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堀込泰三堀込泰三  -   09:00 PM

新しいことに挑戦し、上達したいときに知るべきテクニック

新しいことに挑戦し、上達したいときに知るべきテクニック

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私が携わっていた会社が、9000万ドル(約110億円)の盗難に遭いました。どうやら私は、人の本性を見抜くのが苦手なようです。会社は倒産しました。私は性善説を信じているので、どんなにがんばっても人の善悪が判断できません。そこで、他人の判断が得意な人を見つけて、助けを求めることにしています。

自分の望まないことや、生まれ持った才能に合わないことを、無理やり学ぼうとしないでください。才能の役割なんてものは非常に小さいのですが、最初はそこから始めなければなりません。

才能はスキルの種。自分の才能を、どれぐらい把握していますか? 10歳のころ、自分の才能が好きでしたか? 夢はありましたか? 

信じてくれないかもしれませんが、誰もがたくさんの才能を持っています。私はかれこれ20年ほど、さまざまなことをうまくやる方法を学ぼうとしてきました。執筆、プログラミング、ビジネススキル(リーダーシップ、セールス、交渉、意思決定)、コメディ、ゲームなど。

その中で習得した、10のステップからなる学びのためのテクニックを紹介します。


ステップ1:大好きになる


「大好き」でなければ、「好き」「嫌い」の人たちに勝てません。これは普遍的なルール。シベリアからアラスカまで、マイナス60℃のツンドラを歩いて渡った最初の人類は、それが大好きだったに違いありません。それ以外の人類は、東アフリカのサバンナにとどまったのですから。

初めてコンピューターで「Hello, World」というプログラムを書いた日、夢が膨らみました。朝4時に起きて「コンピューターラボ」に戻り、もっと大きなプログラムを書くようになりました。

毎日書き物をするようになったとき、自分を止めることはできませんでした。いつも、いろいろな作家の話ばかりをしていたものです。

10歳の時、5年のクラスメート全員についてのゴシップコラムを書きました。ジュディ・ブルームの本は欠かさず読んでいました。それが大好きだったのです。

やがて、友達が離れていきました。でも、書いていれば寂しいことはありませんでした。


ステップ2:読む


チェスの世界チャンピオン、ボビー・フィッシャーは、最初はそれほどチェスがうまかったわけではありません。才能はありましたが、誰も彼のことを気に留めていませんでした。彼は12、3歳のころに、1年間の放浪に出ます。13歳で戻ったとき、彼は米国最高のチェスプレイヤーになっていました。USチャンピオンシップで勝ち、最年少でグランドマスターになったのです。

どうやってそのような偉業を成し遂げたのでしょう。驚くことに、放浪していた1年の間、ほとんどチェスをしなかったそうです。その代わり、2つのことをしました。


18世紀に行なわれた全試合を研究した。

表舞台に戻ってきた彼は、昔ながらの定跡を採用しながら、それぞれに独自の改良を加えていました。その改良を打ち破れる者はいませんでした。

それから何年もたった1972年、世界選手権の決勝戦でボリス・スパスキーと対戦したフィッシャーは、1800年代の戦術を採用して世界チャンピオンになりました。スパスキーが勝てば試合継続、フィッシャーは引き分けでもタイトルを得ることができる対局において、スパスキーは非常に近代的な定跡「シシリアン」で口火を切りました。しかし13手を過ぎたあたりから、すべての解説者が息をのんで見守る展開になりました。

フィッシャーが、定跡をわずかに変えて、1800年代に多用された昔ながらのオープニング「スコッチ・ゲーム」に持ち込んだのです。引き分けの多いこのオープニングに、スパスキーは手も足も出なかったそうです。


ロシアのチェス雑誌を読めるように、ロシア語を学んだ。

当時、世界トップ20プレイヤーは全員ロシア人でした。アメリカ人にはチャンスさえなかったのです。

そこでフィッシャーは、他のアメリカ人がお決まりの戦術で満足している間に、ロシア人の対局を研究しました。その結果、1960年代初頭、USチャンピオンシップを1回も引き分けることなく全勝するという、前代未聞の優勝を収めることになりました。つまり、平凡な才能しかなくても、歴史を研究し、一流選手を研究することで、自身も一流になれる可能性があるのです。


ステップ3:挑戦するけど、頑張りすぎない


作家になりたければたくさん書くこと。ビジネスマンになりたければたくさんのビジネスを始めること。プログラマーになりたければたくさんのプログラムを書くこと。何事もうまくいかないときがあるものです。だから、まずは質より量が大事なのです。

学習曲線は、達成によって作られるわけではありません。量によって作られるのです。たとえば、何かを1000回見たなら、10回見た人よりも多くのことを知っているはずです。大切なルールを忘れないでください。幸せの秘訣は「優秀であること」ではなく、「成長」にあるのです。

「挑戦」だけで終わってしまえば、自分に合ったレベルにまでは到達できますが、そこで成長が止まり、幸せにはなれないでしょう。


ステップ4:師を見つける


自力でスペイン語を勉強しようとしても、何も得られないでしょう。でも、アルゼンチン出身の人と付き合ったら、スペイン語は身に付きます(私はそのまま結婚しました)。チェス、執筆、プログラミング、ビジネスなど、私はいつでも、自分よりうまい人を見つけて、週に1回時間を取ってらって、たくさんの質問をしています。そして、課題を出してもらい、私の間違いをチェックして指摘してもらっています。

大好きなことには、師を見つけることで、学びのスピードが10倍になります。いえ、このリストに載せていることはすべて、学びのスピードを10倍にしてくれるものばかり。ですから、このリストの10ステップをすべて実践すれば、10の10乗(すなわち100万)倍のスピードで学ぶことができるでしょう。


ステップ5:歴史を学ぶ、今を学ぶ


ただアプリを作れるだけでなく、本当に優秀なプログラマーになりたければ、マシン語、2進数、コンピューターの歴史、OSの作り方、Fortran、Cobol、Pascal、Lisp、C、C++からPythonなどの最新の言語まで、すべてを学ばなければなりません。

もっと執筆がうまくなりたければ、1800年代の良書、ヘミングウェイ、ヴァージニア・ウルフ、ビートジェネレーションの作家たち、その他長く読まれている作品を読むべきです。他にも何百万冊もの本が出ていますが、世界最高傑作に入る作品を読むのには理由があります。その後、それらの本に対する最新の批判を探し、自分が読み逃した内容を確認しましょう。これは、1回目の読書と同じぐらい重要な作業です。

ビジネスを学ぶなら、ロックフェラー、カーネギー、アムステルダムにある世界最古の証券取引所、ジャンク債ブーム、90年代、金融危機、すべての不況を知る必要があります。不況下でも繁栄した企業はどこか。ピーター・ティエル著『ゼロ・トゥ・ワン』を読み、CNBCで『The Profit』を見、スティーブ・ジョブズに関する本を読み、『The End of Power』でKodakの崩壊を学ぶべきなのです。

自己啓発書は読まないこと。意味がないからです。これからあなたは、現代社会を生み出したイノベーションのフィールドに入っていくところ。ですから、去年出た平均的な本なんか、読んではいけないのです。

階段を上り、今の世界を作り出した人や発明についての本を読みましょう。ヘンリー・フォードが3つの自動車会社を立ち上げてうまく行ったこと、なぜ「3」が重要だったのかについて、本を読んで学ぶのです。読むたびに、得られた学びを書き留めておきましょう。


ステップ6:かんたんなことから手を付ける


世界屈指のコーチと名高いアンソニー・ロビンス氏は、初めて人に教える職業に就いたとき、怖くて死にそうだったといいます。彼は、多数の海兵隊を相手に、射撃の上達方法を教えなければならなかったのです。「人生で一度も銃を撃ったことがありませんでした」という彼は、専門家からたくさん学びました。しかし、最終的に彼がたどり着いたベストスコアを得るテクニックは、標的を近づけることでした。

そこで彼は、標的を5フィート(約1.5m)の距離に置きました。全員が的中しました。その後、少しずつ標的を遠ざけていきました。標準の距離になっても、全員が的中し続けていたのです。

実業家リチャード・ブランソン氏は、航空会社を立ち上げる前、雑誌を作っていました。ビル・ゲイツ氏は、チームがWindowsを作る前は、BASICを作っていました。小説家E. L.ジェイムズ氏は、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を書く前、『Twilight』のファンフィクションを書いていました。アーネスト・ヘミングウェイは、自分が小説を書けるなんて考えたこともありませんでした。そのため、たくさんの短編を書きました。

検索エンジンを作ったプログラマーでも、「Hello, World」と表示するプログラムからスタートしたはずです。チェスのグランドマスターは、何よりもエンドゲーム(駒があまり残っていない終盤)を研究することを勧めています。

かんたんなことから手を付けることで、自信を持ち、繊細さを知り、自身の成長を感じることができるでしょう。すべての一歩が、成功への道なのです。


ステップ7:自分のしたことを研究する


先日、すべてを手放しました。何もかもをです。本をすべて手放し、寄贈しました。服をすべて手放しました。古いコンピューターを手放しました。一度も使ったことのないお皿を手放しました。来ることのない来客用のシーツを手放しました。家具、テレビ、古い書類など、洗いざらいを手放したのです。

とにかくスッキリしたかった。そして、望み通りスッキリしたら、自分が1991年に書いた小説を見つけました。今から24年前です。それはひどい作品でした。でも、24年ぶりに読み返したおかげで、私の何が悪かったのかを知ることができました(関連性のない登場人物、あからさまなプロット、強引な解決があちこちにありました)。

私が大好きなコメディアン、エイミー・シューマーのこんな話を聞いたことがあります。彼女は、自分の出演した番組をすべて録画していて、部屋に戻ると、自分のパフォーマンスを隅々まで見ながら研究をしているそうです。「ここであと4分の1秒待つべきだったかな」などと言いながら。彼女はコメディで頂点を極めたい。だからこそ、自分のパフォーマンス研究を欠かしません。

私は、チェスで負けると、その対局をコンピューターで再現します。すべての動きを見たり、コンピューターの推奨する手を見たりしながら、悪い手を打ってしまった自分の気持ちについて考えます。

最近、私が投資を受けたビジネスは破たんしました。かなり手痛い失敗でしたが、どこで間違えたのかを知る必要があります。そこで、振り返りを行ない、何があったのか、もう少し助けてもらえたところ、私に足りなかった点について書き出しました。

ミスで頭がいっぱいにならないようでは、その分野を大好きでない証拠。「自分のどこか悪いのか?」という質の低い質問をしていませんか? そうではなく、「どこか悪かったのか? どうすれば改善できるのか?」を自分に問うてみてください。自分の作品に対して常にいい質問を続けていれば、質の低い質問で思考停止している人よりも、うまくなれるでしょう。たとえば私は、テレビに出た自分を見るのが嫌いで、これまでに一度も見たことがありません。ですから、それがうまくなることは絶対にないでしょう。


ステップ8:あなたは身の周りの5人の平均である


文学、アート、ビジネスなどのシーンを見てください。個人で活躍する人はあまりいないでしょう。それよりも、グループで活躍する人が多いのです。たとえばビートジェネレーションは、ジャック・ケルアック、アレン・ギンスバーグ、ウィリアム・バロウズなどが同時に活躍した世代です。プログラマーでいうなら、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、テッド・レオンシス、ポール・アレン、スティーブ・ウォズニアックなどはすべて、ホームブリュー・クラブという団体に所属していました。50年代のアートでいえば、ジャスパー・ジョーンズ、デ・クーニング、ポラックなどは、ニューヨーク・ダウンタウンの同じ通りに住んでいました。

YouTube、LinkedIn、Tesla、Palantir、部分的にはFacebookも、いわゆる「PayPalマフィア」から派生しました。これらの人々は自力でも自分を磨くことができたかもしれませんが、そもそもヒトは部族を作る哺乳類なので、集団で働いて向上する必要があるのです。

ですから、ベストなグループを見つけ、できるだけ多くの時間をそこで過ごし、あなた自身が「シーン」になってください。お互いに切磋琢磨し、お互いの作品を愛し、お互いに妬み、順にお互いに打ち勝つのです。


ステップ9:量をこなす


ときどきすることよりも、毎日することの方が重要です。ある友人は、絵をうまく描けるようになりたいと言っていました。しかし彼女は、そのためにはパリに行かなければいけないと考えていました。でも、パリに行くことはかないませんでした。彼女は今、蛍光灯の下、パーティションに区切られたオフィスで、ペーパーワークに追われる毎日を送っています。

毎日書き、毎日人脈を築き、毎日遊び、毎日健康に生きる。人生を、やったことの回数で測りましょう。死ぬときまでに、あなたが書いたのは2回? それとも5万回?


ステップ10:悪い計画を見つける


弟子は、いつか師を超えていくもの。私が最初に一緒に働いたヘッジファンドマネジャーは、今では私のことを嫌っています。私が独自のファンドをはじめ、彼のファンドは廃業したのです。私の悪い計画は、最終的に師を超えることでした。でも、どうしたらそんなことができるのでしょうか。

上記ステップをすべて実践したなら、自分だけの「声」を身につけられるでしょう。そして、その声を使って話すとき、世界はかつて聞いたことがないような何かを耳にします。あなたの古い師や友人は、その声を聞きたくないかもしれません。でも、大好きで尊敬できる人たちと一緒にいれば、彼らがその新しい声を後押ししてくれるでしょう。

「新しいアイデアは存在しない」ということわざがありますが、そんなことはありません。過去のすべてのアイデアと、美しくて新しいあなたが融合したとき、あなたは蝶になるのです。

さあ、次はあなたの番。教え、導き、生み出し、革新を起こし、世界を変えるのです。そして、誰も見たことがなく、そのうえ二度と見ることができないような何かを生み出してください。


James Altucher(原文/訳:堀込泰三)

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