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大嶋拓人大嶋拓人  - ,,,,  09:00 PM

ミートアップのパイオニア「Meetup.com」に学ぶ、「リアルな出会い」だからこそ生まれる価値

ミートアップのパイオニア「Meetup.com」に学ぶ、「リアルな出会い」だからこそ生まれる価値

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1人では難しいことでも仲間を集めればいいアイデアが湧いてきます。1人ではやる気になれなかったことでも、仲間がいれば最後まで続けられます。

でも、そもそも最初の壁は、そんな仲間を作ること。「大人になってから友達作りが難しくなった」、「腹を割って話せる友達がいない」と感じている人も多いのではないでしょうか?

そんな悩みを解決してくれそうなサービスが「Meetup.com」です。米国のニューヨーク市で生まれたこのサービスは、オンラインで共通の趣味や興味を持った仲間を見つけて、オフラインの場で会って一緒に活動することを目的としています。サービス名の「ミートアップ」という言葉もオフラインで会って活動することを指し、全世界のユーザー数は181ヵ国で2000万人を超え、日本でも1500以上のグループがある人気のサービスとなっています。

3月20日には、Meetup.comの運営会社であるMeetup社が初来日したタイミングに合わせて、コワーキングスペース「IMPACT HUB Tokyo」にて「ミートアップ with Meetup!」と題した来日記念イベントが開催されました。Meetup社の国際戦略責任者を務めるオディール・ベニフラ氏をゲストスピーカーとして迎え、Meetup.comの紹介とリアルなコミュニティの価値をテーマに講演が行われました。

また、イベントの主催は株式会社ソーシャルカンパニーの市川裕康氏で、当日の司会及び通訳も務めました。

150413meetup3-1.jpgMeetup社の国際戦略責任者を務めるオディール・ベニフラ氏。彼女自身も400人が参加するグループを個人的に運営している。


ベニフラ氏は、初の来日で、日本のアーリーアダプターがどのようなコミュニティを作っているのか興味を持っているとのこと。会場には、コミュニティ運営に関わる起業家などが集まり、説得力あるベニフラ氏の言葉に耳を傾けました。

今回ライフハッカーでは、このイベントに参加できなかった方のために、会場で語られた注目ポイントをピックアップ。実際にMeetup.comを活用して得られる、リアルな出会いから生まれる価値についてお伝えします。


「911」で経験した出来事が創業のきっかけ


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2014年、米国のニューヨーク市におけるユーザー数が100万人を超え、急成長しているMeetup.comですが、創業の歴史は意外にも古く、2002年までさかのぼります。Meetup社の共同創設者、スコット・ハイファマン氏は、2001年に起きたアメリカ同時多発テロの直後「4年ぶりに近所の人と会話した」と話す市民の声を聞きました。同氏はその時「近所同士のつながりは、こんな時だけでなく普段から起こっているべきだ」と感じ、Meetup創業を決意したそうです。

「2002年といえば、FacebookもTwitterもない頃です。私たちは世界で最初のソーシャルネットワーキングサービスとして経験を積んできました」とベニフラ氏。Meetup.comは他のサービスと違い、オンラインだけではなく、オフラインの場で集まって活動することを目的としている点が特徴的です。


オンラインで探す効率性と、オフラインで会う価値


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Meetup.comを使ってできることは大きく分けて2つあります。1つは、Meetup.com上に表示されている「グループ」と呼ばれるコミュニティを探し、参加者(メンバー)として参加すること。もう1つは、「オーガナイザー」と呼ばれるコミュニティ運営者となって、自分の好きな「グループ」を管理・運営することです。オーガナイザーはグループから課金することができますが、毎月Meetup.comにプランに応じた料金を支払う必要があります。

グループの種類は多岐に渡り、ハイキング、テニス、フットサルといったスポーツ系から、写真、音楽、映画、国際交流、語学学習といった文化系グループ、起業家・プログラマーなどが集まるテック系・ビジネス系もあれば、オカルト・超常現象が好きな人が集まるグループもあります。

「日本のグループの特徴は、外国語学習系のグループが多いこと」とベニフラ氏。現在、国内にある全グループの37%を外国語学習系グループが占めているそうです。

国内のユーザー数は8.5万人と多いものの、サイト自体がまだ日本語化されていない点もあり、まだ「外国人と知り合うために使うサービス」というイメージが強いのかもしれません。

一般的に、専門性の高い趣味や興味になるほど、オフラインで仲間を見つけるのは難しくなります。だからと言って、オンラインだけで留まっていては、それなりの活動や情報共有しかできません。そういう意味で、Meetup.comは最初からオフラインで集まることを目的にオンラインでメンバーを探すので、「オンラインで探す効率性」と「オフラインで会う価値」の両方が得られるサービスと言えるでしょう。


「ミートアップ文化」は社会を変える力を持つ


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共通の趣味や興味を持つ人とオフラインの場で会うのは、単なる楽しみ以上の価値があります。

ベニフラ氏が語ったことの中で興味深かったのは、「ミートアップがなかったら、今のAppleはなかったかもしれない」というエピソードでした。


ホームブリュー・コンピューター・クラブ(Homebrew Computer Club)という名前をご存知ですか? 1970年代に初期のコンピューター愛好家たちが集まって作ったグループで、Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックも所属していたことで知られています。Appleが最初のコンピューター製品を発表した場でもあるこのグループは、コンピュータや電子部品の情報を交換する場としてシリコンバレーで重要な役割を果たしました。

初期のテック系ミートアップとも言えるこのグループがなければ、現在のAppleはなかったのかもしれませんね。


ベニフラ氏によると、日本でもテック系や、キャリア/ビジネス系のミートアップがここ1年で増えてきており、人気カテゴリの上位6位にランクインしているそうです。日本で歴史に残るようなテック系グループができる日も近いのかもしれません。


Q&Aコーナー:活発なコミュニティを作るコツ


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講演も終盤に差し掛かったところで、ベニフラ氏が参加者からの質問に答えました。ここでは、注目を集めた質問と回答を選んでご紹介します。


── Meetup.comで成功しているグループに共通する特徴は何ですか?

ベニフラ氏:グループはそれぞれ全然違うので、単純にこれをすれば成功するという「成功のレシピ」はありません。ただ、大まかに成功しているグループの特徴を挙げると以下の3点です。

1. グループの管理人である「オーガナイザー」をできるだけ少なくすること(最大でも3〜5人が理想)。

2. 最低でも2ヵ月に1回くらいはミートアップを企画する。

3. グループのタイトルや解説文を魅力的にする。


── Meetup社は今後もプラットフォームだけを提供する予定ですか?それともグループをサポートする予定もありますか?

ベニフラ氏:既に社員の一部をコミュニティスペシャリストとして、世界中にいるオーガナイザーのサポートに充てています。今後は、サポート体制を強化したエンタープライズアカウントの導入も検討しています。


── 活発なグループを率いている、優れたオーガナイザーになるにはどんなスキルが必要ですか?

ベニフラ氏:良いオーガナイザーとは、良いプロジェクトマネージャーです。会社で必要されるような組織マネジメントのスキルがあると活動的なグループが作れると思います。


ミートアップと「大人になってからの友達作り」


今回Meetup.comのイベントに参加して気づいたのは、ミートアップという文化がここまで世界的に広がっているということ、また、共通の趣味や興味を持った大人が集まるのは思っていたより簡単、ということです。

ライフハッカーでは以前「大人になってからの友達作りが難しい理由」という記事を紹介して、読者から多くの反響をいただきました。その記事によると、大人になってからの友達作りが難しい理由は、忙しくて時間がなかったり、大人として自立して友達作りの必要性が薄れてきていたり、若い時のようにあれこれと新しいものに興味が持てなくなっていたりとさまざまな理由がありますが、もう1つ大きな理由が「子どもには子どもの友達の作り方があり、大人には大人の友達の作り方があるから」という点です。

記事には、こんな記述があります。


(若い頃は)手当たり次第に友達をつくろうとしていました。退屈な化学の授業を隣同士で何時間も受け、同じ先生や仲間グループが嫌いなら、もう親友です。


大人になった今、私たちはこのような理由で友達を作ったりすることは少ないでしょう。大人は、子どもと違って、たまたま居合わせただけ、という理由で友達になったりしないからです。

それでは、「大人になってからできる友達」はどんな友達なのでしょう? そのヒントが、このMeetup.comにあります。やりたいこと、情熱を持っていること、興味のある活動があれば、自然に集まるのが大人だからです。

世界に広がるミートアップ文化に乗って、あなたも自分のコミュニティを探してみませんか?


Meetup.com

(文/大嶋拓人、写真/集合写真家 武市 真拓

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