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yamasaki  - ,,  11:00 AM

投資に限らず...自分に都合良く判断してしまう「不都合な真実」の怖さ~マネーハック心理学28

投資に限らず...自分に都合良く判断してしまう「不都合な真実」の怖さ~マネーハック心理学28

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新社会人をみると、「お金のキホン」を知らなかったおかげで、20代を遠回りしてしまった自分のことを思い出すFP山崎(@yam_syun)です。タイムマシンで戻れるものなら、22歳の自分に教えておきたいお金のキホンをまとめた著書『20代から始める お金のトリセツ!』が好評発売中です。よろしくお願いします(←いい話と思ったら、実は宣伝だった!)。

さて、人間の非合理的行動を経済学に組み入れることで学問の新境地を切り開いた行動ファイナンスを、おもしろくかつ実際に役立つコラムとする「マネーハック心理学」、今回はあなたにとって「不都合な真実」に触れてみます。

それは、あなたの判断は、客観的に下されているとは限らず、むしろあなたに都合良く歪められた判断となっている、ということです。


投資における、もっとも「不都合な真実」


行動ファイナンスでは「認知的不協和」という言葉があります。これは心理学の用語でもありますが、簡単にいえば「都合の悪い情報から受ける苦痛を回避するため、無視したり、忘れたり、極小化したりする」ということです。もしも否定できない場合は、「自分の考えを変化させて、あたかも前からその考えを受け入れていたかのように対応する」こともあります。

これは投資に限らない話です。たとえば、仲の良い友人やガールフレンドの裏切りが耳に入ったとき、中立的に情報を判断することはほぼ不可能でしょう。今までの友情や愛情があるので「ウソに決まっている」と最初は思うでしょう。「悪意のある噂を誰かが流しているだけだ」と考えるかもしれません。あるいは「実際にはそれほど大きな話ではない」と矮小化するかもしれません。

都合の悪い情報をゼロベースで判断することは困難です。友情や愛情が介在してしまうことにより、「実際にどうか」ではなく「自分がどう感じたいか」が判断軸になってしまうわけです。もちろん、自分が辛い判断には傾かないのは当然です。

もし、その裏切りが真実であったことが否定しようがないところまでくると、いきなり「本当は、以前からあいつは信じられないと思っていたのだ」「彼女はつきあい始めの頃から、ウソをつく癖があった」と言い訳をすることがあります。最初から自分の考えは違っていたと正当化することにより、自分の苦痛を減らしているわけです。

しかし、こうした反応を示すことは、きわめて人間的で自然な感情です。だからこそ、都合の悪い情報の判断は難しいのです。

「認知的不協和」とは、理屈としては正しいことは分かっていても、面と向かって指摘されたくない、「不都合な真実」なのです。

お金のテーマでも、認知的不協和は「不都合な真実」です。いくつかの認知的不協和を例にあげ、少しその対策を考えてみましょう。


その1:セールスや広告を見て自分に都合良く解釈する


投資やマネープランにおいて広告やセールスプロモーションを受けることはよくあることです。金融商品の広告や営業は「ウソはつかない」ことが大原則ですが、夢を見させる部分は大いにあります(その駆け引きといってもいいでしょう)。

話に興味を持ったり、広告に関心を惹かれた、という時点で、あなたはその金融商品に興味を持った状態です。このときあなたの中で、「都合の悪い情報」、すなわち「元本割れする可能性やその大きさ」「今自分が買うべきではない理由」などが小さく評価されるとしたらどうでしょうか。

パンフレットで運用担当責任者(ファンドマネージャー)が格好良く椅子に座ってこちらに向かってほほえみかけてきたら、「この人なら運用能力がありそうだし、信頼してみようか」と感じたりしますが、これも自分に都合の良い解釈をしているに過ぎません。外見と運用能力は無関係であるはずだからです。

セールストークを聞き、広告を目にするときは、「これだけ広告費をかけてもなお、彼らは儲かるビジネスをやっているのだ」と3回くらい唱えてから対応するくらいがちょうどいいのです。広告や営業にダマされているのではなく、「あなた自身がダマされることを希望してしまっている」のです。まさに「不都合な真実」です。


その2:まだ来ていない未来を自分に都合良く解釈する(あるいは無視する)


来たるべき未来をどう評価するかはとても難しい問題のひとつです。経済的な問題で、金額が高額になるならなおさらです。

当然ながら必要額が高ければ準備の苦労も大きくなります。しかし、人間の感情としては「先送り(無視)」もしくは「過小評価」をして問題の顕在化を避けます。

たとえば、老後のために3000万円の資産形成が必要で、退職金を勘案しても、今から毎月4万円の積み立てが必要である、というような現実は「不都合な真実」ですから、過小評価ないし無視されます。

「ま、なんとかなるだろう」と根拠のない楽観主義で自分を説得するのも同じことです。「不都合な真実」は覆い隠されるからです。

未来のお金のことは、時々真剣に悩んで、何か実行することをオススメします。できれば「お金を貯める」という苦痛を感じずにすむ方法、毎月定期的に自動化された積み立てを行うことが理想的です。まったく行動しない人に比べれば、毎月1万円でも将来に向けた大きな力となるはずです。


その3:運用が失敗しているときも自分に都合よく解釈する


資産運用が低調であるとき、特に元本割れの程度が大きくなっているとき、本来なら自己評価を下さねばなりません。このとき、自分の投資判断を否定することは苦しいことです。

そこで私たちは都合の悪い事実をねじまげていきます。たとえば「今が底値であってもうちょっとすれば株価は回復する」と判断します。しかし現実は冷酷です。その会社の業績低迷は確実だったため株価はもっと値下がりする、というのはよくある話です。これは「不都合な真実」に目を背けた結果です。

「政治が悪い」とか「株評論家の○×のいうことを信じたらダマされた」というような責任転嫁をするパターンもあります。これは思考停止をして、自分の判断ミスと向き合っていないわけです。

投資で失敗をすることは恥ではありません。誰でも判断ミスはありますし、本人の判断ミスを超えたところで市場が動くこともあります(テロや天変地異、ユーロ圏の政治的権力闘争などはあなたが知り得る範囲外ではありませんか?)。

運用がうまくいっていないときこそ「不都合な真実」から目を背けず、向き合ってみることが必要です。

ちなみに、運用が成功しているときも、実はそれはマーケットの上昇であってあなたの才覚ではないかもしれません。しかし「不都合な真実」は無視され、「オレは投資の才能あるんじゃね?」的自信過剰に身を落としていくことになります。たいていの場合、マーケットが変化したとき、大きな損失を抱え込むことになります。


等適切な投資をするには、等身大の自分と向き合うこと


投資をする人のほとんどは自信過剰(オーバーコンフィデンス)の愚にハマっていて、自分は才能があると思い込みます。そうしないとリスクをとって投資をしようと思えないのでこれは仕方がありません。

しかし、同時に自分は一個の無力な存在である、ということも常に言い聞かせるくらいの意識が必要です。自分が投資でスーパーマンではないし相場を読むこともできないし、影響力を行使することもできないというのは当たり前ながら直視したくない、まさに「不都合な真実」です。

しかしそれは等身大の自分と向き合い、適切な投資を行うための必要なステップでもありません。

投資の金額決定、投資内容の決定など、「不都合な真実」と向き合える人ほど適切な判断が行えます。そして、「不都合な真実」と向き合える人は、もしかしたらプライベートでもうまく折り合いをつけながら満足を高めることができるかもしれません。


(山崎俊輔)
Photo by Thinkstock/Getty Images.

  • ,,,, - By

    友清哲

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