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印南敦史  - ,,,,  07:30 AM

「偽善」より「偽悪」。ビジネスにおいて非情でいることの価値とは?

「偽善」より「偽悪」。ビジネスにおいて非情でいることの価値とは?

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非情が一流の男をつくる』(川北義則著、あさ出版)は、「男のあり方」に焦点を当てた数々のベストセラーを生み出してきた著者の新作。今回は、タイトルにあるとおり「非情」をテーマにしています。


非情といっても、自分勝手のような冷たさをすすめているわけではない。世間に甘えない気構えでいること、いかなるときも凛とした冷静さを保ち、つねに自分を見つめて自省してほしいということだ。(「はじめに」より)


そして、「ビジネスの世界では、とくに非情さがなければ勝ち抜いていけない」と著者は断言しています。上司に叱られたくらいで会社を辞めてしまうなど言語道断。非情でなければ上を目指すことはできず、甘ったれていたのでは落伍者になってしまうというわけです。

決断についての考え方を記した第4章「決断に情けはいらない」に目を向けてみましょう。


非情でないと勝負には勝てない


世のなかは非情が常。「非情な人になんかなりたくない」と考える人がいても当然ではありますが、そういう人でも競争社会に入ったら、当然のことながら駆け引きもするし、相手の弱みにもつけ込む。必死になって勝負に勝とうとするのは、むしろ当然のことです。


どんなに他愛のないゲームでも、それに参加すると、人はなぜか勝とうとする。それが人間の性(さが)なのだ。(128ページより)


勝負事でも同じで、ましてや人生の勝負は本番中の本番。社会人になるということは、いきなり決勝戦に参加しているようなものなのだと著者は主張しています。


相手に思いやりなどを見せていては、勝負に勝てない。
勝ちたければ、相手を完全に叩く。
勝負とは、そういうものだ。人生の勝負は、否応なく舞台に引っ張り出されたようなものだが、強く生きるとはそういうことなのだ。(129ページより)


この項を著者は、「勝負に思いやりは必要ない」と結んでいます。(126ページより)


非情な人ほど礼儀をわきまえている


「礼儀ひとつですべてが決まる。これほど怖いことはない」と著者。世の中は礼儀をわきまえているだけで、あとはどんな中身の人間だったとしても、一人前に渡っていけるということだそうです。

腹の底でなにを考え、裏でどんなに悪いことをしていても、礼儀さえ守っていれば、世間ではよい人、立派な人で通ってしまう。善良だと思っていた人、頼りがいがあると期待していた人が、いざというときに手のひら返しで冷たい態度をとるのは、その人の本性が現れたにすぎないのだと、著者は記しています。

また、非情な人間も、必死に自分の感情を抑えているときがあるもの。腹が立っても人前では決して怒らない。対人関係は自分の思いどおりにならないからこそ、相手につけ入るスキを与えないためにも、礼儀をわきまえている。

服装、ことばづかい、挨拶、笑顔などなど。難しい作法こそ必要ないけれど、誰が見ても「この人なら安心できる」という礼儀をわきまえた人間であること。これが、非情な生き方のイロハだといいます。(130ページより)


ピンチのときほど冷静さを保つ


非情に生きたいと思いながら、なかなかできないでいる人に対して著者は、「ピンチのとき、自分がどんな態度をとるかを見直してみるといい」といっています。そうすれば、自分が非情に生きられるタイプか、そうでないかがわかるから。

では、いったいどうすれば冷静な対応ができるのかといえば、「ポイントはシミュレーションにある」のだとか。つまり、起こりうる最悪の事態を想定しておけばいいということです。取引先が契約を破棄してきたら、信じていた仲間が裏切ったら、相手が嘘をついていたら──。

そして非情な人は、目の前の出来事を冷静に判断するもの。すなわち、楽観的にも悲観的にもならない。失敗しても、なにかを得られればよしとする。割り切っているように見えるかもしれないけれど、それはつねに最悪の事態を想定しているからだと知るべき。


「ピンチがチャンス」という言葉は誰でも知っているが、実感した人はそう多くないだろう。ピンチに遭遇したら、こう思えばいいのだ。
「これは、格好のシミュレーションの機会が訪れた」(135ページより)


最悪の事態とは、いつでも突発的に起こるもの。だからこそつねに想定して、シミュレーションをしておく。それができなければ、とても冷静な対応など不可能。「愚者は慌てるが、賢者はいたって冷静。非情な人間ほどそれを心得ている」ということばは、的を射ているのではないでしょうか?(133ページより)


どうせなら偽悪者を装え


殴り合いのケンカなどしたこともないのに「やった」とか、不良でもないのに「昔、警察のお世話になった」とか、必要以上にワルぶる「偽悪」には、つまらないことを自慢したがる幼児性が感じられる一方、好ましい印象もときにはあると著者は述べています。しかし、偽悪の反対である「偽善」は、かなり問題のある態度だとも。

偽善者とは、本当はそうではないのに必要以上に善人ぶること。以前は、世間の厳しい目が偽善者を見抜き、指摘する人が少なからずいたものですが、最近はそういう人が少なくなったと著者は指摘しています。それは、世のなか全体に偽善が行き渡り、本物の善人と偽善者の区別がつかなくなったからだそうです。


いまの世の中は、まさに「慈善という名の巧妙な偽善」があふれ、「やさしさ」を売り物にする商売まである。人にやさしい、地球にやさしいなどなど、もううんざりだ。(138ページより)


当たり前ですが、弱者を思いやることに反対する人などいないでしょう。ところが、みんなで大合唱しながら、裏ではこっそり私腹を肥やしていつ輩も少なくないとか。そんな現実を見た著者は、「同じ装うなら、偽悪を装ったほうが、まだマシな気がする」と書いています。(136ページより)

「端的に言って、女にはそんなにやさしくする必要はないのだ」(「はじめに」より)など、あいかわらず川北節は過激。そのぶん抵抗を感じる人もいるかもしれませんし、極端すぎると思える部分もなくはありません。が、そんなところも含め、魅力的であることも事実。男らしさとは何かについて、改めて考えさせてくれる内容です。

(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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