動的になり、認知能力が低くなることがわかりました。研究の中に、ショッピングモールで、被験者に基本的なIQテストと、自己申告の収入に合わせて、財産に関する問題を出しました。

自分の車に問題が起こったとします。その修理には3000ドルが必要です。自動車保険で費用の半分はまかなわれます。思い切って車を修理に出すか、もう少しもってくれと願いながら、いちがばちかで乗り続けるか決めなければなりません。どのような決断をしますか? あなたにとって、その決断は経済的に簡単ですか? それとも難しいですか?

この質問について、答えはそこまで重要ではありません。肝心なのは同時に行ったIQテストの結果です。財産に関する問題について知らされていない状態では、すべての被験者は収入に関係なくIQテストではほぼ同じような結果でした。しかし、問題について知らされると、低収入の被験者はIQテストの結果が下がってしまいました。お金がなくなったらと考えることで、頭の中がいっぱいになり、ストレスが増し、集中力が散漫になってしまったのです。結果、IQテストを全力で考えられず、間違った決断をしやすくなるのです。

ペイデイローン(職のあることを条件に個人ができる短期で高金利の借金)や、予約販売のような借金地獄になる仕組みは、このことを利用しています。ほとんどの人は、このような借金やローンが金融的にベストの選択ではないとわかっています。利率と統計のチェックをやる必要があることも知っています。しかし、「なくなったら思考」にさいなまれていると、長期的に見たり、客観的に考えたりすることが難しくなります。お金がなくなることに気を取られて、目の前のことしか考えられなくなるのです。


「なくなったら思考」から抜け出す方法


MullainathanとShafirの本には、「なくなったら思考」から抜け出すための考え方やプログラムが書かれていますが、実践的な方法も載っています。私が1番気に入っているのは、決断するタイミングを変える方法です。

大きな決断をするタイミングを変えるのは、かなり有効です。このとき、心の「余裕」が重要です。私たちは、決断における余裕の大切さを無視していることがよくあります。

私の場合、経済的な目標や計画を立てるのを、お金がないストレスや心配のあるとき(家賃の支払いのあとなど)ではなく、お金に余裕のあるとき(給料日など)にするようにしました。

多くの金融系ライターが、お金が足りない状況ではなく、余裕がある状況で考え方を変えるほうがいいと言っています。なんだかインチキ臭いような気がするかもしれませんが、これは実際、理にかなっている考え方です。お金がなくなったらという恐怖を手放すことができたら、リスクも多少は受け入れられるようになります。

お金がない恐怖を手放すために、Ramit Sethiは「安定の三脚」と呼んでいる方法を使っています。

大きなものをしっかりと手に入れると、ほかの領域ではリスクや遊びを取り入れる余裕ができます。この原則は人生にも応用することができます。私はこの考え方を「安定の三脚」と呼んでいます。家、車、人間関係など、大きなものを安定させることで、運動の限界を追及したり、仕事で実験的なことをしてみたり、旅行で新しい場所に行ったりするなど、自分自身をより成長させることができます。

この考え方を、自分の財産にも応用することができます。大きなものが必ず3つなければならないわけではありませんが、十分に安心と安定を感じられるものが必要です。たとえば、もっと給与のいい仕事を探したくても、今の仕事を失うのが怖いとします。Sethiのアドバイスに従うなら、"大きなもの"を大切にすれば、心配が減るはずです。私の場合は、非常時用のお金を貯めるというのを"大きなもの"としました。非常事態になっても大丈夫だと知っていて、十分安心感があれば、成長するためにリスクを取ることができます。

最後に、「Debt Roundup」では小さなことから始めることをすすめています。

自分の財産を増やすためには、貯金用の口座を開設する、株に少し投資する、定期預金の積立金を増やすなど、小さなことから始めましょう。自分のセーフティネットをつくれば、大きな金額を一気に失うことはないとわかります。

もちろん、以上のようなことは投資を始めるためのお金があるのが前提です。経済状況によっては、クレジットカードの借金を返したり、計画的に学生ローンの支払いをしたり、昇給してもらう方法を学んだりすることが、小さな一歩になるかもしれません。

借金をしていたとき、借金返済を目標としながらも、次のステップについて学びました。学ぶことで、自分の行き詰まった経済状況を嘆くよりも、目標から意識をそらさないよう、やる気を保ち続けることができました。それは、「なかったら思考」を変えるのにかなり大きな力になりました。


Kristin Wong(原文/訳:的野裕子)
Photo by Shutterstock.

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