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米田智彦米田智彦  - ,  11:00 AM

とことん「素直になる」ことで合コンも人脈も制す。合コンの達人・カラテカ入江のコミュニケーション術 

とことん「素直になる」ことで合コンも人脈も制す。合コンの達人・カラテカ入江のコミュニケーション術 

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芸能界だけでなく各界に広い人脈を持ち、テレビやライブだけでなく講演会でも活躍中のお笑いコンビ・カラテカの入江慎也さん。そんな入江さんのもう一つの顔が、「合コン界のファンタジスタ」。3000回を超える合コンの実体験をもとに舞台のネタとして磨きをかけてきた合コン用語が「おもしろい!」「コレ、使える!」「あるある!」とTVやネット、SNSで話題です。

今回、入江さんが上梓した『カラテカ入江の合コン用語辞典』(日之出出版)は、は170を超える「合コン用語」をメインに、「合コン法則」「合コン陣形」「合コンモテク」など"合コンを楽しめる"コンテンツが凝縮されています。たとえば、「EXILE状態」は、「最初は7人で飲んでいて、あとから7人やってきて、さらに5人増える」。「のぞみ」は、「めちゃくちゃ早く帰る女子」等々。

初対面の人とどう会話し、打ち解ければいいのかは、多くのビジネスパーソンにとって悩みの種でしょう。そこで今回、入江さんに合コンから学べるコミュニケーション術を中心にお話をお聞きしました。


入江慎也(いりえ・しんや)
1977年生まれ。東京都出身。矢部太郎とともに1997年、お笑いコンビ・カラテカを結成。芸能界だけでなくアスリートやミュージシャン、俳優など交遊関係が広いことでも有名。20歳から本格的に合コンをはじめ、多いときは週8(ダブルヘッダー)でこなす。生涯コンパ数は3000回以上とも言われる。彼が発信した「合コン用語」は現在テレビやネットで爆発的な人気になっている。


合コン道に近道はない。継続あるのみ!


米田:今回、『合コン用語辞典』という本を出版された動機や意図からまずはお話していただけますか?

入江:今、居酒屋離れであったり、それが高じて合コン離れという状況が結構あるので、みなさんに「合コンは楽しい場なんだよ」というのを分かってもらえたらなと思いました。最近は、仕事が終わると、吉本の後輩芸人たちもみんな帰ってしまうんですよ。昔だったら楽屋をウロウロして先輩にご飯をごちそうになるといったことがあったのですが、そういうのがなくなってきたので。

米田:やはりネットやスマホの普及もあってみんな自分の世界にこもりがちなんですかね。入江さんが最初に書かれた本(『カラテカ・入江のコンパライフ 女子もう帰っちゃうの?』(日本文芸社))は2007年に出版されていますが、このときはまだそういう雰囲気はなかったのでしょうね。

入江:そうなんです。その頃はまだまだ世間は合コンをやっていたとは思いますね。合コンって人で出会える楽しいイベントですので、もうちょっと盛り上がってもいいのではないかなと。

米田:入江さんの初合コンは20歳頃だったそうですが、当時のコミュニケーションスキルはいかがでした? かつての入江さんも悩みながら、手探りで築いていった部分があるのではないかなと思うのですが。

入江:なにより「合コンが大好き!」という気持ちがあったのと、やはり先輩とつながれる場所が合コンだったということが挙げられます。芸人としてなんとかチャンスをつかもうと必死だったのだと思います。でも、いまだに合コンのコツというものはつかめていないんですよ。

米田:え!? 入江さんでも?

入江:いや〜何度やっても難しいものです。今回の本にも書いたのですが、合コンは行き続け、やり続けなければダメだなっていうことなんです。

米田:じゃあコツやハウツー云々よりも継続ですか。

入江:そうですね。継続こそ合コンの秘訣、だと思っていますね。


合コンは相手への思いやりをみがく場


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米田:『合コン用語辞典』は、入江さんの舞台でのネタの結晶でもあるそうですね。

入江:舞台でもやって、大学の学園祭とかでもやって、反応が良かったので本に出したいなと思ってたんですよね。それであと合コンでも使ったりしてきたんです。

「ちょっと蓮舫してくれない?」=「サラダ仕分けてくれない?」みたいな。「今日の合コン、工業高校だから」=「あ、男多いな」みたいな。そういう感じで使っていたりするのですけどね。

米田:合コンの極意はまだつかまれていないと仰っていましたが、基本は、僕ら日本人の持つ気配り、おもてなしの心なのではないかなと思うのですが。

入江:本当にそうだと思いますよ。相手のことをいかに思いやれるかに尽きます。いかにして喜んでもらえるという。要は、「接待」だと思うんですね。


不安な要素があったら全部さらけ出してしまう


米田:テレビ番組の中で、ギャグが滑ろうが、ナンパを断られようがとにかく前進していける入江さんを観て、多くの人がたぶん入江さんはメンタルが強いのではないかなと思われると思うのですが、その点はいかがですか?

入江:いえ、僕はメンタルが強いとは思っていないです。

米田:え!? そうなんですか...ダメだったらぱっと切り替えてすぐ次にいく、みたいなところがあるというのが印象なのですが。

入江:僕は自分がメンタルが強いと思っていないので、そう思われることについてはちょっとよく分からないですが、純粋に必死だ、ということだと思うんですね。

米田:では、合コンに失敗して落ち込んだりとかされる?

入江:めちゃくちゃしますよ。

米田:じゃあ、結構思い悩むタイプですか?

入江:僕、たぶん、今がその状況です。今も悩んでますから。結構、いろんな人に「俺、どうしよう...」と言いまくります。

米田:い、今ですか(苦笑)。割と自分の弱みを見せてしまえるタイプなんですね。

入江:そうですね。後輩にも腹を出すから珍しい先輩ではあると思います。

米田:先輩風を吹かしたり、強がったりはしないのですか。

入江:あまりしないですね。

米田:そのときに後輩の方というのはどういう反応を?

入江:無言ですね。

米田:む、無言!(笑)。

入江:たぶんどうしていいのか分からないのでしょうね。それも分かっていてしゃべるのですが。

米田:それは...入江さん独特のコミュニケーション術ですね。

入江:そうですね。だから基本的に全員に対してそういう感じかもしれないです。僕は、何か不安な要素があったら、全部出した方がいいのではないかなと思ってるところがあるんですね。


合コンは毎回テーマを決めて臨むべし


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米田:でも、合コンの時間では、例えば自分がまだウケてないなとか、場に受け入れられていないなみたいな、そういうのはあまり弱みは見せないわけですよね?

入江:いえいえ。合コンはもうテーマを決めて行うものになっているんですよ。たとえば、今日誰を立てるかを考えて臨んだり。ある先輩を立てるといったら、別に自分が今日モテようとは思わないですし、仲間うちでやるときは盛り上げるし、テーマごとに、目的に沿ってやっているだけですね。

米田:ではご自身が女の人を口説きたい、落としたいというときも、もちろんあると思いますが、その際はモードが全然違うわけですか。

入江:そのときはもう確実な後輩を呼びますよね。自分のことを脅かさないヤツと、僕のことをちゃんと理解してくれているヤツを呼びますよ!


基本、連絡先は教えてしまいます


米田:合コン術とはまた変わるのですが、入江さんってお友達が5000人いる、というキャッチフレーズがよく出てきますね。僕もこういう取材の仕事をしていると、いろんな方に会うのでなかなか名前とか顔が覚えられないのが悩みなんです。人脈の整理みたいなものとか、まめなメールの連絡、そういうのもいろいろ説いてらっしゃいますが、人脈の整理術はどういうふうにされています?

入江:僕も全然顔を覚えられないです。「お久しぶりです!」と突然言われても誰だか分からないときはいっぱいあるので、最近はその辺は諦めています。もうキャパシティー超えたなと思っているので。だから、LINEを交換したらその場で、例えば今日だったら取材、ウェブ、編集長、22時から、といったことをLINEのトークに書きますね。

米田:連絡先は結構フランクにいろんな方に教えてるんですか?

入江:基本もう全員に教えます。

米田:ぜ、全員ですか...すると、後々、いろんな方から「入江さんあのときは...」みたいな感じで言われちゃいますね...。

入江:言われますよ。でも、「ああ、おはようございます」と言って、「どうもありがとうございます」と。「覚えてないですよね」と言われたら「ああ、すいません」と。

米田:そこももう素直に言ってしまうのですね。

入江:「すいません、どこでお会いしましたっけ?」とかまんま聞いてしまいますね。


人と再会するための理由を必ず1つつくる


米田:例えば、白鵬関や女性サッカーの澤選手などスポーツの世界や音楽業界など、入江さんの人脈はとても幅広いですね。過去の本でも、とりあえず誘われたら行ってみて、違うジャンルの飲み会にも飛び込んでみることが大事だとお書きになられていますね。ただ飛び込まれたあとに、そのジャンルの業界の話題が続くと、ポツンとしてしまうのではないかと、僕なんかは恐れるんですが、そのときの突破口はどうされているんですか?

入江:そのときどきの話題を面白がって聞くということですね。「ああ、こんな世界もあるんだなあ」と。そして、「芸人の世界ではこうですけど違うのですね」みたいな感じで会話に入っていきます。だから、普通の人だって、「サラリーマンの世界ではこうなんですが...」とか言って会話に入っていけばいいと思いますよ。

米田:今まで「この飲み会、飛び込んでみたもののどうしようかな」と思ったのだけど、そのあとはすごく仲良くなられた方とかいらっしゃいますか?

入江:アスリート飲み会という、澤さんと最近出会った会は、最初は全然レベルが全然違う話になるだろうな、と思って行ったんですけど、結果行って良かったなという感じです。

米田:1回目は割と飛び込みでやって、そのあとの連絡というのはどんな感じでやり取りされるのですか?

入江:やはり人と会う理由を1つ作るのが一番いいと思うんです。例えば、誰か会いたい方がいらっしゃるとしたら、女の子を連れていったらどうですかとか。何かメリットがないと人ってわざわざ来ないものですよね。特に有名な方は来ないですよ。僕も、普通に「飲みませんか?」と一般の方から連絡が来てもやっぱり行かないですから。でも、何か楽しそうな感じだったり、紹介したい人がいるのでとかだったら行くでしょうし。そういったフックがないと時間が限られていますからね。

例えば僕が巨人の坂本(勇人)選手に飲もうよと言っても、やはり忙しいから僕と飲む理由がそんなにないじゃないですか。そこで、例えば、一昨年坂本選手と飲んだときはアンジャッシュの渡部(建)さん呼んだりしましたね。何か面白そうだなと思ってもらえる、行きたいなと思ってもらえるきっかけをつくる。そこにはとても気を遣っているかもしれないです。いやらしいかもしれないですけどね。


合コン用語辞典を使えば合コンも盛り上がる!


米田:今回の本の中で特にお気に入りの用語とかはありますか?

入江:「TNP」(頼んでないピザが来る)はよくあることなので面白いなと。

米田:「金と友に去りぬ(お金を払わずに一緒に来た友達を連れて帰る女子のこと)」や「壇密(男子が密になって反省会をすること)」なんかも思わず笑ってしまいました。

入江:本当ですか。ありがとうございます。あとは「東スポ」とかね。幹事と全然言ってる情報が違うとか。

米田:この1冊を巡るトークだけで合コンが盛り上がりそうですよね。

入江:そうなんですよ! これを合コンに持ってきたら絶対面白いと思って作ったんですよ。本をネタにしたオフ会みたいな感じで使ってもらいたいですね。


必勝法は「うまい飯屋」を用意すること


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米田:普通のビジネスマンが一番使える、応用が利くみたいな合コンテクニックをしいて挙げるとしたらどういうことですか?

入江:絶対的なのは、うまい飯屋を用意しろということですね。そこは絶対ケチらずに、こっちがいくら不細工でも食事が良かったら、最悪でも飯がうまいから会話が成立するんですよ。1時間はたぶんもちますね。

超デブやハゲでも、飯屋が相当うまかったら、女の子は食べて「おいしい!」といい気持ちになるので、その店を知っている男が魅力的に見えます。本の中で「『渡部Walker』を完成させろ」と書いてあるのですが、そういう感じで飯屋を知っておくのは重要ですね。

米田:なるほど。じゃあ、出てくる料理に対しても何かしらうんちくとかも必要ですか?

入江:いえ、それすら要らないんですよ。女の子は勝手に食べるので。

米田:ああ、そうなんですね!

入江:だって、おいしいものを食べるとみんな幸せではないですか。会話が要らないんですよ。

米田:確かにそれは口下手な人でもすぐに取り入れられますね。

入江:だと思います。それが「でもお金がないんだよ」とかいうのだったらテクニックが必要になってきたりするのですが。基本はうまい飯屋を用意することだと思います。


2015年2月1日の後編に続く


(聞き手・文/米田智彦、写真/長谷川賢人)

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