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印南敦史印南敦史  - ,,  07:30 AM

「あえて不安定」がうまくいく。仕事に困らないフリーランスになるための心得

「あえて不安定」がうまくいく。仕事に困らないフリーランスになるための心得

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フリーランスのための一生仕事に困らない本』(井ノ上陽一著、ダイヤモンド社)の著者は、総務省統計局に勤務する過程で「組織で死ぬまで働くこと」に疑問を持ち、税理士資格を所得して独立したという経歴の持ち主。結果、「自由になった」という思いとは裏腹に「仕事・時間・お金」に追われるだけの生活を続けるなか、大口顧客の契約解除をきっかけとして働き方を一新したのだといいます。

具体的にいえば、「不安から、目の前の仕事をこなす生活」から、「自分の強みが発揮できる仕事をつくり、それを伝えつつ、自分という商品を意識的に磨く生活」にシフトしたということ。そして、「自分のやりたい仕事が、無理なく継続的に入ってくる」という環境をつくり上げることに成功したのだとか。


私は税理士の本業とも言える「税務顧問業」をどんどん減らしています。(中略)その他の収入はすべて単発です。決して安定はしていませんが、あえてそうしています。(中略)自分の身は、自分で守らなければいけません。断言します。フリーランスは安定せず、むしろ不安定な状態をコントロールしながら生きていくほうが絶対うまくいきます。(「はじめに フリーランスとして、真の自由を手に入れる」より)


そんな観点に基づきフリーランスに向けて書かれたという本書の第2章「『あなたにしかできない仕事』をたくさん作ろう!」から、いくつかを引き出してみます。


フリーランス、食うための絶対法則


収入が不安定なフリーランスこそ、新しい仕事をどんどんつくっていくべき。そのために必要なのは、大きな網をはり、仕事がどこからでもくるようにしておくこと。ただし、ひとつの網だけではかかる確率も低くなるので、仕事のチャンスを増やすために「複数の網をはっておくことが大切」だというのが著者の主張。

とはいえ、まったく違うことをたくさんするというわけではなく、本業から派生した事業や、自分の強みを生かした事業が基本。イメージは「販路拡大」で、自分の持っているスキル・知識の提供先を増やしていくということだといいます。

たとえば著者の本業である税理士の場合、「顧問契約」という形態では、「経営者に必要な税務アドバイスを行う」というサービスになります。つまり提供先は「経営者」ですが、これを「サラリーマン」「これから税理士になりたい人」へと広げていくイメージ。前者なら「サラリーマンのための税務教室」などのセミナーが開け、後者の場合は「税理士試験の突破方法」というセミナーが可能かもしれないということです。

ひとつの仕事だけでは、リスクが高くなって当然。いまの時代はインターネットの普及でプロの仕事が減りつつあり、今後はさらに、ひとつの仕事だけでは次第に食べられなくなっていきます。そういう意味でも、「本業だけで食う」という考え方に固執しない柔軟性が大切だということです。(38ページより)


いまの仕事を書き出してみる


ここで著者は、「まずはいま、自分がやっている仕事を書き出してみましょう」と提案しています。「どんなことをやっていて、どのくらい収入を得ているのか」「どのくらいの時間がかかっているのか」を、ざっくりでいいので書き出すということ。現状を見て、売上に偏りがないか、売上の種類が少なすぎないか見てみるわけです。ちなみに業種や業態にもよるものの、最大の売り上げを得るところは30%程度にしたいと著者はいいます。

売上のチェックが終わったら、次にすべきは「来年も仕事がくるかどうか」の確認。「倒産しそうな会社はないか」「担当者に問題はないか」「安く買い叩かれないか」など、考えられるリスクを入念にチェックするということです。(40ページより)


複数の柱を持つ4つのメリット


上記の「本業1本ではなく、小さな事業をたくさんつくるべき」という考え方のメリットは4つあるといいます。


集客がいらない


意外なメリットは、「集客しなくてすむ」ということ。コンサルタントは「顧客を2倍に!」「問い合わせを2倍に!」といいますが、小手先のテクニックは通用しないもの。顧客も問い合わせも2倍になったら大変ですし、もともとできる仕事には限界があるので、無理にとる必要はないと著者は断言しています。

有効なのは、売上の種類を増やすこと。たとえば月100万をひとつの仕事で得ようとすると、かなりの集客が必要になります。しかし数種類の仕事を持っておけばハードルは低くなり、無理をしなくてすむといいます。


相乗効果がある


複数の柱を持つことによって見込めるのは、もちろん相乗効果。たとえば「デザイン」「イラスト」「ブログ」と3つの柱を持っているとしたら、ブログを通じてデザインやイラストのことを発信可能。イラストの仕事の中で、「誰かデザインできる人を知ってる?」という引き合いがくることも予想されるというわけです。また、セミナーで話したことが本業へのフィードバックになるなど、ひとつの柱でやったこと、得た知識やスキルが、別の柱で役立つことも多いそうです。


自分を磨ける


複数の仕事を行うことで、飽きずにフレッシュな気持ちを維持することが可能に。複数の柱は自分をさらに磨き、ハングリーさを持つためにも必要だということ。


リスクヘッジ


複数の柱があれば、なんらかの事情によってひとつの柱の売り上げが落ちたとしても、リスクを分配することが可能。基本的に受注仕事が多く、いつでも仕事がくるわけではないのがフリーランス。なにがあっても慌てないように、あらかじめ複数の柱を持っておくことが重要だというわけです。

また複数の柱があれば、他の柱で収入の穴埋めをすることが可能になるため、気乗りしない仕事や条件の悪い仕事を断ることもできると著者は説明しています。(42ページより)

このように本書では、フリーランスとして安定感を維持していくために必要なことをひとつひとつ、わかりやすく解説しています。そのどれもが、独立に際しては必要不可欠なものばかり。フリーランスを目指している人には、足場を固めるために必読の一冊だといえます。

(印南敦史)

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