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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,  08:00 PM

日常生活で、もっとも深い仲である「スマートフォン」との関係を見直そう

日常生活で、もっとも深い仲である「スマートフォン」との関係を見直そう

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99u:ただ在るだけの道具などありません。道具は、使用者に常に特定の行動を要求します。

乗り物は、種類によってまったく違う行動が必要です。たとえば、自動車と飛行機で私たちの対応はすっかり変わります。テレビはじっと座って見るものですし、ソフトウェアは正しく操作しなければなりません。どんな道具でも、人になんらかの行動をとらせます。ある社会科学の実験でのこと。「募金箱」の上に、こちらを見つめる目を描いたところ、いつもより3倍多くお金が集まったそうです。きっと誰かに見られている気分になったからでしょう。

では、現代生活において、私たちともっとも深い仲である道具についてはどうでしょう? そう、誰もが片時も離さず持ち歩いている、あのデジタルデバイス・スマートフォンのことです。


スマートフォンはもっとも身近な相棒


私は「深い仲」という言葉を使いました。そこには、愛憎や切望、胸が苦しくなるような感情が込められています。

現代の生活は、テクノロジーが驚くほど身近にあります。なかでもスマートフォンは、もっともプライベートなものであり、それを目にしない日も、頭に浮かばない日もありません。多くの人にとって、スマートフォンは朝目覚めて最初に触るものであり、夜眠る前に最後に触るものでもあります。

スマートフォンは個人的な秘密を守り、人とつながる手段を与え、気になることを調べる手助けをしてくれます。スマートフォンは、私たちが決して孤独にならない、無視されない、退屈にならない、迷子にならないことを約束してくれます。

ハリウッドは、機械を擬人化するのが大好きですが、その描き方はたいてい、2つのパターンにわかれます。人間を誘惑する機械(『her/世界でひとつの彼女』『エクス・マキナ』)、または、人間を支配しようとする機械(『ROBOT OVERLORDS』『マトリックス』)です。この両者に共通するものは、世紀末的な雰囲気だけではなく、最新のテクノロジー好きでさえ、「恐れ」を感じずにはいられないような、不可思議な何かです。その「恐れ」は、ジェームス・キャメロンが1991年に撮影した、SFアクション『ターミネーター2』に、とてもうまく描かれています。

映画の後半、ヒロインのサラ・コナーが、自分の息子と、アーノルド・シュワルツネッガー扮するT800型ターミネーターが仲良く戯れるのを見つめるシーンがあります。サラの息子を守り、従うように再プログラミングされたロボットは、登場時とはまるで正反対の存在になりました。完璧な暗殺者から、完璧な守護者になったのです。

「わたしは突然、そのことを理解した」サラの淡々としたモノローグが続きます。「ターミネーターは決して止まらない。絶対にあの子のそばを離れない。絶対にあの子を傷つけない。怒鳴ることも、酔っ払って殴ることもない。忙しいと言って突っぱねることもない。いつだって必ずそばにいてくれる」

疲れを知らず、無限の忍耐力を持ち、絶対的に服従してくれる。ほかの人間関係がバカバカしくなるくらいに...。このサラのモノローグを聴くと、私はポケットにあるiPhoneを思い出すのです。iPhoneは、私だけの、持ち歩けるターミネーターのようです。忙しいと言って私を突っぱねることもなく、いつも変わらぬ姿でそこにいてくれます。安心をくれるだけでなく、何でもやってくれるし、どんな疑問にも答えてくれます。まさに、シリコンの世界からやってきた相棒です。



テクノロジーがもたらすもの


私自身は忙しいときも、疲れているときもあります。忙しさのあまり自制心を失ったり、なにが大切かを忘れてしまうこともあります。私の日常生活には、たくさんの人や場所が関わっており、それぞれに時間を割かねばなりません。

iPhoneは、こうしたすべてを「楽」にしてくれます。一瞬で誰かを呼び出し、また一瞬で目の前から消してくれます。自分の欲求や感情を半分は出し、半分は隠しておけます。こうしたテクノロジーは、素晴らしいのですが、少々ありがた迷惑なところがあります。まるで、私の生活を楽にすることに強迫観念を持っている誰かと、一緒に暮らしているような感じがするのです。とにかく、なんでもしてくれます。あまりに快適なのでiPhoneの外に出たくなくなってしまいます。

こうした「楽」さを考えるとき、いつも思い出すのは、心理学者のシェリー・タークル氏が書いた『Alone Together』という本です。「テクノロジーが魅力的なのは、人間の弱さをカバーしてくれるからです」とタークル氏は言います。「結局わかったのは、私たちは本当に弱い存在だということです」。しかし、こうした弱さと対峙し、分かり合う中で、他者とつながることを学んでいきます。テクノロジーはその助けになるものです。ただし、自分を隠すためではなく、見せるためにテクノロジーを使う限りにおいて、ですが。

ここに矛盾があります。時折、私たちは画面の向こう側の他者を、人として扱わない場合があるくせに、その一方で、自身のデバイスを機械以上のものとして扱ってしまいます。

もちろん、日常生活においてテクノロジーを正しく使えるようにするのは不可能ではありません。テクノロジーを使うと、自分がどんな振る舞いをしてしまうのか、また、テクノロジーを正しく使えているかの判断には、どんなに洗練されたソフトウェアでも訳にたたないことを、きちんと理解しておけばいいのです。


テクノロジーを正しく使おう


テクノロジーを正しく使えているかを判断する唯一の方法は、そのテクノロジーが自分を、あるいは他者を、どんな気持ちにさせているかを考えることです。それは、画面上の出来事だけではわかりません。

たとえば、メールの受信トレイを空にするのは、重要に思えるし、達成感も得られます。心の負担はなるべく早くほかの誰かへ渡してしまうべきだと思います。しかし、自分がメールを送った分だけメールが返ってきますし、その過程で、ほかの誰かの受信トレイをいっぱいにしてしまっているのです。あなたが本当に望んでいるのは、受信トレイを空にすることではないはずです。本当に求めているのは、心の安らぎであり、友人や同僚たちとの有意義なコミュニケーションであるはずです。そして、嫌な人から離れ、頭の中をスッキリさせて、考えるための余裕を持つことです。受信トレイを空にすれば、つかの間の満足感は得られます。しかし、すぐに元の状態に戻ってしまいます。

私たちがスマートフォンの画面に手を伸ばすとき、常に、表裏一体の質問が投げかけられています。「コンピューターが私たちにさせたいことは何か?」「私たちがしたいことは何か?」です。テクノロジーを正しく使えていなければ、最初の質問だけにひたすら答え続けることになります。

現代社会において、私たちは絶え間なくそそのかされ、おだてられ、誘惑され続けています。疲れ知らずで魅惑的なツールに取り憑かれているのです。今こそ、この関係がどれほど複雑なものであるか、そして、有害な習慣や、常に楽をしようとする態度が蔓延しているかを認める必要があります。どんな関係にも言えますが、もっとも「楽な」ものが、もっとも良いものであったためしはありません。

ノーベル賞を受賞したダニエル・カーネマン氏は、「難しい質問に直面したとき、私たちはその質問に答えるかわりに、より簡単な質問に置き換えて答えることがよくある。置き換えていることには気づかないままで」と言っています。しっかりと考えて生きなければ、私たちは問う価値のない質問に答え続けることになるでしょう。

何が好き? 何が嫌い? 簡単に誰かに認めてもらう方法は? 上手に無視する方法は? どんな気晴らしが、このつまらない人生を忘れさせてくれるだろう?


The Most Intimate Relationship in Your Life: Your Smartphone|99u.
Tom Chatfield(訳:伊藤貴之)
Photo by Shutterstock.

  • ,,,,,,,, - By 香川博人LIKE

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