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Sougaku Ho

 -   09:00 AM

徒歩3時間かけても行くべきクロアチアにある幻のモニュメント

徒歩3時間かけても行くべきクロアチアにある幻のモニュメント

150222croatia_spomenik1.jpg


旅メディア「TRiPORT」のこちらの記事より転載します。

TRiPORTライターのSougakuです。突然ですが、皆さん、インターネットで上記のようなSFチックな写真を見たことはありませんか?

実はこれ、バルカン半島にある旅人の中で話題のモニュメントなんです。しかし、ガイドブックにも載っておらず、正確な所在地も不明なので「行きたくても行けない!」という人が多いようです。これ以外にも半島全土には不思議なモニュメントがあるのですが、今回はこの「Podgarić(ポドガリツァ)」にある革命のモニュメントへ、2013年に僕がどのようにして行ったのかを紹介したいと思います!


徒歩3時間の長旅


150222croatia_spomenik2.jpg


当時はネットで調べてみても、この「ポドガリツァ」という村の名前以外の情報が出てこなかったので、グーグルマップでとりあえず最寄り駅を探しました。目的地から徒歩3時間ほど離れたところに「Popovača(ポポバチャ)」という駅があったので、それを目途にまずクロアチアへ行きました。

クロアチアの首都ザグレブで宿を確保したあと、免許もお金もない僕は運動靴を買って、ヒッチハイクのためにダンボールに村の名前を書いて準備をしました。

ザグレブの駅から「ポポバチャ」という駅までだいたい1時間半で着きます。駅のインフォメーションセンターで目的地を言えば時刻を教えてくれるので、それをもとにチケットを買いました。駅に着いたときの電車内アナウンスはされないので、電車が止まるたびに窓から駅名が書かれた看板を探すか、周りの乗客に確認しましょう。

「ポポバチャ」からはほぼ一本道です。道路は舗装されていますが村は山間なので傾斜が大変でした。村の名前を書いたダンボール片手に歩いていたのですが、僕のヒッチハイクへの期待を裏切るように車は通り過ぎていくばかり...。諦めてダンボールをバックパックにしまって2時間半ほど歩いていると、突然1台の大きなトラックが止まりました。現地語でなにかを言われましたが理解できず、ダメもとで「ポドガリツァ」と言ってみると、運よく乗せてくれました。これにはすごく感動して、とにかく「フヴァーラ(クロアチア語でありがとう)」と何度もお礼を言いました。


犠牲者が支える翼


150222croatia_spomenik3.jpg


こうして出発したザグレブから約5時間後、やっとこのモニュメントへ辿り着くことができました。

手前に盛り上がっている土の中に眠っているのは、第二次世界大戦中に枢軸国に対抗して犠牲になった人々です。1965年にこれがクロアチアの彫刻家ドゥシャン·ジャモニャによって作られた頃は、バルカン半島はまだユーゴスラビア社会主義連邦共和国でした。大戦中、殺しあった民族がひとつの国家のなかで共存していたのです。

もしかしたら犠牲者が支えるこのモニュメントの翼は、民族の感情に対しては無力だったのかもしれません。なぜならその後ユーゴスラビアは指導者の死後崩壊し、また紛争の時代へと戻ってしまうからです。そうした複雑な歴史背景を考えると、感じる雰囲気や見方が少し変わってくるのではないでしょうか。


いかがでしたか? このようなモニュメントを紹介するサイトは多いですが、実際の行き方が書いてあるものはかなり少ないのではと思います。日本ではまだマイナーなバルカン半島ですが、複雑な歴史が多く眠っているので、行けば観光以上のなにかを得ることができるかもしれません!


TORiPORT

(Sougaku Ho)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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