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春野ユリ  - ,  06:00 PM

美術館で「楽しいふり」をするのをやめてアートを本当に楽しむ方法

美術館で「楽しいふり」をするのをやめてアートを本当に楽しむ方法

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美術や芸術に苦手意識を持っている人は、誰かに「美術館に行きたい」と言われたら、心配になって、馬鹿かと思われるようなことを言ってしまわないか思案し始めてしまうかもしれません。しかし芸術を面倒なものを思う必要はありません。もっと上手に鑑賞して楽しい体験にする方法をご紹介します。


解説を読み有料音声ガイドを聞く


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絵画でも、映像や音でも、彫刻や建築やそれ以外の形の芸術でも、作品は歴史上のある時間と場所からの感情の結果です。その歴史の短い説明があるだけでも、鑑賞者のアーティストに対する理解と共感が深まります。

専門家は作品を解釈するのに普通の人より多くの時間を費やしており、その分野の勉強をしていることが多いので、専門家の解釈を参考にするのも良いでしょう。料理のシェフが生の材料を使って料理を作るのと同じように、芸術の専門家はひとつの作品に時間をかけて解説を書きます。そのおかげで普通の人も容易に芸術鑑賞ができるのです。美術について解説したウェブサイトも参考になります。例えば、『Art as Therapy(治療としての芸術)』(英語サイト)をご覧ください。

当然のことながら、芸術の形が違えば解説のタイプも違ってききます。音声ガイドは美術館では素晴らしく効果的であり、本は視覚芸術の場合に適しています。もっと個別にみるなら、「Genius.com」はヒップホップカルチャーと音楽に適しており、それ以外の音楽にもどんどん広がっています。

鑑賞したい芸術の知識が素晴らしく豊富な友人がいるなら、その人と一緒に鑑賞しに行ってください。違う世界が見られます。私は美術史を勉強した友人と美術館に行きました。そこで見た作品のアーティストの人生がそれぞれの作品にどのように影響を及ぼしたか、彼女が教えてくれなかったら私には知り得ないことでした。

作品の背景を知ることと実際にその作品を心で感じることのバランスを取るようにしてください。私は理解を深めようとしてずいぶん解説を読むのに時間を使いましたが、彼女はほとんどの時間を実際の作品を見ることに使って、私がほとんど作品を見ていないと指摘しました。背景を理解するのは大切ですが、意識的に芸術を味わうことも同様に大切です。


自分の反応に注意を払う:意識的に心を遣って芸術を味わう


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私たちは、技術的な観点で作品を吟味しようとしていることがずいぶん多いものです(例えば「わぁ、とても自分にはできないな」とか「おや、これならうちの子供でもできそうだ」等)。

しかし作品の評価をしていると、実際の作品を見たときの自分の反応や気持ちに注意が行かなくなります。だから是非、自分が作品を見たときの反応に注意を向けましょう。その作品を聞くとき、あるいは見るとき、または素晴らしい内装や建築物の中を歩いているとき、あなたはどう感じていますか。

抽象芸術を鑑賞するのが難しい理由はこの点にあります。多くの人は抽象芸術を初歩的な物、不明瞭でもったいぶった物としてすぐに退けてしまいます。抽象芸術鑑賞はマインドフルになる練習としては完璧です。作品の良し悪しを判断しないでください。作品に浸り、心で感じるのです。

QuoraユーザーのChristopher Reiss氏は抽象芸術に何かを「見ようとする」ことに対して「これはロールシャッハテストではないのだから」と反論して、画家ジャクソン・ポロックの絵の鑑賞の仕方を解説しています。

それはペンキとキャンバスの面以外の何物でもないのです。渦を見て感じてください。そのエネルギーを。その絡まりを。ポロック氏はキャンバスの端も真ん中と同じぐらいたっぷりと色を置いています。目で見ると常に見損なってしまうので、勢いを心で感じてください。自分の中に取り入れて理解するのは難しいのです。

背景と歴史を理解するために時間を使うことと、忍耐強く作品を吟味して自分がどう反応するか十分に注意を払うことを同時にバランスさせるのは、かなりやっかいかもしれません。バランスを上手く取るためには、作品を評価したり比較したりせず自分自身にいくつか質問を投げかけてみましょう。


芸術のことを考える:道しるべになる質問を投げかける

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疑問はその作品の制作プロセスに気持ちを集中させることにつながります。芸術の形によって心を配る点がそれぞれ違ってきます。例えば、視覚芸術なら、象徴を探したいと思うでしょう。カラーパレットと組み合わせを考えてください。建築物の中を歩くときは、そのアーティストがなぜこのディテールやニュアンスをデザインしたか自問してみてください。

私は建築の専門家ではありませんが、フランク・ロイド・ライトのユーソニアン・ハウスの外壁に使われているコンクリートブロックを見ました。ライブコンサートやサウンドトラックを聞いているときは、ビートやテンポのことを考えましょう。そうすると曲を通してムードが変ります。場合によっては歌詞に耳を傾けて意味を考えましょう(ときには二重、三重の意味があるかもしれません)。

美術研究家のTerry Smith氏は芸術作品に出合うと、以下の4つの質問の答えを探すことにしているそうです。

  • 今見ている物は何か?(あるいは、聞いている物は何か、どんな物の中を歩いているか)
  • それはどのように作られたか。
  • いつ作られたか。そしてそのとき世の中で何が起こっていたか。
  • 何を訴えようとしているのか。制作したアーティストにとってどんな意味があるのか。そして今鑑賞している人間にとってどんな意味があるのか。

道しるべになるような質問はたくさんあって、芸術の形によって違ってきます。例えば、「この絵を見ることができない人にどんな絵か説明するとしたら、何と言い表しますか」を「この曲を聴くことができない人にどんな曲か説明するときは何と言い表しますか」のように変えます。


芸術作品の制作について知る


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出来上がった作品を見ると簡単にできそうに見えます。しかし、製作の難しさやニュアンスは、聞いてみるまでは、そして究極的には自分でやってみるまでは、絶対にわかりません。例えば、ラップは単純なリズムと詩以上のものには聞こえません。しかしComplex Mediaの編集長兼チーフコンテントオフィサーのNoah Callahan-Bever氏は以下のように書いています。

誰かのリズムにダメ出しするなら、少なくとも1回は自分で座って16行詩を書いてみてください。誤解しないで頂きたいのですが、誰にでも鑑賞者として意見を言う資格はあります。しかし制作過程の難しさに少し敬意を払うと作品に対して自分が感じている不満をどう表すべきかがわかってくるかもしれません。

芸術作品がどのように作られるかを理解する最初のステップとしてお勧めなのは、制作過程を実際に見ることかもしれません。例えば、私の好きなことの1つは、「単純な」リズムだと言う人がいるかもしれない物を作るのにどれだけの作業がされているかを見ることです。

何らかのタイプの芸術に自分は特に興味があると気付いたら、それについての講座を受けることを考えてみてください。自分の嗜好をさらに高め、芸術への理解と共感を深める一歩です。QuoraユーザーのJoshua Engel氏はシェークスピアの理解の仕方を説明していますが、これはあらゆる形の芸術に当てはまります。

これは、食べ物を賞味するには食べたり料理したりするべきで、味をみもせず料理の本を読んでいるのではだめだというのと同じぐらい当たり前のことです。たしかに言葉の難しさは障壁となりますが、その作品が生み出されることの困難とは比べ物になりません。作品鑑賞は、練習や勉強ではないからです。

まずその劇を見て、楽しんでください。その劇を文字で読んで、言葉がどのように使われてその素晴らしい作品を作り上げていったかを知ろうとするのは、それからです。

ひとたび芸術の背景にあるプロセスを知ると、作品1つ1つに込められた作者の献身と職業倫理を今まで以上に高く評価できるようになるでしょう。


いずれは芸術が好きになるかもしれない


前述したテクニックのうちのどれかが、芸術嫌いを緩和してくれることを(そして何らかの芸術を味わえるまでに成長させてくれることを)祈っています。芸術を楽しむのは、物を考えることと大きく違うわけではありません。むしろ、その作品に対する少しの共感と理解、そしてそれよりもはるかに多くの集中と心遣いを要するのです。

昨今の速度の速い世界では、芸術を素直に楽しむのはなかなか大変なことですが、やってみると大いに甲斐のあることでもあります。


Herbert Lui(原文/訳:春野ユリ)

Photos by Shutterstock,Twentyfour Students, Nathan Umstead, Chad VanWalsum, and Tong Tuan Anh.

  • ,,,,, - By

    香川博人

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