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印南敦史  - ,,,,  07:30 AM

「刺さる/伝わるメッセージ」を生み出す、デザイン目線の発想法

「刺さる/伝わるメッセージ」を生み出す、デザイン目線の発想法

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問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術』(佐藤オオキ著、ダイヤモンド社)は、300以上の案件を同時進行で解決しつづけるデザイナーである著者が、「すでにそこにある答え」に気づくための「正しい問い」の見つけ方を紹介した書籍。

その冒頭、「はじめに『デザイン目線』で考えると、ホントの課題が見えてくる」には、こんな記述があります。


重要なのはデザインのジャンルではなく、新しい視点を提供することでいかにして目の前の問題を解決できるか、です。(中略)こうした新しい視点での問題解決に必要なものこそ、「デザイン目線」で考える、ということ。今までさんざん悩んでいた問題には全然違う側面があると気づくことができ、アイデアが「詰まり」なく出てくる体質になり、問題解決の新しい筋道が見つかって......と、真の課題、本当の答えにたどり着くことができるようになります。


重要なのは、「デザイン目線」はデザイナーだけができる特殊なスキルではないということだとか。本書ではそんな視点に基づき、「問題発見」「アイデア量産」「問題解決」「伝え方」「デザイン」についての考え方を提示しているわけです。なお、個人的には、各本文のあとについているコラムにこそ、多くの人が応用できそうなヒントが隠れていそうだと感じました。

そこできょうは、第4章「デザイン目線で考えると、刺さる『メッセージ』が見えて来る オオキ流『伝え方』講座」のコラムに焦点を当ててみましょう。


メッセージはぎりぎりまで絞り込む


誰の目線でメッセージを伝えるかは、とても大事なこと。しかし、多くのメッセージは「ピント」が合っておらず、ピントが合っていないメッセージの多くは、「盛り込みすぎ」だといいます。幕の内弁当のように、バランスよくいろいろ盛り込む方が安心感があるのかもしれないけれども、メッセージは研ぎ澄ましていった方が刺さるということ。

だから、言いたいことがたくさんあっても、メッセージに優先順位をつける。そのうえで、優先順位の低いものは、思い切って捨てる。そうすることによって伝えたいことの核心がより際立ち、深く刺さるメッセージを発するアイデアが生まれるというわけです。(146ページより)


「ほどく」作業ですでにあるモノを棚卸し


「すでにある」技術やモノを転用する際、やってはいけないのは、「こういうものをつくりたい」という感じで乗り込んでいくことだそうです。まずは「棚卸し」することが重要。すべてを並べてみて、検品作業をすることが欠かせません。

著者も「こんがらがった糸のカタマリみたいなもの」を渡されることが多く、それをまずほどく作業を、クライアントと一緒にやっていくのだといいます。「長い赤い糸が何本ありますね。青い糸は何本ありますね」と確認してから、「では、この糸を使ってどんな布をつくりましょうか」というステップを踏むという手順です。

その会社が持っているポテンシャルに当事者が気づいていないことは、案外多いもの。だからこそ、その人たちが持っている本質的な価値をまずどうつかむかが重要なポイントになってくるということです。(150ページより)


「脱線力」で無理やり相手の視点を変える


「どう見られているか」と「どう見られたいか」の違いに気づいてもらうためには、さまざまな質問を相手に投げかける必要があるもの。これには、「脱線力」が役立つといいます。著者の場合、その際には相手の置かれている状況や立場を無理やり変えてしまうように意識しているのだそうです。つまり、頭を切り替えてもらうということ。

たとえば、クライアントの状況について、「カフェ業界は同じような構図になっていますよ」という話をする。すると相手は途端に消費者目線になり、いろいろ話をしてくれる。立場を変えさせることにより、議論に深みをもたらすことができる

つまり、脱線すればするほど、そこからなにかを引き出せるということ。「自分たちはそう見られているのか」という本質が見えてきたり、「こうなりたいと思っていたけれど、ユーザーからはそんなことを期待されていなかった」というようなことがあぶり出されるわけです。(159ページより)


メタファー思考の鍛え方はゲーム感覚で


メタファー(たとえ話)がうまい人は、抽象的な言い方をするなら、なにかとなにかをつなげる、または共通因子を見つけるのがうまい人、ということになるそうです。こうした能力はダジャレと同じで、つなぐものの関係性が離れれば離れるほどおもしろいといいます。縁もゆかりもないものをつなげるからこそ、そこに接点を見出すからこそ、「ちょっとおもしろい」と相手に伝わるという考え方です。

こうした共通因子を見つける力は、ゲーム感覚で身に付けられると著者は断言しています。ポイントは、頭の中に引っかかったものを、とにかくストックしていくこと。その場合、頭の中に浮遊させるのでも、書きためるのでもかまわないといいます。そして、書きためたとしたらメモをたまに振り返って確認し、シャッフルしたり縦に重ねたり横に並べたりして、いろいろな関係性をつくろうとしてみる。その関係性を探していけば、メタファーは見つかるそうです。(168ページより)


すべてをネガティブとポジティブの目線で見る


デメリットに見えるものをポジティブに読みかえるためには、手っ取り早い方法があるそうです。それは、すべてをポジティブに見ることと、すべてをネガティブに見ること、その両方を同時にやるということだそうです。

そうして出てきた視点は、往々にして両極端な選択肢を提供してくれるもの。その状況やものごとをネガティブに捉えた場合のオンリーワンのアイデアと、物事を楽観的にポジティブに捉えたときのナンバーワンのアイデアの2つ。この両者が手に入れば、どちらになっても正解な気がすると著者は記しています。(172ページより)

語りかけてくるようなソフトな文体なので読みやすく、ときにユーモアを挟み込みながら本質を突いてくる視点の鋭さは、さすが。どんな仕事をしている人でも、日常に役立ちそうな何らかのヒントが見つかるはずです。

(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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