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堀込泰三堀込泰三  - ,  09:00 PM

真のリーダーは決断を下さない

真のリーダーは決断を下さない

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Inc.:他者のために判断するのは、リーダーではなくマネジャーの仕事です。それなのに、多くの自称リーダーは、社員をリードするのではなく、マネジメントをしてしまっています。真のリーダーとは、リーダーシップとマネジメントの違いがわかる人のことなのです。


マネジャーにならないために


Yahooのマリッサ・メイヤーCEOは、毎週70もの会議に出席し、4000件ものメールを受信することで有名です。行列をどうにかするために、銀行のような「番号札」制を導入しようかとジョークにしていたこともあります。

これはリーダーシップではなく、マネジメントです。マネジャーとリーダーは似て非なるもの。マネジャーは解決と決断をする人なのに対し、リーダーは、社員が自力で解決と決断をできるように育てる人なのです。

支配欲が強い多くの人と同様、メイヤーCEOも今、今後の自分の影響力は、命令と支配をどれだけ排除できるかにかかっていることを学んでいる途中なのでしょう。私もそうでした。そこに気づくことができれば、社員たちは自分で決断できる人材に育っていきます。

自分は判断を下すべきでないと気がついたリーダーは、命令と支配によるマネジメントを排し、会社を成功に導くことができるでしょう。以下に、それをやってのけた3人のリーダーのストーリーを紹介します。


パイオニア


Bill Gore氏は、あまりにも時代を先取りしていたため、彼のすごさに気づく人はいませんでした。Gore氏は1958年、他者のために働くマネジャーがいない会社「W. L. Gore, Inc.」を立ち上げました。リーダーには、自然と人を惹きつける人が選ばれます。Terri Kelly氏が現在のCEOに選ばれたのも、社内調査によって、もっとも尊敬されているリーダーであることがわかったためです。彼女が注目されたことは、それまで一度もありませんでした。

同社は今や、30億ドルの会社に成長し、1万人の従業員が働いています。同社はじめ、リーダーシップがしっかりしている会社では、リーダーは決断を下すためにいるのではなく、質問をするために存在しています。あとは、社員を支え、導き、育てるだけ。

W. L. Gore社は、60年の時をかけて、リーダーシップが優れた会社を築くことを証明しました。命令と支配によるマネジメントをしていたら、このような素晴らしい会社にはならなかったでしょう。同社には上司部下の関係が皆無であり、ランキング開始以来ずっと「理想の職場Top100」に選ばれています。


型破り


1981年、当時21歳だったRicardo Semler氏は、父が経営していた小さな製造会社「Semco Partners」を継ぎました。彼が最初にしたのは、マネジャーの解雇。その後、Bill Goreにならって、マネジャーや上司のいない会社を作り上げました。いるのは、支配力などなくても人を惹きつける、天然のリーダー数人のみ。

Ricardo Semler氏はその10年後、10年間一度も決断を下さなかった自分を祝福しました。10年間のすべての決断は、自己管理チームが自ら行っていたのです。株を過半数持つ同氏は、質問する、ビジョンを作る、導く、育てる、他者を支えるなどの方法で会社をリードしました。とはいえ、大半は立ち入らずに見守っていたようです。

他者のために解決・決断するマネジャーがいないSemcoは、年間収益10億ドルを超えるまでに成長し、従業員定着率は驚きの98%となっています。同社では、一部の人間だけでなく、全員がブレーン。Semler氏は著書『セムラーイズム 全員参加の経営革命』(原題:Maverick)において、いかにして社長が決断を下さない会社を作ったかを記しています。


新たなるリーダー


Goreのおよそ60年後、あるいはSemlerの34年後、Twitterの共同創設者でありSquareの現CEOでもあるジャック・ドーシー氏は、同じアプローチをとりました。同氏は、自分が意思決定を行わざるをえない事態は、会社の失敗だと考えています。本人曰く、彼の役割は、決断が下される様子を見守ることであり、自ら下すことではないのです。


私が意思決定を行わなければならない事態は、会社の失敗です。私は、業界で起きていることのコンテキストを伝えることはできます。しかし私は、決断を下すのは組織と社員であると考えています。なぜなら、何をすべきかについてのコンテキストをよく知っているのは、他でもない彼らなのだから。


リーダーシップとマネジメント


紹介した3人は、数れたリーダーシップを誇る3世代の代表です。彼らは決して変人ではなく、いま急速に発展しているリーダーシップへの「参加の時代」を先取りして、マネジメントを排除していたのです。社員が自ら決断できるように育てることが、本当の資質であることに気づいている優秀なリーダーはたくさんいます。彼らは皆、当社がCEOに助言するときに用いるリーダーシップの格言を知っている人たちなのでしょう。


リーダーシップの技術とは、リーダー自ら下す決断を減らす必要性を認識していることである。


社員の脳を取り戻せ


ビジネスでは、当事者意識が何よりもパワフルなモチベーションにつながります。その当事者意識の核となるのが、自分で判断できること。だから、社員のために解決や決断をしてはいけません。彼らは大人ですから、自分でできるはずです。しかも、あなたよりも上手にやってのけるでしょう。だから、質問をして、自分で判断できる人材を育てましょう。あとは身を引いて、彼らに任せること。それができれば、あなた・会社・従業員の三者ともに、ハッピーになれるのです。

社員には、自ら考えるための脳を取り戻させましょう。そのためには、マネジメントをやめ、リーダーシップを始め、あとは身を引くのがベストです。


Square CEO Jack Dorsey Says If You're Making Decisions, You're Not Leading | Inc.

CHUCK BLAKEMAN(訳:堀込泰三)
Photo by Shutterstock.

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