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庄司真美  - ,,,  09:00 AM

世界的ビールの発信地ドイツ・ミュンヘンで日本のウイスキーが人気な理由

世界的ビールの発信地ドイツ・ミュンヘンで日本のウイスキーが人気な理由

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ここ数年、世界的なブームとして、日本食だけでなく、日本のウイスキーの人気が高まっています。とくにサントリーのウイスキー銘柄「山崎」「白洲」「響」は、約10年以上前から断続的に世界中のウイスキーコンテストでの受賞を重ね、着実にブランドを確立してきました。

また近年、イギリスの権威ある専門誌『ワールド・ウイスキー・バイブル2015年版』にて、サントリー「シングルモルトウイスキー山崎シェリーカスク2013」(ヨーロッパ限定発売品。すでに完売)が世界最高のウイスキーに認定。一方で、王道ブランドのイギリス・スコットランドのスコッチウイスキーは、上位ランキングから外れて、日本のブランドが首位に立ったこともあり、国内でも話題になりました。



日本が世界に誇るクール・ジャパンアイテムとなった日本のウイスキーは、欧州でどう評価され、ビジネスにつながっているか、現場の声を聞きました。今回、お話を伺ったのは、ドイツ・バイエルン州の州都ミュンヘンにある超人気日本料理店「sushi&soul」オーナーのクリス・ヘルブストさん(52歳)です。


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ドイツ・ミュンヘンにある日本料理店「sushi&soul」オーナーのクリス・ヘルブストさん。大学で政治や歴史を学んだ後、ホテルや飲食業をしていた両親の影響で25年ぐらい前から飲食業界に携わる。地元のオクトーバーフェストに出店したり、知人の日本料理店を手伝った後、風変りなコンセプトの店をつくりたいと思い、1999年の春に同店をオープン。世界5大ウイスキー(日本、アメリカ、スコットランド、カナダ、アイルランド)を集めたセミナーも開催。


ドイツといえば、ビールの一大消費国。また、ドイツ・ミュンヘンといえば、世界最大級のビアホールやドイツ最大のビール製造所を近郊に抱え、600万人規模の人を集める世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」が有名です。

そんなビールの世界的な発信地ともいえるドイツ・ミュンヘンで、今、熱いブームとなっているのが、日本のウイスキーなのです。「sushi&soul」は、日本のウイスキーを200種類以上所蔵する世界屈指のレストラン。180席という大きなキャパシティなのにも関わらず、日本の寿司とウイスキーを目当てに、連日予約でいっぱいで、満席状態が続いています。


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1999年創業のドイツ・ミュンヘンにある「sushi&soul」。200種類以上のウイスキーがそろう世界屈指の日本料理レストラン。開店早々、大勢の客がつめかける。平均客単価は、30~40ユーロ(4050~5400円)。メニュー構成は、寿司メニューが7割を占め、他てんぷらなどの一品メニューを提供。ドリンクのラインナップは約100種類あるが、そのなかでも昨今、群を抜いて人気を集めているのが日本のウイスキー。


1本約200~300万円という高値で取引される日本のビンテージウイスキー


クリス氏は、確実に今、ドイツ国内でジャパニーズウイスキーが一大ブームになっていて、その背景に世界的なウイスキーブームがあると語ります。

クリス:最初は日本のウイスキーと聞いて半信半疑だった人も、ここ数年、「山崎」などの日本のウイスキーが国際的なコンテンストで優勝してスコットランドのスコッチよりも上位に立ち、一躍注目を集めています。

また、希少な日本のビンテージウイスキーは、香港でオークションにかけられて高値で取引されるほど、世界中に愛好家がいます。そうした希少な日本のビンテージウイスキーをヨーロッパのバーで飲むと、1杯50ユーロ(日本円で6750円)ぐらいするのですが、たとえば、年代もので限定発売の「軽井沢」などの銘柄は、入手困難なものだと1本1万5000~2万ユーロ(225~270万円)で取引されるものもあるので、その価格もうなづけると思います。


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食後の嗜みとしてウイスキーで締めるのがドイツ流


日本では、数年前のウイスキーブームにともない、ソーダ割りのハイボールが定着するなど、ウイスキーの飲み方のバリエーションが広がり、若いOLから年配層まで、幅広い年代に浸透しています。ドイツでウイスキーを楽しむスタイルはどんなものなのでしょうか。また、ドイツでの「日本ウイスキーブーム」前後で客層に変化があったのか、気になるところです。

クリス:日本のウイスキーは、多くのお客さんから「すばらしい」とか「本当においしい」などと評判は上々で、「これまで飲んだお酒の中で一番おいしい」という人もいるほどです。

日本のようにステンレスのタンブラーにウイスキーを入れて飲んだり、水割り、ロック、ソーダ割りなど、あらゆる飲み方で提供する店はヨーロッパにはありません。うちの場合、そうした要望があれば応えますが、ワインを飲みながら寿司や日本食を楽しんだ後、食後酒としてウイスキーのストレートを飲んで締めるスタイルが一般的です。

店のオープン当初の16年前は、少なくともウイスキーを売りにした店ではなかったし、日本のウイスキーブランドといえば、安っぽいとかマニアックといったイメージが一般的で、日本のウイスキーは見向きもされませんでした。

ウイスキーを店に置くようになったのは、たまたま数年前に知人から紹介されて飲んでみたのがきっかけです。はじめはその良さがわからなかったのですが、店で提供してみたところ、とにかくお客さんの反応がすごくよかったんです。それから、イギリスのスコッチをはじめ、アイルランド、アメリカ、カナダといった世界の主要産地のウイスキーを飲み比べてみて、私自身もその良さがわかり始めました。

オープン当初の客層は30代前後の女性がメインでしたが、ここ数年でウイスキーを出すようになってから、あきらかに客層が変化しました。現在は30代後半の客層が中心で、男女比は半々となり、新たな顧客を開拓できたと実感しています。


ドイツ人にとって日本のウイスキーは特別な嗜み


日常的にビールを飲んでいる印象のドイツ人にとって、日本のウイスキーはどんな存在なのでしょうか。

クリスドイツ人にとってビールは日常的に飲むものですが、日本のウイスキーは高級で特別な嗜好品という認識なんです。店で一番人気があるのは、「THE NIKKA 6年」。うちでは、200種類以上の日本のウイスキーの品揃えがありますが、仕入れのために年に2、3度は日本に行っています。その際、サントリーなどの大手メーカーから直接仕入れることもありますが、なかなか手に入らない目当ての銘柄を求めて、千葉や仙台、沖縄まで行くこともあれば、東京駅の駅構内のショップなど、あらゆるところで仕入れています。


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今後注目の日本ウイスキー銘柄はベンチャーウイスキーの「秩父」


現在、日本のウイスキーメーカーは、サントリーやニッカウヰスキーが市場のほとんどのシェアを占め、キリンのグループ企業であるキリンディスティラリー、宝酒造などのほか、地ウイスキー醸造所が複数あります。年に2~3度は日本のウイスキーの買いつけに来るというクリスさんは、今後どの銘柄に着目していくのでしょうか。

クリス:現在、うちで売れ筋の「山崎」や「NIKKA」の次に注目しているのは、「軽井沢」の古い年代もののビンテージですね。それから、日本の数少ないウイスキーメーカーのひとつ、ベンチャーウイスキー社の「秩父」。とくに「秩父」のイチローズ・モルトは、世界中のウイスキー愛好家に知られている銘柄で、「キング オブ ダイヤモンズ」は世界的なアワードを何度も受賞するなど、世界の注目を集めています。

また、今後は日本食によく合うワインの開発も進めていきたいです。ウイスキーブームが去った後に考えているのは、やはり寿司によく合う日本酒を押していきたいですね。


sushi&soul

※レートはすべて2015年6月29日時点の1ユーロ=約135円で算出。

(写真・通訳/tomo、文/庄司真美)

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    香川博人

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