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matonomatono  - ,,,,  08:00 PM

人気番組の司会者から学ぶ仕事哲学

人気番組の司会者から学ぶ仕事哲学

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アメリカの人気番組「ザ・デイリー・ショー」の司会を長年務めていたジョン・スチュワートが、先日その役目を終えました。16年間にわたって、コメディを通して政治批判や風刺を続けた番組でした。今回は、そのジョン・スチュワートと番組スタッフの制作姿勢やから学ぶべきことを見ていくことにします。


才能ある人に囲まれること


番組の制作に関して、常に控えめなスチュワートが譲らなかったことがあります。それは、スタッフこそが番組を素晴らしいものにしているという持論です。プロデューサー、インタビュアー、放送作家など、「ザ・デイリー・ショー」はあらゆる部門が精鋭ぞろいでした。スチュワートは、制作や編集に口を挟むことも時にはありましたが、1人孤独に番組を引っ張ってきたわけではありません。ある時、スチュワートは長年の友人であるデニス・リアリーに、今のスタッフと一緒でなかったら、番組がここまでのレベルに達していたとは思えないと話しました。

この番組のような仕事は、もう二度と手に入れられないだろうと思っています。(中略)こんなに素晴らしいスタッフにめぐり会えることは、二度とないでしょう。放送作家もプロデューサーも、ここにいるすべてが、かけがえのない人です。それを知っているから、全員と仲良くする必要があったのです。

共同作業の中でも1番目立つのは、ナレーションやジョークを生み出し、磨きをかけている放送作家との会議です。コメディを生み出すための会議は、いつでも締め切りに追われており、どんなものを放送するのかエゴや思惑がぶつかり合い、毎日が真剣勝負でした。実際、経験豊かなコメディの放送作家がずらりと並んでいる会議で、彼らがアイデアを出し合っている間、スチュワートがいないこともありました。『ニューヨークタイムズ』紙は、2008年にこの会議についてこう書いています。

放送作家、プロデューサー、グラフィック担当やリサーチャーなどが考えてきた、とっておきの話を元に、スタッフは毎朝会議をします。ほとんどが前日や休憩中に考えられたアイデアです。1996年から番組に関わってきたHavlanは、「私たちには独特のやり方があって、みんなが納得したことが取り上げられるんです」と言います。「10のアイデアの中で9までが冗談です。しかし、結局、よく出てきた冗談が、番組で取り上げられるのです」ジョン・スチュワートは最後のほうで参加することもありました。

よく言われることですが、「人を雇うときは、自分より賢い人を雇え」という言葉があります。どんな仕事でも、才能ある人々に囲まれていれば、1人でできる以上のすばらしいことができるでしょう。


制限にはメリットもある


厳しい締め切りがあっても、はかなく終わるテレビ番組を制作するのは大変ですが、負担と同じくらい解放感もあります。スチュワートは元々スタンダップコメディアンです。彼がジェリー・サインフェルドと話しているときに「スタンダップコメディでは、新ネタはすごく貴重なものだろ。『ザ・デイリー・ショー』でも同じことをしなきゃいけないんだ」と説明していました。番組でも新ネタのような"何か"を生み出していかなければならない、ということです。しかし、番組は紹介するニュースのサイクルに縛られており、コメディアンとして完璧でいることはほぼ不可能です。どんな放送作家も番組を止めることはできません。とは言え、スチュワートは『ローリング・ストーンズ』誌に、縛りがあることで逆に気が楽になると語っています。

昔やっていたレギュラーのトーク番組よりも、「ザ・デイリー・ショー」をやる方が楽です。(中略)ニュース番組としてやらなければならないことがあります。それに固執しなければならないわけではありませんが、少なくともやるべきことがあるので、ある意味楽なのです。(中略)「今日はジェニファー・ロペスのケツを冗談にできるか?」という具合に、毎日自分から新しいものを生み出す必要はないので、気が楽なのです。

ほとんどの人は、別にジョークを書いて生活しているわけではないと思いますが、仕事に対して完璧主義で臨まないようにするという姿勢には、メリットがあるはずです。何かがひらめく瞬間を待つのが、生産性を落とす1番の要因です。当然ながら仕事の内容にもよりますが(脳外科の手術について話しているわけではありません)、毎日の仕事はうまくいかないこともあると認めると、仕事を完璧にやる必要があるという、理想に対するプレッシャーから解放されます。


引き際を知る


ジョン・スチュワートが「ザ・デイリー・ショー」を辞めると決めたとき、番組はまだ人気があったので多くの人が驚きました。しかし、スチュワートは以前から、倦怠期が訪れる前に辞めなければならないと話していました。もちろん、自ら仕事を辞めることができる人は少ないです。しかし、現状に甘んじて、ただ時間が過ぎるのを待っているような日々を過ごすのは、仕事のキャリアにとってはよくありません。

完璧ではないから、というだけで仕事を辞める必要はありませんが、上記のことは肝に銘じておいた方が良いでしょう。もっと自分に合う仕事があるような気がすると思っているなら、その可能性を探る価値はあります。会社や同僚に対する義理や恩で後ろ髪を引かれたとしても、きっと大丈夫です。スチュワートは、『ガーディアン』紙にこのように言っていました。「この番組は、私が貢献している以上に、はるかに価値がある」。


今スチュワートは、くだらないニュースや事件への鋭いコメントを封印し、好きなことを好きなだけやる休暇をとっています。「ザ・デイリー・ショー」を見るのは、個人的にはとても勉強になりました。言いたいことを言うためのツールとして笑いを使うこともそうですが、率直で徹底的な仕事ぶりは、もっともらしい嘘にまみれた世界は不要だということを教えてくれました。


Andy Orin(原文/訳:的野裕子)
Photo by Martin Crook.

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