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matonomatono  - ,,,  08:00 PM

最後まで読んでもらえて、わかりやすくて伝わる文章の書き方ガイド

最後まで読んでもらえて、わかりやすくて伝わる文章の書き方ガイド

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「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉にもあるように、どれほど良いアイデアも饒舌に語るだけでは広まりません。コミュニケーションにおける、文章の持つ力と重要性はさらに増し、切っても切り離せなくなっています。

SlackやAsana、Gmailのような日々欠かせないコミュニケーションツールは、言葉が無ければ何も無いのと同然です。会社では、誰もが人とうまくコミュニケーションをする責任がありますが、転じれば「誰もがわかりやすい文章を書く責任がある」とも言えます。遠隔で仕事をするような場合は、わかりやすい文章を書く重要性はさらに増します。

今回は、メール、論文、告知などに使える、わかりやすく中身のある文章を書くためのガイドをまとめてみました。


感動させようとせず、伝わるように書く


コミュニケーションというのは、視覚と会話が混ざったものです。何か面白いものに気付いたので、読者の注意が向くような書き方を模索し、それによって読者は自分の目で見たかのような気持ちになります。その文章を読む誰かのために、どういう書き方にするかを選びます。その選択は自分のためではありません。

研究論文や法律などに見られる、自分の思いだけが膨れ上がっていたり、人への配慮が足りなかったりする文章は、「一体誰のために書かれているのか」と思わされます。ハーバード大学の言語学者Steven Pinkerさんは著書『The Sense of Style』で、頭の良い人たちは、自分の考えていることで人を感動させたり、感心させたりしようとしていると指摘しています。自分がバカな科学者や法律家、研究者ではないことを証明したいがために(実際そうかもしれませんが)、簡潔に書くことを拒み、無意識のうちにコミュニケーション能力がないことを証明してしまっているのです。

書くことに関する葛藤の半分は、このエゴの誘惑に負けないよう耐えることです。とにかくわかりやすく、平易な言葉を信じて、中身の薄っぺらさを隠すために語彙をひけらかさないようにしましょう


考える時は「幅広く」、書く時は「狭く深く」


小説をつまらなくする原因も、ノンフィクションをつまらなくする原因も同じです。ストーリーは、幅広くではなく、狭く深く書きましょう。

すべてを説明しようとして話を広げすぎた文章は、何も言っていないのと結局は同じです。いい文章を書くことは、どの話を削り、どの話を書くかを決めることでもあります。話を絞って書かなければ、他の話に引きずられることになります。

どうすればうまく書けるか。まずは一時的に自分の基準を下げましょう。この書き方ならば自分の考えを伝えやすくなるので、今までは見えなかった視点で書くことができるようになります。

それから、ここが一番大変なところであり、やらなければならないことでもありますが、どの話を広げ、どの話を削るかを決めます。以下の図のように。


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最初からうまく書けると思うのは間違いです。うまく書けるようになるまでは、初稿には素晴らしいものがあるという考えは捨てましょう。その後、書いたもののうち5~20%を修正しなかった場合は、本当に文章を精査しているとは思えません。彫刻家には大理石が、作家にはアイデアがあります。最初は大きな塊から始めて、必要で大事なものだけを削り出していくのです。


(よく知っている)誰かに向けて書く


投資家のウォーレン・バフェットは、投資の才能もさることながら、明晰なコミュニケーションをかなり尊重することでも知られています。彼の株主へのレターはとても素晴らしい文章で、メディアやコミュニケーションを重視しているのがわかります。

米証券取引委員会の公式ハンドブック『Plain English Handbook』を紹介すると、バフェットは一人に向けたコミュニケーションを意識して行動することを"独創的ではないけれど便利なやり方"として提示しています。

バフェットは、かなり知的ではあるけれど投資の経験がほとんどない自分の姉を、いつも頭に思い描きながら書いています。姉が勘違いしそうな文章を見つけたら、うまく書けていないことがわかるというのです。

作家のスティーブン・キングは、著書『On Writing』の中で、同じような書き方をしていると記しています。自分の奥さんが内容を理解しているのが頭に浮かべば、思う通りに書けているわけです。奥さんが退屈したり、笑ったり、驚いたり、流し読みしたりしそうなところがどこかわかるのは、読者(奥さん)のことをよく知っているからです。ジョン・スタインベックやカート・ヴォネガットも同じようなやり方を支持していました。

好みがわかっている誰かを喜ばせるために書くのは実用的です。逆に、趣味嗜好のわからない、会ったことのない読者が満足するように書くのは不可能です。

しかし、心配する必要はありません。適切な相手を選び、思っていることを丁寧に伝えれば、一人が喜ぶものは多くの人が喜ぶものになります。


何度も読み返したくなるような文章に


広告の父とも呼ばれるデヴィッド・オグルヴィが、「人目に触れた広告のコピーは一人あたり80セント払ったようなものだ」と言ったのは有名な話です。魅力的なタイトルやコピーは、すぐに色褪せることなく、多くの目に触れることになります。

しかし、いい文章というのはそれだけではなく、何度も読み返したくなるものです。読んでいる途中に興味を失って、最後まで読まれなければ意味がありません。どんなに第一印象や最初の一文に惹きつけられても、興味が持続しなければ得るものはありません。


最後まで読ませるためのTIPS


読者に最後まで読ませるためのTIPSをいくつか紹介しましょう。


  • 最初の数行が肝心:どんな文章でも、最初からどんな価値を提案するのかを明確にしましょう。あなたの目的に対して、最初の数段落の文章で読者が読む気にならなければ、その文章は書き直しましょう。
  • 考えや内容にふさわしい言葉を選ぶ:私の父が気に入っている言葉に「運動はあらゆるものを向上させる」があります。父がボディビルを始めた時、人生に変化が起きたようなことから実感したものです。「運動はいい」というのは一見同じことを簡潔にしたように思えますが、パンチが足りません。普遍的なものを的確に言い表すには、違う言い回しにした方がいいことも多いのです。
  • 同じことを繰り返さない:「言い換えると」「つまり」と言うくらいなら、最初からそれを言えばいいだけです。大事な本質は直接的な言葉で語られた時に心に残ります。「本質的に」「基本的に」「言い換えると」という言葉は使わないこと。最初から適切な言葉を使いましょう。
  • 文の構成は後で変えられない:いい文章というのは、一読でも面白く、じっくり読むとさらにためになるようなものです。一語一語が文章を構成しているので、どのように言葉を選び、並べるのかは重要です。「結論」というような見出しをつけては失敗です。そんなことをいちいち言わなくても、結論だとわかるような書き方はいくらでもあります。
  • 回りくどく書かない:言いたいことや結論までは、できるだけ早く辿り着いた方がいいです。プログラマーでエッセイストのポール・グレアムはこれが非常にうまいです。「結論までの筋道を模索し、それが見えたら掴んだも同然だ」と言っています。

仕事のメールでもブログの記事でも、あらゆる文章でここに書いたことを頭の片隅に置いておけば、読者は「あなたの文章はわかりやすくて中身がある」と評価してくれるでしょう。


How to Write with Substance | Help Scout

Gregory Ciotti(原文/訳:的野裕子)
Image by mayrum (Shutterstock).

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