• GIZMODO
  • FUZE
  • DIGIDAY
  • gene
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • roomie
  • machi-ya
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

小倉若葉|編集者

 - ,,  06:00 PM

これで間違いなし!? マレーシア移住を実現する方法と移住後の心構え:家族で「海外移住」という選択・最終回

これで間違いなし!? マレーシア移住を実現する方法と移住後の心構え:家族で「海外移住」という選択・最終回

150222malaysia_last_top.jpg


2年前、マレーシアに移住した直後にウェブサイト「ワクワク海外移住」を立ち上げ、情報発信をはじめて驚いたのは、想像以上に多くの方が「海外移住」を人生の選択肢として真剣に考えていることでした。

ときにおちゃらけた私のブログも熱心に読み込み、とても真剣な長いメールをくれる読者もいました。なかには、「ぜひ一緒に働かせてください!」という人も(笑)。

でも、実際に移住まで漕ぎ着ける人は、ほんのひと握り。マレーシアまで下見に来た人は、それなりに移住率も高くなるのですが、それでも10組に1組か2組といったところでしょうか。将来の移住組は含まれていないので、長い目で見ればもう少しその割合は増えるのでしょうけれど...。

一方、驚くほどのスピードで、文字どおり「あっ」という間に移住してくる人たちもいます。決断からわずか半年、なかには2〜3ヶ月という人も! 両者にはいったいどんな違いがあるのでしょう? 最終回となる今回は、私見ながら「海外移住」のコツや、移住後の心構えについて書きたいと思います。

これまでの連載過去記事はこちら↓
「家族で海外移住」という選択。 多民族国家マレーシアで子育ても仕事もワクワクしながらやってみる!
意外とかかる!? マレーシアの生活費:「家族で海外移住」という選択・第2回
暮らしやすい? 暮らしにくい? マレーシア生活、ホントのところ:「家族で海外移住」という選択・第3回
人気上昇中! マレーシアのインターナショナルスクール事情:「家族で海外移住」という選択・第4回
マレーシア教育で問題になるのは英語?日本語?それとも...:「家族で海外移住」という選択・第5回


これを決めなければ、「海外移住」は実現できない!?


150222malaysia_last1.jpg

移住3年目の今年、友人たちと日本文化を子どもたちに伝えるプロジェクトをスタートさせました。
正月、節分のあとは、ひな祭り、端午の節句、七夕...と続きます。
来年は2チームに分かれ、新たなメンバーを募集して行う予定。これを毎年行えば...ねずみ算式に日本文化を伝承するチームが増えるというわけです!(あくまでも皮算用ですけどね!)


「移住したい」と言いつつ実現できない人と、実現できてしまう人、両者の話を聞いてみても、移住への思いにはそれほど温度差がないように思えます。では、移住できた人は相当裕福なのだろうと思うかもしれませんが、案外そうでもなかったりします。

ところが、あるとき1つだけ違いを発見しました。移住を実現している人は、下見時にはすでにある程度「期限」を決めているんです。日本を出る日を決めているから当然といえば当然なんですが、その日が来ると、彼らは宣言どおりマレーシアにやって来ます。

これに対して、期限を決めずに「まずは学校や住まいを見てみたい」という人は、下見を終えると「マレーシア、いいですね! 気に入りました!」と満足そうに帰国するのですが、大抵はいつまで経っても移住してきません。

なぜ「期限」を決めることが、それほど大切なのでしょう?

それは、「海外移住」を決めた途端、それを妨害するあらゆる問題が発生するからです。いちばん問題になりやすいのはお金。ときに配偶者や肉親が障壁になることも。このほかにも、仕事や自宅、学校、子ども本人、友人・知人...それはもう次から次へと!!(苦笑) だからこそ「絶対に移住したい」という人には、まずはいつ移住してくるのか、具体的な日にちまで決めることをオススメしています。

「えっ、そんなこと言われても、今はそこまで決められないよ。だって...」と真っ先に言い訳が思い浮かんだ人は、残念ですが、今はマレーシアに呼ばれていないのかもしれません。今、期限を決められないということは、たとえ目の前の10個の問題がクリアになったとしても、いざ期限を決める段階で新たな問題を10個思いついたり、引き寄せたりしてしまうものだからです。


「何とかなる」より「何とかする」という気概を


150222malaysia_last2.jpg

マレーシア品質は、このように店の看板やら商品のパッケージを見ると大体お分かりいただけます(笑)。
したがって、役所でも銀行でも、用事は1日に1件済ませられればいいほう。
日本と比較したり、目くじらを立ててもどうにもならないことばかりなので、何事も"This is Malaysia!"と笑ってやり過ごしましょう!


性格的には、心配症な人よりも楽天家のほうが移住を実現しやすいといえるかもしれません。しかし、「何とかなるさ」タイプの楽天家は、移住まではこぎつけられても、移住後「こんなはずじゃなかった」という場面にばかり出くわす可能性も。

就職やビジネス、子どもの教育など、「何とかなる」と甘く見積もっていると、何とかならなかったりするのが外国です。しかもここは、思いどおりにことが運んだ試しがないマレーシアなのですから!

「何とかなる」って自分次第のポジティブシンキングに思えますが、実は案外他人や運まかせの感覚なのかもしれないと、マレーシアに来て気づきました。「とりあえず行けば何とかなるだろう」という甘い期待よりも、「自分で何とかする」という心意気のほうが、海外では役立つ場面が多い気がしています。


いつでも最悪をシミュレーション。進路は柔軟に変更を


150222malaysia_last3.jpg

特に海外では一緒に子育てしたり、ご飯を食べたり、家族のように過ごせる友人がいると本当に心強いもの。
私の場合は不思議なことに、偶然居合わせた人と家族ぐるみのお付き合いになることが多いです。
「もっと話したい」という人に逢えたら、その場で連絡先を聞いて、その日のうちにコンタクトを取るのがオススメです。少ないチャンスを逃がさないことも、外国で生きていくコツのひとつです。


かくいう私は、ふと「海外移住」を思い立って、いともたやすく実行してしまったように見えるかもしれません。でも私、自分で言うのも何ですが、これでも意外と慎重なタイプで(笑)、いつも最悪を想定しています。途中、次男出産などもありましたが、移住準備には1年7ヶ月を要しました。

現場で身につけた職業感覚とでもいいましょうか。事前にあらゆる事態を想定し、何があっても何とかする、というのが、私たち編集者の大切な仕事のひとつです。だから、必ず保険はかけておく。たとえば撮影でロケに出かけるとき、どうも天気が悪そうだということになったら、事前に代替案を用意し、当日に備えます。

海外移住も国内移住も同様で、何かあったときの逃げ道を確保しておくことは、とても大切です。帰国も上等。「移住したものの、帰国することになった=移住失敗」なんてことはありません。水が合う、合わないというのは、実際に住んでみなければわからない部分もあるわけで、それを「失敗」とひとくくりにしてしまうのは、新たな道を選択して進もうとしている人に対してあまりに失礼だと思うのです。

日本人はタテマエとして「言い出したことは最後まで遂行する」的なことを好む傾向がありますが、他人の目なんか気にせず、道は途中でどんどん変更して結構。むしろブレないほうが危険かも、とさえ思います。

実際、海外に暮らしてみると、想定外のことにぶち当たり、新たに仕切り直しが必要な場面がたくさんあります。私自身、移住後、何度ブレたことか(笑)。たとえば、「これはビジネスになるのでは」と思ったことは、マレーシアではことごとく難しいことがわかり、この地で何をするか決めるのに2年も費やしてしまいました。

今、ようやく本腰を入れて動き出したところですが...でも、いつまた壁にぶつかって方向転換を余儀なくされるかもしれません。というか、きっと余儀なくされることでしょう(苦笑)。

でも、何度でも転換すればいいと思うのです。少なくとも私にとっては、何かしたいと思いつつ何もしない状態より、多少まわり道をしながらでも行動していたほうがずっとストレスが少ないし、毎日ワクワクしながら暮らせるからです。


慎重さと大らかさのバランスが大切


150222malaysia_last4.jpg

学校などを通じて、ローカルはもちろん、世界中から集まっている外国人たちと仲良くなるチャンスがたくさんあります。
ほとんどの場合、彼らも英語は第二言語なので、英語がヘタでも大丈夫! コミュニケーションをとろう、楽しく会話したい、という心意気が大切です。
ただし、日本文化や政治経済など、話のネタはもっておく必要が。


常に最悪をシミュレーションしながら行動する慎重さは、自分や家族の身を守るうえでも大切ですが、同時に大らかさも必要です。

たとえば、家電製品を買うとき。「ここはマレーシアだから」と、疑いのまなざしいっぱいの私は、毎回レジカウンターで新品の商品の箱を開けてもらい、中身がそろっているかチェックしていました。しかしそんな努力も虚しく、コンセントのコードが違うものが入っていたことが、過去2回もあったのです。おかげで今では、店頭で動作確認までするようになりました(笑)。

こんなとき、日本だったら、顔を赤くして怒鳴り込むクレーマーもいそうですよね。恐縮してペコペコ頭を下げる店員さんの姿が浮かびます...。でも、マレーシアでは店員に文句をつけても、悪びれもせず"This is Malaysia!"と笑っておしまい。私たちお客も「そうね、ここはマレーシア」と、納得です。

外国に日本の常識を持ち込もうとするとストレスになるばかりですが、慎重さに加えて、ご当地仕様の大らかさをバランスよく併せもつと、案外トラブルさえも楽しみながら暮らすことができます。


新しい出逢いは外国暮らしの醍醐味のひとつ


海外に出て面食らったこのとのひとつは、今までなんて狭い世界で生きていたのだろうということ。出逢うのは、日本人もマレーシア人も価値観の違う人ばかり。価値観の違いは新たなる世界を知るきっかけにもなるので、あながち悪いことばかりでもないのですが...あまり気の合わない人と一緒にいるとストレスですよね。

東京ではウマが合う人とだけ仕事をして、お酒を飲んだりご飯を食べたりする生活だったので、世の中それが当たり前なのかと思っていました。でも今は、外国で楽しい会話や食事を共にできる友人がいることの貴重さ、ありがたさが身に沁みています。

日本人に限らず、世界中から来たたくさんの人と出逢い、一緒に楽しい時間を過ごせる人を見つけていくことは、外国暮らしの醍醐味のひとつといえるでしょう。なかでも、ローカルの友人たちとの交流は、マレーシアをより深く知るチャンス。互いの国や文化、家族、仕事、教育、ときには政治経済のことまで話題は尽きず、本当にエキサイティングで楽しい時間です。毎度「もっと英語を勉強しなくちゃ!」と反省もするのですが...。

時々「外国で友だちがいなくて淋しい」と嘆いている人に出逢うことがあります。でも、たぶん今の場所にそのままいたら、誰もその人の存在に気づきません。ですから、自分から興味のある場所に出かけ、勇気をもって飛び込んでみることをオススメしています。恥をかいても大丈夫。世の中の人は、自分が思うほど自分のことを気にしていないもの...私自身は恥をかくたび、自分にそう言い聞かせています(笑)。


あなたのヴィションは何ですか?


150222malaysia_last5.jpg

まだまだ知らないマレーシアがたくさん! 昨年夏は、森の中のツリーハウスにも泊まりました。
行ったことのない場所にどんどん出かけていって、子どもたちと一緒に見たことのないもの、食べたことのないものに、どんどんチャレンジしたいと思っています。


「海外移住」は人生の大きな転機となる出来事ではありますが、結婚同様、それ自体を目的にしてしまうと、その後の人生が色褪せて見える可能性があります。移住後もずっと人生を楽しむためにあるといいものーーそれは「ヴィジョン」ではないかと思っています。

・マレーシア(あるいは別の国や地域)で、人としてどんなふうに生き、何を手にしたいですか?

・マレーシア(あるいは別の国や地域)で、人や社会にどう貢献したいですか?

移住後のヴィジョンがないと、便利で清潔な日本が恋しくて、せっかくマレーシアにいるのに引きこもりにならないとも限りません。なかには、マレーシアに失望して帰国してしまう人も...。

前述のとおり、帰国などの逃げ道を残すことはとても大切ですが、せっかくたくさんの労力とお金をかけて来たのですから、マレーシアでの日々が充実したものになればそれに越したことはありません。「海外移住」が目的化していませんか? 移住前も後も、ぜひご自身にヴィジョンを問いかけてみてください。


おしまいに──私自身が「海外移住」で得たもの


移住先として、マレーシアは確かに暮らしやすい国といえるかもしれません。でも、実際には必ずしもパラダイスなわけではなく、暮らしとはあくまでも現実なわけで...これはもう外国だろうが、日本だろうが、どこに行っても変わらないのだなあということを痛感しています。

しかしながら、日本や世界の現状を見る限り、「海外移住」は誰にとっても決して遠いものではなく、早晩、身近な選択肢のひとつとなっていくはずです。すでに若い人たちの間ではそうなりつつあって、実際に日本を飛び出してくる20代、30代が増えていることを肌身で感じています。

その身軽さは、まだまだ手のかかる子どもを抱えている身には何ともうらやましい限りですが、40代は40代の、家族もちには家族もちのやり方があるさ、と若干マレーシアモードでのんびり我が道を歩いています。

あるとき、ふと「マレーシアに移住したことで、手に入れたものって何だろう?」と考えたことがあります。英語による教育? 広くて手頃な家賃の住まい? 見聞が広がったこと? 確かにそうだともいえるけれど、どれもしっくりこない気がしました。

私が「海外移住」で手にしたもの、それはたぶん、子どもの頃からずーーっと欲しかった「自由」でした。学校を含む窮屈な社会からの自由、他人の目からの自由、そして何よりも自分を枠に押し込めようとする自分自身からの自由...。いや、本当はいつも自分の手の中にあったのに、気づかなかっただけなのかもしれませんね。

毎回、想像を超える数の読者のみなさんが本連載を訪れてくださったのと、いつもやさしく原稿を催促してくれた米田編集長のおかげで、遅ればせながらも最後まで走り切ることができました。本当にありがとうございました。

私と家族、そしてマレーシアで一緒に起業した仲間たちとの冒険の旅は、ここクアラルンプールを舞台にまだまだ続く予定です。しかし、旅とはいつか必ず終わるもの。だからこそ、いくつになっても、どこにいても、ワクワクしながら新しい発見と経験を楽しめたらと思うのです。またいつか、地球上のどこかでお会いしましょう!


小倉若葉(おぐら・なおよ)
神奈川県生まれ。WAKUWAKU MALAYSIA SDN. BHD.代表取締役、有限会社デュアル取締役。編集者、ディレクター。青山学院大学卒業後、編集プロダクション勤務を経て、1999年独立。2000年より東京・渋谷区恵比寿に拠点を構え、広告やウェブサイトの制作をする傍ら、NPO法人などでも活動。アートプロジェクトやチャリティイベントなどを立ち上げてきた。2011年3月より徳島に、2012年12月よりマレーシアに拠点を移し、クアラルンプールと東京を行き来しながら、マレーシアの生活情報や教育情報などを発信している。
主宰する「ワクワク海外移住」では、デイジーのニックネームでブログ「クアラルンプール、ときどき東京。」を書いている。

  • ,,,,, - By

    香川博人

    LIKE

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    Sponsored

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    先日、政府は2017年度から公共料金や備品経費の支払いを全面的に電子決済にすることで、30億円の人件費削減が期待できるという発表をしました。 電子マネーやクレジットカード、ネットバンキングの普及により、私たちは現金だけではなく、時間と手間のかからない電子決済を活用する機会が増えていますが、それは企業や法人にとっても大きなメリットがあるようです。 そこで今回、現金決済から電子決済へとキャッシュレス  05:00 PM

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.